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【第13回北九州市長杯争奪 北九州招待サッカー大会】大会プレビュー:どんなサッカーを目指すのか。北九州市長杯で確かめよう(09.02.06)

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第13回北九州市長杯争奪 北九州招待サッカー大会(@北九州市立本城陸上競技場)
2月7日(土) 第1試合 福岡 vs 岡山(12:00)/第2試合 ニューウェーブ北九州 vs 鳥栖(14:30)
2月8日(日) 3位決定戦(10:30)/決勝(13:00)
●入場料無料! 詳細はこちら
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 北九州に球春の訪れを告げる「北九州市長杯争奪 北九州招待サッカー大会」が2月7日(土)、8日(日)の日程で、北九州市立本城陸上競技場で開催される。主催は福岡県サッカー協会と北九州市サッカー協会。第8回大会からは後援にJリーグも名を連ねている。
 大会開催の目的は、北九州市におけるサッカーの振興と競技力の向上を図ること。北九州市をホームタウンとするニューウェーブ北九州が、Jリーグ所属チームや、九州大学選抜などにチャレンジする形で歴史を重ねてきた。

 過去の大会を振り返ると、各カテゴリー間の力の差や、チーム始動後間もない時期に行われているなどの理由から、Jリーグ所属チームがサテライトやユース主体で臨むなど、どちらかといえば、タイトルをかけた真剣勝負というよりも調整的な要素が強かったが、今年は少しばかり趣を異にしている。その理由は参加する4チームの顔ぶれにある。地元北九州市をホームタウンとするニューウェーブ北九州はJリーグ準加盟チーム。そしてJリーグ勢としては、サガン鳥栖、アビスパ福岡、ファジアーノ岡山の3チームが参加。調整的な要素は変わらないものの、今シーズンのJ2の戦いぶりや、Jリーグ昇格の行方を探る手がかりを得ることができるからだ。

 しかも、3位決定戦が行われるため、各チームともに2日で2試合を戦わなければならず、固定したメンバーではなく、所属選手の多くがプレーすることが予想され、新加入選手の特徴や、選手同士の相性、そして各チームが目指す方向性などを知る絶好の機会。サポーターのみならず、サッカーファンにとっても非常に興味深い大会となった。

【ニューウェーブ北九州】
 2006年2月27日に発表された「北九州フットボールクラブ基本計画 2006-2010」で、2010年シーズンからのJ2入りを目指すニューウェーブ北九州は、今年がその事業計画の最終年度。今大会ではJ2チーム相手に自分たちの現在位置を知る絶好の機会だ。宮川大輔をターゲットマンにして左右からフォローし、その前の3人を佐野裕哉が操るスタイルがどこまで通用するのか。そして、ファジアーノ岡山から移籍してきた伊藤琢矢、重光貴葵の2人が、チームにどこまで溶け込んでいるかが見どころ。最終ラインに君臨するドグラスがJ2相手に強さを発揮できるかも注目のひとつだ。

【サガン鳥栖】
 サガンドリームスに経営譲渡してから5年目の節目の年に、チームが掲げるスローガンは「夢昇格」。J2優勝を果たし、その結果、J1昇格を果たすことを具体的な目標として戦う。そのため、日本代表経験を持つ山田卓也、サイドのスペシャリスト柳沢将之の両ベテランと、J2屈指のMFとして知られる島田裕介を獲得。チームに経験を注入すると同時に、中盤からビルドアップしてサイドを幅広く使うサッカーへのシフトチェンジを図っている。課題は昨シーズンのJ2得点順位3位の藤田祥史が抜けた穴をどうやってカバーするかということ。新加入ながら背番号9を託された若い市原大嗣に期待がかかる。

【アビスパ福岡】
 J1昇格を目標に掲げながら2年連続で中位グループに甘んじた福岡は、今年がJ1昇格に向けて待ったなしの勝負のシーズン。選手個々のモチベーションは高い。注目の新戦力は、昨シーズンのJ2得点順位2位の高橋泰と日本代表経験を持つ田中誠。得点力と守備力を上げることで、チームの安定感を高めることが昇格に向けてのポイントだろう。そして、最大の鍵は新外国人ウェリントンと城後寿が組むダブルボランチ。前線と最終ラインの補強の成果を最大限に生かすためには、ボランチの安定が必要不可欠だ。まだ、本格的な連携が取れる段階ではないが、その可能性を探る大会になりそうだ。

【ファジアーノ岡山】
 初めて臨むJリーグの舞台に備えて大量19人の新加入選手を獲得。所属選手は44人という異例の大所帯で2009年シーズンに臨む。始動後間もないとはいえ、まずは競争の中から戦える選手をセレクトするのが最初の作業。ピッチの上で結果を出せる選手は誰か。その見極めが今大会での最大のテーマだろう。注目選手は昨シーズンまでキャプテンを務めた川原周剛、昨シーズンのJFL得点順位3位にしてベストイレブンの小林康剛、同じく4位で、新人王とベストイレブンを同時受賞した喜山康平、そして水戸ホーリーホックから移籍してきた西野晃平。J初見算のチームがどんなサッカーを見せるのか興味は尽きない。

 さて、大会の日程は以下の通り。それぞれのチームの方向性と、現時点での調整振りを確認できる貴重な大会、かつ、両日とも入場料は無料。北九州のサッカーフリークはもちろん、サッカーファンを自任する方なら、ぜひ、北九州市立本城陸上競技場に足を運んでもらいたい。

以上

2009.02.06 Reported by 中倉一志
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