2月28日(土)FUJI XEROX SUPER CUP 鹿島 vs G大阪(13:35KICK OFF/国立)
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-2/28(土)13:30〜日テレ系列で全国生中継!
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G大阪史上、3度目の挑戦となるスーパーカップ。過去2度は共に浦和レッズと対戦し、06年は「初挑戦ということもあり、大会そのものをチームとして捉え切れていなかった(DF山口智)」こともあり1-3と惜敗。その屈辱を果たすかのように翌07年は4-0と圧勝し、スーパーカップ初制覇を成し遂げた。
その2度の経験をもとに、3度目の挑戦にあたって西野朗監督が強調するのが『シーズンの入り方』の部分。もちろん、スーパーカップの結果だけで全てを判断できるはずはないが、敗戦からスタートした06年のリーグ戦は不安定なリーグ戦の入り方になった一方で、07年はリーグ戦を開幕4連勝でスタートさせるなど、好調な出だしをみせている。しかも07年のようなG大阪のスタイルを存分に発揮しての圧勝は、チームを勢いづけないはずはない。
「06年のように、結果も、内容もよくないゲームをしてシーズンに入っていくのと、初制覇を成し遂げた07年のように内容的にも自分たちの狙いをとれた中で、結果も出してシーズンに入っていくのとでは全然違う。特にうちには07年で初めてゼロックスを獲った喜びを覚えている選手がたくさんいるだけに、そうした経験、そこで味わった感覚が今回を戦う上でも活かされればいい(西野監督)」
スーパーカップでは初の顔合わせとなる鹿島アントラーズは、昨年のリーグ戦で2戦2分。共にスコアレスドローという結果が物語るように、お互いが相手の持ち味を消し、自分たちの持ち味を消される中で拮抗した戦いを繰り広げた相手。
その試合を振り返り「いい守りが出来た一方で、攻撃の部分での工夫が足りなかったという反省も残った」と振り返ったのはDF山口智だが、その反省は今対戦にも活かすべき部分。相手の攻撃をしっかりと封じる中で、堅守をいかにこじ開けるか。別メニューでのリハビリが続いている期待の新加入選手、FWチョジェジン、FWレアンドロは欠場が決定的で、昨シーズンを戦った攻撃陣が前線を預かることになりそうだが、その分、コンビネーションの部分では不安が少ないという利点もある。昨年末、ACLやFIFAクラブワールドカップ、天皇杯において様々な勝利を導き出したメンバーで、その再現といきたい。
「これまでと同じように鹿島とは堅い試合になることが予想される。その中でいかにゴールを奪うかは、攻撃を預かる僕たちにとっても一番大きな使命。FWを任されることになれば、チームの勝利を考えることを第一に考えつつ、『ゴール』を意識したい(FWルーカス)」 また、直近のC大阪とのプレシーズンマッチではキャンプによる疲れもあったとはいえ、個々の運動量があがっていかず、結果的に攻守に連動するいつもの『らしい姿』が見られなかった。それもあってだろう。MF遠藤保仁は戦いのポイントを指摘する。
「運動量を増やさなければいけないのは明らか。これは攻撃の時に限らずピンチになった時も同じ。C大阪の戦の時よりコンディションはみんな良くなっているし、『チームのためにどれだけ走れるか』が大事になってくると思う。」
近年、Jリーグを代表するビッグクラブへと成長したG大阪。昨年末、日本サッカー界に与えた様々なインパクトは強烈で、それゆえ大型補強を敢行した今季のチームへの期待は更に高まっていると言えよう。その『大型補強』の部分については先にも書いた通り、ケガ人が出ていることから、大幅なメンバー変更はなさそう。ただ、場合によっては従来の4バックのみならず3バックの起用や、選手の配置の変更の可能性は大。昨年の戦いをベースにした中で、『新生G大阪』の新たな色を感じられることになるだろう。
さあ、今年最初のタイトルマッチが幕を開ける。前々日に行われた練習前のミーティングでは、選手だけで話をする時間も設けられ「シーズン開幕を前に、また気持ちを揃えてみんなで戦っていこうという、気持ちの部分での確認をした(MF遠藤)」と聞く。昨年末、苦しい戦いの中で示した『勝ち』への執念、『勝負』へのこだわりが『結果』に直結するものだということを肌身で感じ取ったからこそ、『気持ち』を揃えて挑む、国立の舞台。2月28日、G大阪は目標である前人未踏の『6冠』奪取に向け、その第一歩を踏み出す。
以上
2009.02.27 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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