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【日本代表 指宿合宿】1/14練習レポート:負荷を落としながら、慎重にコンセプトの徹底が進められている。(09.01.14)

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 若手に関しては「よく走れている」との印象を主力選手の一人である中村憲剛(川崎F)が口にしている。ただ、その一方でケガ人が出た場合の追加招集について、各チームの事情もあって明確に無理であると岡田監督が明言。つまり10日から集合しているこの代表メンバーでアジア杯予選であるイエメン戦を戦わなければならないのである。走れている選手がいる一方で、ケガ人を出さない慎重さが求められる。そうしたバランスの上に日々のメニューが組まれている。

 この日は午前の練習時に森重真人(大分)と水本裕貴(京都)が不在となってしまった。共に軽傷ではあるのだがもし彼らが重傷だとすると本職のCBは寺田周平(川崎F)、高木和道(G大阪)の2選手のみとなってしまうところだった。もちろん阿部勇樹(浦和)という万能選手が控えているが、その阿部勇もケガがちであることを考えると、負荷を軽減したメニューが増えてきているのは当然と言えそうである。

 そうした状況の中、午前は攻撃に重点が置かれた練習が繰り返されていた。ラインの裏を取る事を意識した練習や、流動性、コンビネーションの向上を狙った練習などが行われており、印象に残った。

 午後はフリーマンを付けた4対4や、ハーフコートでの4対4など、攻守の切り替えを意識させた練習が取り入れられていた。この練習の最中、岡田監督からは「(奪いに)行け!行け!!」というような指示の声が頻繁に飛んでおり、いわゆる「コンセプト」を徹底するための練習だったと推測される。

 コンセプトというものについて、代表定着を目指す選手の一人である青木剛(鹿島)は「内容は理解していますが、求められている事をスムーズにできるようにしないと」と話していた。目指すべき到達点は「何も考えずに動くように」なること。そのために「意識を高くもってやりたい」と決意を口にしていた。この青木に代表される「日の丸」への思いは、おそらくこの合宿に参加している全ての選手が感じていることだろう。そうやってチームは切磋琢磨し、成長していく。

 最後にこれは余談になるが、午後練習の終わりに一部のメンバーが取り組んだ「走行禁止のミニゲーム」は昨年の12月に行われたミニ合宿での講義を実際に取り入れたものだった。ちなみにこのミニ合宿では、ジョギングなどのローパワー系の運動時に、脂肪分を使うような体質への改善というテーマについて選手に説明がなされている。これはスピードが必要な状況下で使えるグリコーゲンを残せるような体へと体質を改善できるという話であり、寺田などは「12月に聞いたときに面白い理論だな」と思っていたという。この合宿でやってみて急に何かが変わるものではないとは思うが、体質改善につながることが期待される練習を意識させるのはいいことではないかと思う。

以上

2009.01.14 Reported by 江藤高志
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