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【第88回天皇杯決勝 G大阪 vs 柏】西野朗監督(G大阪)記者会見コメント(09.01.01)

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1月1日(木) 第88回天皇杯決勝
G大阪 1 - 0 柏 (14:00/国立/44,066人)
得点者:116' 播戸竜二(G大阪)
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●西野朗監督(G大阪):
「素晴らしい選手そしてスタッフに感激している。素晴らしいゲームをしてくれた。天皇杯のタイトルを取るということへのプレッシャーと同時に、結果にこだわらなくてはいけないという強いプレッシャー、今年のACLに出場するということへのプレッシャーがあった。
昨年の(ACL)チャンピオンチームが今年出られないというのは・・・というなかで、FCWCが終わってからの選手の状態を考えると、今日の結果にとても結びつく状態では正直なかった。

厳しい天皇杯の3試合で、内容は満足いくものではなかったが、勝利に対する意識が非常に高かったと思うし、自分たちに見えない潜んでいた力を全員が引き出したなかで戦ってきた3試合だったと思う。結果には当然満足しているし、選手を称えたい。本当に素晴らしい底力を出せたゲームだったと思う」

Q:播戸選手を116分まで使わなかった理由は?
「昨年夏の良くない状態からすると、フィジカル、メンタルもあがってきていたが、フィニッシュのところで得点ができない中で、彼自身もストレスを感じながらやっていた。
スタートから使っても彼なりのプレーは出来たとは思うが、彼が飢えているのは得点を取りたいということ。そこをどう引き出そうかと考えたときに、今日はスイッチして流れを変える中で使おうということだった。決して状態が悪いわけではなかった。スタートを信じた部分もあるし、遠藤、明神、橋本という、いつ自ら×を出してくるか分からない状態の選手がたくさんいたので、播戸に関しては、何とか得点を、というなかでの使い方だった」

Q:後半橋本、遠藤のポジションをスイッチしたのは指示だったのか?
「橋本は、リカバーできた中でスタートしていたはずだったが、切れとか判断力がスタートから遅くて、あの低い位置でミスが重なると、レイソルのスピーディーさを出させてしまうので、HTでも彼には『頭の中を倍速にしろ』といった。

ただ、判断力を早めたなかでもまだ回復できていなかったので、呼んでプレースタイルを修整させようと思ったときに、遠藤が『変わろうとおもうんですけど』と。中盤もかなりあいてきたし、自分がDFラインに近いポジションでボールをさばけるという判断を遠藤はしていた。自分自身も橋本の状態もあったが、遠藤には『大丈夫か?』と確認した上でポジションを落とした。ちょうど遠藤が言ってきたタイミングと、自分のタイミングが合致したので、思い切って攻撃のほうにかけた」

Q:遠藤はFCWCのマンチェスターU戦から下げて使っていたと思うが、その理由と、今日のスタートで遠藤を前で使った理由は?
「ガンバのパッシングサッカーは、やはり遠藤のパスワークからまずスタートし、彼のボール一本のメッセージが次にうまく伝達していく。主導権を取れた中で、ヤット(遠藤)にボールがたくさん入る状況なのか否か、それは相手にもよるし、相手のシステムにもよるが、ヤットのボールの配給を考えられるゲームかどうかということを考えている。

今日についてはヤットの状態がああなので、DFに追われる状況が多くなるよりも、まずは橋本、明神でビルドアップはたくみにいかなくてもまず前半はDFでバランスをとった中で展開を考えると。状況の中でヤット(のポジション)を落として変化をつけようと考えた。
ヤットが万全であれば、今日もスタートから(ポジションを)落としてビルドアップを彼に中心でやらせることも考えたが、フィジカル的にハンデを追っているヤットに、まずは高い位置で、多少ボールが入らなくても前で起点、ある程度ためをつくれればという判断だった」

Q:再びACLの挑戦権を獲たが、連覇へ向けてそして、Jリーグの王者奪還に向けて必要なこととは?
「本年度のシーズンにどういう編成で臨めるか、どういうメンバー構成がガンバにあるのかというのがまず明確ではないので、チームの絵はまだ描けていない。08年の国内リーグとACLをバランスよく戦えなかった事実のなかで、やってきた経験値から、今年は何かを・・・というのはこれから。

同じチャレンジでは(ACL)連覇ということは難しいし、国内のリーグも平行してリーダーとなるチーム力は得られないと思う。08年のチャレンジよりもさらにチーム力をあげたなかで、ACL、Jリーグすべてに望んでいかないといけない。ACLのステイタスはあがっているし、今年韓国、中国のクラブが目の色を変えてくるだろうから、それに対して、国内で力をつけていく中で参戦しないと(ACL出場権のある)4チームは苦戦すると思う。
もう一度フラットにというか、経験したものをベースにしたうえでチーム力を考え直して(リーグ戦とACLの二つに)並行して力を出したいというのが漠然と目標になることは間違いない」

Q:FCWCが終わって燃え尽きてしまう部分の心配はしていなかったか?
「もちろんバーンアウトになってもおかしくないほどやり尽くしたFCWCへのチャレンジだった。本当に素晴らしいチャレンジが出来たし、アジアのリーダーとしての使命も多少は果たせたと思う。そこでもし今年のACLの出場権が取れていたら、この天皇杯でここまでもってこれたかなと考えるとそれは?だ。いい形で天皇杯に移行できたか分からない。

昨年ACLで優勝して、今年度あの場にもう一度という感覚を誰一人として失ってはいなかった。そのなかで結集した力というのがここ3試合で出たと思う。もちろん天皇杯に対する思いもあったが、確かにそういう状態だった。目に見えない力がどこからか出てきた中でやっている感じだった。(監督はなにかした?)いや、選手のそういう気持ちに自分自身もひっぱられたかもしれない」

Q:遠藤の状態は?
「逆に徐々に良くなっていたようだった。一番チェックしていたのはヤットだったが、『変にアドレナリンが出ちゃって痛みがどっかにいった』とか言っていた。本当は痛みも感じながらやっていたんでしょうけど、元のヤットに戻ったのではと思う瞬間もあった。
ロングフィードはやっていなかったが、FKをあいつが蹴るというので状態は悪くないんだと思った。あのときにまだいけるという判断ができた。ここ2日の遠藤をみていて、とても今日のパフォーマンスを期待できるものではなかった。

当初は制限して後半からというのも考えたが、彼のスタイルから考えたら最初から出して、いけるところまでと。本当にどこからそういう力が出ていたのか分からないが、素晴らしい、いまの状態でのベストプレーを出していたと思う」

以上
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