早春3月8日の開幕から9ヶ月。どのチームにも等しく34節はやってきた。12月6日、夕暮れの中、歓喜に沸くクラブは、安堵に浸る街は、そして絶望に涙するサポーターは…。あの勝点1、あの1得点、あの1失点、過去の事を振り返るのはもうやめよう。ラスト1ゲーム、クラブもサポーターも全力を尽くす。初冬の日本列島にJリーグ2008シーズン最後のホイッスルがなる。
<第33節の試合結果>
11月29日(土)鹿島 ○ 1-0 ●磐田(カシマ)
11月29日(土)川崎F○ 4-0 ●神戸(等々力)
11月29日(土)横浜FM○ 2-0 ●東京V(日産ス)
11月29日(土)清水 ○ 3-2 ●千葉(日本平)
11月29日(土)G大阪○ 1-0 ●浦和(万博)
11月29日(土)柏 ● 0-2 ○大分(柏)
11月30日(日)大宮 △ 1-1 △京都(NACK)
11月30日(日)F東京○ 1-0 ●新潟(味スタ)
11月30日(日)名古屋○ 3-1 ●札幌(瑞穂陸)
<第33節終了時点の順位表>
1位 鹿島 勝点60(17勝9分7敗) 得失点差+25(総得点55)※ACL出場
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2位 名古屋 勝点58(17勝7分9敗) 得失点差+13(総得点48)
3位 川崎F 勝点57(17勝6分10敗)得失点差+21(総得点63)
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4位 大分 勝点55(16勝7分10敗)得失点差+9 (総得点33)
5位 F東京 勝点55(16勝7分10敗)得失点差+6 (総得点48)
※3位以内(3位までのチームが天皇杯優勝の場合は4位まで)はAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場。鹿島は既に3位以内が決定。
<順位の決定方法>
勝点合計の多いチームを上位とし、順位を決定する。但し、勝点が同じ場合は以下の順によって順位を決定する。
1 得失点差
2 総得点数
3 当該チーム間の対戦成績(イ:勝点、ロ:得失点差、ハ:総得点数)
4 反則ポイント
5 抽選
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<優勝の条件>
・鹿島○(勝点63) → 鹿島優勝
・鹿島△(勝点61) → 名古屋が12点以上取らない限り鹿島の優勝
・鹿島●(勝点60)、名古屋○(勝点61) → 名古屋優勝
・鹿島●(勝点60)、名古屋△(勝点59)か●(勝点58)、川崎F△(勝点58)か●(勝点57) → 鹿島の優勝
・鹿島●(勝点60)、名古屋△(勝点59)か●(勝点58)、川崎F○(勝点60)では以下の場合、川崎Fの優勝。その他は鹿島の優勝
1. 鹿島が1点差●(得失点差+24) → 川崎Fが3点差以上○(得失点差+24以上)
2. 鹿島が2点差●(得失点差+23) → 川崎Fが2点差以上○(得失点差+23以上)
3. 鹿島が3点差以上●(得失点差+22以下) → 川崎F○(得失点差+22以上)
※総得点は川崎Fが鹿島を「8」上回っているため、得失点が並んだ場合は川崎Fが上位になる前提で記載しています。
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<ACL出場・3位以内の条件>
【前提条件】
※名古屋●、川崎F△、大分○、F東京○で勝点58に並ぶ場合、得失点差で名古屋が川崎Fを上回ることはなく、大分は13点差以上の勝利、F東京は15点差以上の勝利が必要となり、可能性が極めて低いため、以下のケースでは、川崎Fが他の3チームの上位になる前提で記載しています。
※最終節で大分vs.名古屋の直接対決が組まれているため、名古屋○△の場合は、大分の3位以内はありません。
・名古屋○(勝点61)か△(勝点59)、川崎F○(勝点60)か△(勝点58) → 名古屋と川崎Fが3位以内
・名古屋○(勝点61)か△(勝点59)、川崎F●(勝点57)の場合
1. F東京△(勝点56)か●(勝点55) → 名古屋と川崎が3位以内
2. F東京○(勝点58) → 名古屋とF東京が3位以内
・名古屋●(勝点58)、川崎F○(勝点60)か△(勝点58)の場合
※名古屋の対戦相手、大分は○(勝点58)
1. F東京△(勝点56)か●(勝点55) → 川崎が2位以内、名古屋、大分が得失点差で3位争い
2. F東京○(勝点58) → 川崎が2位以内、名古屋、大分、F東京が得失点差で3位争い
・名古屋●(勝点58)、川崎F●(勝点57)の場合
※名古屋の対戦相手、大分は○(勝点58)
1. F東京△(勝点56)か●(勝点55) → 名古屋と大分が3位以内
2. F東京○(勝点58) → 名古屋、大分、F東京が得失点差で争い、上位2チームが3位以内
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<1位 鹿島 勝点60(17勝9分7敗)得失点差+25(総得点55)>
第34節 12月6日(土)14:30 札幌 vs. 鹿島(札幌ド)
◆第33節の磐田戦。ロスタイムに執念ともいえるゴールを決め、王者が連覇に王手をかけた。
<2位 名古屋 勝点58(17勝7分9敗)得失点差+13(総得点48)>
第34節 12月6日(土)14:30 大分 vs. 名古屋(九石ド)
◆ホーム最終戦で札幌を3-1と退け、優勝の可能性を繋いだ。最終戦はアウェイの大分。最大の関門が立ちふさがる。
<3位 川崎F 勝点57(17勝6分10敗)得失点差+21(総得点63)>
第34節 12月6日(土)14:30 東京V vs. 川崎F(味スタ)
◆神戸から4点を奪い、鹿島との得失点差を大きく詰めた。奇跡の可能性は残っている。
<4位 大分 勝点55(16勝7分10敗)得失点差+9(総得点33)>
第34節 12月6日(土)14:30 大分 vs. 名古屋(九石ド)
◆柏を2-0と破り、ACL出場の3位以内への可能性を残した。今シーズンのJリーグの主役は最後までスポットライトの当たる舞台。エンディングは名古屋とのホームゲーム。
<5位 F東京 勝点55(16勝7分10敗)得失点差+6(総得点48)>
第34節 12月6日(土)14:30 千葉 vs. F東京(フクアリ)
◆終盤に1点を奪い、新潟に辛勝。切れそうな糸を手繰り寄せながらここまで来た。3位以内の可能性は厳しいが、勝って天命を待ちたい。
◆第34節出場停止:梶山陽平
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【J1残留争い】
<第33節終了時点の順位表>
13位 大宮 勝点40(11勝7分15敗)得失点差−10(総得点35)
14位 新潟 勝点39(10勝9分14敗)得失点差−15(総得点29)
15位 磐田 勝点37(10勝7分16敗)得失点差−7 (総得点40)
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16位 東京V勝点37(10勝7分16敗)得失点差−10(総得点38)
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17位 千葉 勝点35(9勝8分16敗) 得失点差−19(総得点32)
18位 札幌 勝点18(4勝6分23敗) 得失点差−33(総得点36)※18位が決定
※17・18位はJ2へ降格
※16位はJ2の3位とJ1・J2入れ替え戦へ出場
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<残留争いのポイント>
【前提条件】
※磐田△、東京V△、千葉○となり勝点38で並んだ場合でも、千葉が磐田を上回るには12得点以上、東京Vを上回るためには9得点以上が必要となり、可能性が極めて低いため、以下のケースで磐田、東京Vが△(勝点38)、千葉が○(勝点38)の場合は、磐田もしくは東京Vが千葉の上位になる前提で記載しています。
※大宮●、新潟△、磐田○、東京V○となり勝点40で並んだ場合、得失点差で磐田、東京Vが大宮、新潟を上回ります。
・千葉は○(勝点38)が残留への最低条件。磐田、東京Vが共に●の場合は15位。どちらかが●の場合は16位となる。
・磐田と東京Vは△(勝点38)で17位は免れる。また、○(勝点40)で16位も免れる。
※磐田○の場合、得失点差で大宮を上回る。また、東京V○の場合、大宮と磐田の直接対決の結果で、必ずどちらかのチームが東京Vの下位になるため、東京Vは15位以上となる。
・磐田と東京Vは勝点が並んでいるため、最終節の成績が良い方が上位になる。共に●の場合は得失点差、共に△は磐田が上位。
・大宮と新潟は16位の可能性が残っている。
◆大宮が16位になるケース
・大宮●(勝点40) → 新潟○(勝点42)で、さらに東京V○(勝点40)
※新潟△(勝点40)の場合は大宮と新潟で得失点差の争い
◆新潟が16位になるケース
・新潟△(勝点40) → 磐田○(勝点40)で、さらに東京Vが○(勝点40)となり、大宮と新潟が得失点差の争い
・新潟●(勝点39) → 磐田、東京Vが揃って○(勝点40)
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<13位 大宮 勝点40(11勝7分15敗)得失点差−10(総得点35)>
第34節 12月6日(土)14:30 磐田 vs. 大宮 (ヤマハ)
◆京都に2-2の引き分け。あと一歩で残留確定を決め切れなかった。17位の可能性はなくなったが、入れ替え戦の16位の可能性がある。
◆第34節出場停止:レアンドロ
<14位 新潟 勝点39(10勝9分14敗)得失点差−15(総得点29)>
第34節 12月6日(土)14:30 新潟 vs. G大阪(東北電ス)
◆F東京に0-1で破れ、安全圏に入ることはできなかった。17位の可能性はなくなったが、入れ替え戦の16位の可能性がある。
◆第34節出場停止:千葉和彦
<15位 磐田 勝点37(10勝7分16敗)得失点差−7(総得点40)>
第34節 12月6日(土)14:30 磐田 vs. 大宮(ヤマハ)
◆鹿島戦ではあとわずかでドローに持ち込めたところを、終了間際に痛恨の失点。17位の可能性も依然残る。
◆第34節出場停止:茶野隆行
<16位 東京V 勝点37(10勝7分16敗)得失点差−10(総得点38)>
第34節 12月6日(土)14:30 東京V vs. 川崎F(味スタ)
◆横浜FMに0-2と敗戦。最終戦は優勝を争う川崎F。17位の可能性も依然残る。
◆第34節出場停止:ディエゴ
<17位 千葉 勝点35(9勝8分16敗) 得失点差−19(総得点32)>
第34節 12月6日(土)14:30 千葉 vs. F東京(フクアリ)
◆清水に0-2で破れ、極めて厳しい状況となった。残留には勝利が最低条件。
◆第34節出場停止:ボスナー
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以上
Reported by 小野寺俊明(ナノ・アソシエーション)
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