18日、柏市市民文化会館大ホールにて柏レイソルの新体制発表会見が行われました。以下に会見での高橋真一郎監督のコメントを掲載します。

----------

●高橋真一郎監督コメント

「みなさんこんばんは。今年から柏レイソルの監督に就任しました高橋です。よろしくお願いします。新人監督ですけれど、自分の新しいチャレンジと考え精一杯頑張っていきたいと思います。
　また、優秀なスタッフ、選手とともに新鮮な気持ちで１つでも、２つでも、３つでも４つでも上を目指して頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
　さて、今年のスローガンなのですが、今年もポルトガル語です。『Ｐｒａ　Ｆｒｅｎｔｅ，ＲＥＹＳＯＬ〜共に前に進もう〜』前進、進歩するという意味です。ちょっと通訳に聞いたのですが、1970年ブラジルがワールドカップで優勝した時、選手とサポーターが、国でこの言葉を掲げて、共に戦い優勝したという、ちょっと良いものを選びました。共に前に進もうという言葉をスローガンに頑張っていきたいと思います。具体的には、クラブとして１つ前に進もうと。２つ目は個人、チームがもっと成長していこう。３つ目はもっと攻撃的にやりたい。前にいく力はある。ただ、その精度を上げたい。という３つのことをテーマに頑張っていきたいと思います。

では、前に進むために何をしていくかということですが、今年は本当に攻撃的にサッカーを進めていきたい。もちろん去年もいろいろなことにトライしました。でも、やっぱり守備から入るというのが多かったと思います。今年は、アクションサッカーということで、自分たちでアクションを起こして相手を崩していくということをやっていきたいと思っています。ただ、忘れてはいけないのはこの３年間でレイソルが積み上げてきたベース、守備の取り組み方だとか、攻守の切り替えの早さ、最後まであきらめない、ボールをどんどん前に運ぶ、ボールを奪ったら早く攻める。これを忘れちゃいけない。このベースを大切にしながら、その上にアクションサッカーを増やしたいということですね。そうすることが、レイソルが前進する、成長することだと思う。そういうサッカーをやっていきたいと思っています。ただ、これはチームだけではできません。サポーターとチームが１つになって、それが一番レイソルの良いところなのですが、今年１年本当に一緒に戦っていきたいと思うのでよろしくお願いします」

Ｑ：はじめてコーチから監督へとなりました。チームの顔として、「開かれたチーム」をコンセプトとしている柏でこれからサポーターとどのような関係作りをしていきたいとお考えでしょうか？

「（チームの）顔かどうかはわからないですけど、練習に関しては基本的には非公開はやらないです。ただ、セットプレーの練習の時だけ、ちょっとだけ非公開にさせていただくことがあるかもしれませんが、10分ぐらい（笑）！！あとはもう非公開にはしませんので、よろしくお願いします」

Ｑ：新メンバーの顔ぶれを見た感想を、去年以上とおっしゃっていましたが、具体的にどのようなことを考えての上位なのか？

「まず最初の質問ですが、この顔ぶれには満足しています。若いユースの選手に関しては、即戦力ということにはならないかもしれないですが、プロのスピード、パワーなどに慣れてくればどんどん活躍できる機会は増えてくると思います。アルセウに関しては、チームの中心として考えています。大いに期待しています。コーチに関しては、井原は僕の右腕として期待していますし、シジマールにはＧＫの部分の全権をもってもらいます。
　もう１つの質問ですが、去年までの3年間でものすごいベースはできたと思います。先ほど申し上げましたけど、攻守の切り替えや早いプレッシング。でも、そのベースだけでは去年11位で勝ち点46でした。じゃあ今から上位、強いチームを目指すには、自分たちで主導権を持つ時間を増やしていく。自分たちで意図的にアクションを起こして相手を崩すという回数を増やしていくこと。つまり攻撃のバリエーションを増やしていくこと。アクションをしていくとは、そういう時間を増やしていくことが大事。去年より攻撃的にいくことを目指します。
　で、ウチの選手は守備に関しては非常に高いものがあると思います。攻撃の部分に関しては、せっかく良い物をもっていても、それをまだまだ出していない選手が多い。それをもっともっと生かしていきたいなと思っています。そういうものが伸ばしていければ、もっと上の順位を狙えると思います」

以上