本日、ベストアメニティスタジアムでサガン鳥栖「新体制発表会見」が行われました。席上のコメントは以下のとおりです。

●井川幸広社長
「サガンドリームス5年目を迎えた今季は、節目の年なります。松本育夫監督（現GM）が2年、岸野靖之監督が3年目となり、この4年間で培ったものが自信となるからです。
これまでのスローガンは、1年目が夢劇闘、2年目が夢超戦、3年目が夢必翔、そして先年が夢結蹴でした。それは、皆さんと戦い、皆さんと挑戦し、皆さんと羽ばたき、そして皆さんと一緒になるためでした。チームの思いを毎年のスローガンに込めて来ました。節目となる今年のメッセージは、『夢昇格』です。3位ではなく、J2での優勝を飾って昇格したいという思いを込めました。
今年の新加入の選手は、昨年戦ってとても嫌な思いをさせられた選手たちが加入してくれました。可能性のある若い選手たちも揃いました。4年間で確実に成長しています。この、結果としての昇格を、フロントからの強いメッセージとしました。2009年、昇格に向かって一生懸命戦います。鳥栖をはじめ佐賀県内にこのメッセージを浸透させていきます。J2優勝を目指して頑張ります」

Ｑ：今年勝負の年とのことですが、強化費はどれくらいになるのか、またその体制はできているのか？
「現在、予算は作成中なので具体的な数値は上げられませんが、昨年とほぼ同じです。Ｊ１昇格は、経営規模とイコールだとは思いますが、松本ＧＭと岸野監督が、その壁を越えてくれるものと思います。サポーターの方の×2運動で2千人もの人が多く入ってくれました。それに応えるためにも、挑戦していきたいと思います。また、それを言ってもおかしくないと思います」

●松本育夫GM
「寒風吹きすさぶ中、多くの方にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。これだけ多くのマスコミの方に来ていただいて、今年の鳥栖に対する多くの期待を感じる次第であります。
まずはじめに、監督、コーチ、スタッフの留任と就任を発表します。
（監督とコーチ名を挙げて、就任・留任を発表。詳細は鳥栖公式サイト http://www.sagantosu.jp/c/news/contents/20090123161551_4201 をご覧ください）

次にチームづくりについて説明します。
昨年の反省として、3位の仙台と4位の鳥栖の勝点差は6ありました。この勝点差6はとても大きいものです。
今まで鳥栖は、30歳以上の選手を補強したことがありませんでした。それは、若い選手を育てるためでした。その若い選手が成長し、今年は、“勝つ”ということにシフトするために、これまでにない年齢の選手を取りました。大学生は即戦力になる選手を取りました。
これまでは、11人でのサッカーはできていました。これからは…
・五分での戦いのときに核になる選手
・サイドからの得点力不足を補える選手
・プレッシャーを受けてもミスをしない選手
・両サイドDFから、攻撃のできる選手
・リスタートからの得点をあげることができる高い選手
を考えて補強できました。
藤田祥史が抜けたFWには、外国人選手を獲得するように検討しています。シーズン当初から勝負をかけて、51試合を乗り切れるチームとなりました。どの選手が出てもチーム力は落ちることなく、戦えるようになりました。鳥栖の狙うサッカーをさらに成長させ、昇格を必ず達成します」

以上