1月11日（日）新春ドリームマッチ群馬2009
群馬県出身Ｊリーガー vs 草津（13:00KICK OFF/群馬サ）
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群馬県からＪの舞台へと羽ばたいていったＪリーガーと、群馬にホームタウンを置くＪ２ザスパ草津がピッチ上で火花を散らす夢の対戦「新春ドリームマッチ群馬２００９」が１月１１日午後１時、群馬県営サッカーラグビー場でキックオフされる。

今年は、現在開催中の全国高校サッカー選手権で群馬県代表・前橋育英が７年ぶりにベスト４へと進出した（１０日に準決勝）。群馬出身Ｊリーガーチームは、前橋育英出身の選手が大半を占めるだけに、選手たちも大きな刺激を受けている。７日の同校グラウンドには、ドリームマッチ出場予定の数選手が自主トレを兼ねて顔を出し後輩へエールを送っていた。後輩と一緒に汗を流した青木拓也（大宮）は「ドリームマッチは地元でプレーできる貴重な機会だし、多くの先輩たちと一緒にゲームが出来るので楽しみにしている。成長した姿を見せたい」と、ドリームマッチ、そしてチーム始動日に向けての調整を進めていた。

今年のＪリーガーチームは、大島秀夫（横浜FM）、細貝萌（浦和）、青山直晃（清水）、田中亜土夢（新潟）、青木拓矢（大宮）、廣瀬智靖（山形）らが参加を予定している。
毎年、欠かさず登場していた青木剛（鹿島）は10日から鹿児島で行われる日本代表合宿のため不参加となる。青木剛には、群馬の代表として２０１０年の南アフリカW杯の舞台まで駆け上がってほしい。今回のメンバーは次世代を担う若い選手も多いが、この中から青木剛に続く選手が出てくることも期待したい。
前橋育英の山田耕介監督は「ドリームマッチのような試合が行われるのは全国でも群馬県だけ。選手たちには、多くの子どもたちへ夢を与えるようなプレーを魅せてほしい」と話す。

対する草津だが、今季から指揮を執る佐野達新監督の「初陣」となる。お祭り的要素が大きいゲームだが、負けず嫌いな佐野新監督だけに勝負へのこだわりを見せてくれることだろう。今月６日には絶対的司令塔だった島田裕介の鳥栖電撃移籍（所属先の大宮から期限付き移籍）が決定。草津サポーターにとっては心の傷が癒えないままドリームマッチを迎えることになるが、選手たちのパフォーマンスで「島田ショック」を吹き飛ばしてほしいところだ。昨年のゲームでは、みぞれ混じりの悪天候の中、Ｊリーガーチームに技術、モチベーションの差を見せ付けられて０−３で完敗した。今回は、昨年の雪辱を期す。

草津がＪ２へと昇格した２００５年から現行のマッチメークとなったドリームマッチだが、選手コンデションや各クラブとの調整などの問題により、来年以降の見直しが検討されている。今回が最後のゲームになる可能性もあるという。選手、ファン、サッカー協会関係者などによって支えられてきた夢の企画。今回は、ドリームマッチの意義を噛み締めながら観戦したい。

※出場選手は現時点での予定選手名です。変更になる可能性がありますので、ご了承ください。

以上

2009.01.08 Reported by 伊藤寿学