11月29日（土） 2008 J2リーグ戦 第44節
水戸 2 - 3 横浜FC　（13:04／笠松／5,573人）
得点者：20' 難波宏明（横浜FC）、48' 西野晃平（水戸）、53' 難波宏明（横浜FC）、84' アンデルソン（横浜FC）、89' 荒田智之（水戸）
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●本間幸司選手（水戸）：
「2失点目は本当に個人的なミス。みんな、あの後も顔を上げて攻めてくれただけに悔しい。ただ、チームとして最後まで戦えたと思う。最後のゴールが今季の水戸らしさだと思う。今季は序盤で戦術面でうまくいかず、第2クールでだいぶかみ合ったときにすごい力が発揮できるチームだと感じて、いい感じで戦うことができた。第3クールでは相手に研究されたところがあり、そこをどう打開するかということが課題になった。今季は（PKストップやスーパーセーブなど）いろいろありましたが、今日ので帳消しです。次出られれば年間フル出場。まずは出れるようにして、そして勝てるように頑張ります」

●大和田真史選手（水戸）：
「本当に残念。後半の2つの失点は自分たちのミスから。1点目も集中が切れていた。あんなに早く相手が蹴ってくるとはみんな思ってなく、キックするときも見ていなかった。自分は御給を見ていたため、御給が裏に動いたのでついていった。試合後にあれでオフサイドが取れなかったと言われたけど、そうではないと思う。
前半からシュートが打ててなかった。ゴールになったシーンも赤星のミドルシュートから。もっと単純に攻撃しないといけない。後半はボールは早く回そうと、前に前に出ようとした。だけど、ミスとカウンターで決められ、残念。相手はカウンターを狙っていたのに、ボールを回してもゴール前に入れず、それでどんどん人数かけて攻めて、カウンターを食らうケースが多かった。出て行くことは大事だけど、出て行き方をもっと徹底しないといけない。チームとして壁にぶつかっている。もっとタフにならないといけない。そんなに簡単に上にはいけない。本当にちょっとしたところを厳しくいけるか、そしてミスをカバーできるか。単純なことをどれだけ一生懸命できるかだと思う」

●荒田智之選手（水戸）：
「チームとしてやろうとしていたことはできた。でも、勝てなかったのが残念。どんな形でも勝ちたかった。赤星を中心に中盤で落ち着くところができたので、裏を狙うことができた。でも、決め切れなかったし、勝てなかった。流れがいいときに裏に飛び出したり、2次3次攻撃が出来なかった。中盤でもうちょっと落ち着いた中でいい攻撃を仕掛けるということが次の課題。自分も流れの中で点を取れていない。次こそは点を取りたい」

●赤星貴文選手（水戸）：
「後半、自分で勝手に右に移りました。前半から左からの攻撃が多かったし、そこでボールを引き出したかった。自分が左に入ってボールが集まるようになった。自然と中に入っていけるようになった。（1点目につながるミドルシュートは）迷わず打とうと思いました。最近はドリブルのフィーリングがいいし、思い切ってプレーができている。でも、もっと精度を上げていかないといけない。1年間、充実感はあるけど、個人的にいろんなポジションもやったし、勉強することが多かった。監督とチームに感謝したい。でも、もっと上に行きたかった。悔しさがある。全部うまくいったわけではなく、課題も出ている。もっと1人1人が考えてプレーして、精度を上げていかないといけない。でないと、チーム力は上がらない」

●パク　チュホ選手（水戸）：
「いつも練習ではクサビにボールを入れて、セカンドを拾うということをやっているが、最近の攻撃はすべてそれだけになっている。今日もみんな前に行くだけで、もっと時間を作ってサイドに展開するということをやらないといけないと思った。前半はロングボールばかりでセカンドを拾いに行くという動きだけだったけど、セカンドボールを拾えずにカウンターを食らってしまった。『もっと足元に！』とみんなに伝えた。もっとパスを受けてサイドに展開して攻めたかった。ロングボールもいいけど、相手が出てこない中で蹴ってばかりではダメ。試合前からみんな『とにかく攻めよう』という雰囲気だったけど、それだけだった。それでミスから3点を取られたのは惜しい。みんな攻撃ばかり考えているから、守備が難しかった」

●三浦淳宏選手（横浜ＦＣ）：
「先制点はドンピシャだった。他にもドンピシャのがあったけど、決めてくれなかった。後半、苦しい展開になったけど、それはいつも一緒。ボールを簡単に失ってしまうから。自分が中に入ってキープしだしたら、相手の攻撃は半減した。悪いときの癖はまだ直っていない。この時期は結果というのはすごく大事。監督も解任が決まってしまったのに、監督とスタッフ陣が1つにまとまってやってくれた。それはできそうでできないこと。チームは今非常にいい状態でやれてますよ。全員がお互いを理解してきた。みんな、ノビノビやれている。若い選手が本当に自信を持ってプレーしだしている」

●吉田正樹選手（横浜ＦＣ）：
「個人的にはもうちょっとやれると思った。だいぶ相手の突破をとめたけど、侵入される場面もあった。後半は赤星が前に来たけど、中に入られるのは怖かったので、外に外にということを意識しました。後半は相手が前がかりになっていたので、我慢しながらカウンターを狙っていた。それがうまくいった。ギリギリまで持ってからアンデルソンに出したら、しっかり決めてくれた。プロ入り初アシストなので、うれしいです。今はプレーに迷いがない。やるサッカーは1つなので、そこを目指してやれている。1年の最後はいい形で終わりたい。サポーターにもなかなか勝利をプレゼントできなかったので、最後は勝利で終わりたい」

●長谷川太郎選手（横浜ＦＣ）：
「監督からはとにかく積極的に行けといわれました。流れの中で積極的に仕掛けることができたし、あの時間の中では仕事ができたと思う。個人的にはもっとシュートを打ちたかった。3点目の場面も僕は相手DFを引き付ける動きをしました。見えにくいところだけど、そういう部分でもチームの勝利に貢献できたと思う。使ってくれた監督のためにも、試合に出られずに一緒に頑張ってきた仲間のためにも頑張っているところを見せたかった。特に岐阜戦の戸川選手には刺激を受けました。自分のためにも、みんなのためにも勝ててよかった。監督やコーチ、そして選手みんな、このメンバーで戦えるのはあと1試合。悔いがないように戦いたい。自分もピッチに立てるように明日からまたアピールしていきたい」

●難波宏明選手（横浜ＦＣ）：
「ゴールはみんなの気持ちが形になって現れた。僕のゴールではなくてみんなのゴールです。前半から決定機を外したり、組み立ての部分でも周りに迷惑をかけてしまった。なので、自分のプレーで貢献したかった。この時期はいろいろ考えることがあるが、ここで燃えないとプロではない。監督は解任になってしまいましたが、3点目決まったときの喜び様から見てもチームがまとまっていることはわかってもらったと思います。チーム作りが遅れてしまったのは、みんなの責任。みんなで受け止めて、来季のためにも最後まで自分たちのサッカーをしていくしかない。次節には今季の集大成を出さなければならない」

以上