ふたたび沖縄キャンプでの出来事です。
「ぼくは雪男なんだよ」反町康治監督がおどけました。
聞けばこれまで、九州に行けば九州に雪が降り、新潟を発つときには降っていなかった雪が東京に着いたら降っていたこともあったとか。また、バルセロナでは99年ぶりの雪に見舞われたそうです。
なるほど。
けれど、そんな「雪男」監督のもとで行なわれたキャンプは、寒さに凍える日こそあったものの空にはおおむね恵まれていました。雨が降ったときもあったけれど、うまい具合に練習のないタイミングで。
「天気がよく、明るい雰囲気で気持ちよくできた」と、監督は沖縄での11日間を総括しました。
もしかしたら、もう雪男は返上されたのでしょうか?
どうやらそうでもないようです。
チームについて、反町監督は言いました。
「技術的な問題は抜きにして、吸収力や向上心は非常にある。逆にいうと真っ白な選手が多い。
だから、これからが大事。フィジカル的なベースが整ってから何回も繰り返し練習して、どれだけしっかり色付けできるか」
反町監督の前には、やっぱり雪のような「白」が広がっていたのです。
キャンプを終え、2月からはトレーニングや練習試合を通じて色付け作業を続けてきました。
どう守るか、いかに攻めるかといったゲーム戦術の共通意識は日に日に高められています。
反町監督は言います。
「右肩上がりにできればいちばんいい。その間には、敗戦もあれば苦しい時期もあるかもしれない。
でもそれを乗り越えたときにはもっと力強さが生まれる。長いスパンで物を考えないといけないと思っているけれど、向上していく可能性は十分に持っているよ」
シーズンを通して色を重ね、濃くしていき、それが確たる湘南のカラーになっていく。
根底には、貪欲に吸収し、向上しようとする選手たちの純粋で真っ白なハートがあります。
以上
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2009.03.09 Reported by 隈元大吾
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