1月1日（木） 第88回天皇杯決勝
Ｇ大阪 1 - 0 柏　（14:00／国立／44,066人）
得点者：116' 播戸竜二（G大阪）
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●石崎信弘監督（柏）：
「3年間やってきた最後の大会で、何としても勝って終わりたかったが、延長で負けたのがとても残念。ガンバがたくさん試合をしてきて疲れているのは分かっていたので、早いうちに、特に前半に勝負を決めたいところでスタートダッシュに今日は重きをおいて戦ったが、そこで点が取れなかったのが痛かった。ただ、何としてでも90分で決めたいということで、フランサ、李と攻撃的な選手を投入したが、後半も得点できずに延長に入ってしまった。

やはりガンバは優勝に値するチームだと思うし、疲れていてもあれだけ正確にプレーできる凄いチームだと思う。ガンバの優勝をまずお祝いしたい。レイソルも私が受け持ってから3年目、J1に上がって2年目というところで、ガンバのようなチームになってもらえるようにこれから努力してもらいたいし、今日の悔しさを糧にこれからも頑張ってほしい」

Q：選手交代について
「90分で蹴りをつけたい、特に後半勝負をかけたところで、まずはフランサというところと、どうしてもフランサトップのトップ下がアレックスだと追い越していく選手がなかなかいないので、状況を見ながら李を投入した。なかなかいい形が出来なかったのが残念。ただ山根の怪我で3人目を使わなくてはいけなかったのは、アクシデントなので仕方がない」

Q：3年間で色々なことがあったと思うが、辛かったこと、嬉しかったことは？
「一番嬉しかったのは、1年でJ1に上がれたこと。今もそうだが、すごく雰囲気のいいなかでトレーニング、ゲームが出来ていること。今日は勝てなくて残念だったが、ひとつの目標に向かって一体となってトレーニング、ゲームが出来ているのがすごくいいと思う。辛かったことは特にない」

Q：今日はあまり運動量で上回っていなかったように思うが、相手のポジショニングがうまかったのか、それとも決勝のプレッシャーだったのか？
「決勝のプレッシャーではない。うちも3日前に試合をやっているし、延長になってガンバにキープされてしまい、まわされてしまったが、決定的な形はペナルティエリアの前でほとんど止めていた。失点のシーンでそこに穴が開いたのが残念。

ただ、攻撃時にあまりにも単調すぎたり、ボールを奪ったあと簡単に奪い返されてしまうというところで、ディフェンスに割く時間が長すぎた。攻撃になったとき、ボールをポゼッションするときはして、スピードアップするときはアップしていかなくては厳しい」

Q：90分で決着をつけたかった理由は？後半ももっとアグレッシブにやってもよかったのでは？
「誰も好んで延長をやりたい人はいないと思う。90分で蹴りをつけたかったのはガンバも一緒だったと思う。メンバーチェンジしたが、後半のメンバーではなかなかプレスがかからないからこそ、前半からあのメンバーでいった。途中で山根の離脱がプレスのところに響いたと思う」

Q：柏サポーターに対して。
「本当に楽しい3年間で、気持ちよくサッカーが出来たのはサポーターの力があったからだと思う。2006年の苦しい時代にJ1にあがれたのもサポーターのおかげ。2008年もなかなか勝てないときに、バラバラにならないでチームを支えてくれたのがサポーターだったので感謝している。これからもっと強くなるなかで、今の雰囲気を忘れずにやってもらいたい」

Q：試合後に選手にかけた言葉は？
「決勝で負けるということは大変悔しいと思うが、胸をはって準優勝をかみ締めてほしいと。よく準優勝するとメダルを外す選手もいるが、そういうことはせずに、自信を持ってもらいたいという話をした」

以上