11月29日（土） 2008 J1リーグ戦 第33節
清水 3 - 2 千葉　（13:03／日本平／20,079人）
得点者：26' 兵働昭弘（清水）、32' 巻誠一郎（千葉）、38' オウンゴ−ル（清水）、76' 岡崎慎司（清水）、85' 巻誠一郎（千葉）
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●アレックスミラー監督（千葉）：
「ゲームの序盤は、良いスタートができて、イーブンの戦いができた。清水については、どういったプレー、どういった戦術でやってくるかということを理解していたし、たとえば長いボールを裏に入れてくるということに対しては、しっかりと止めることができていた。1失点目は、守備の面で逆サイドでのエリア内でのマークが少し甘くなり、そこで失点してしまった。その後、うちが良い形を作り、同点にすることができた。2失点目は、GKのところでボールがこぼれて、うちの選手に当たって入ってしまった。ただ、サッカーの中では、やはり中盤で良いプレーができなければ、試合運びがむずかしくなると感じていたし、それをうちができなかったことに関しては残念に思っている。中盤でうちが主導権を握られたことで、相手にチャンスを作られたというわけではないが、向こうに自由にパスを組み立てられるようなことをされてしまったと思う。
後半に入って、必要性があったので選手交代をしていった。少しプレッシャーがかかった中でのゲーム運びが続いてしまった。3失点目は、逆サイドに振られてそこにプレッシャーをかけることができず、そこを突かれて3点目を取られてしまった。人生の中では、チャンスがあったときにつかまなければいけないし、そういうところで後悔をしてはいけない。だが、選手たちはしっかりとやってくれたと思う」

Q：今日は勝点3を取らなければいけないゲームだったと思いますが、どのようなゲームプランで臨みましたか？
「今日はいつも以上に勝点3が必要だったし、両チームにとって重要な試合だった。3ポイントが取れれば取りたかったが、中盤で相手にゲームをコントロールされてしまうと、勝利につなげるのはむずかしい。向こうのほうがうちよりも人数が多かったわけでもないが、中盤を支配されてしまった。しかし、後半はうちの中盤が機能し始めて、終盤になってうちが中盤の主導権を握れる形があったと思う。そういう時間帯に、もっとサイドを使って攻撃できれば良かったと思う。
自分が就任してからの記録では、勝点でいえば上から5番目ぐらいのポイントが取れていて、それは名古屋と同じ数字。その中で鹿島がいちばん勝点を取っているが、川崎Fもわれわれより1ポイント多く取っているだけど、大分も2ポイント多いだけ。ただ、選手たちは、今の状況に来るまでベストを尽くしてくれていたし、もし次のゲームでチャンスがあるのであれば、全力を尽くして戦いたいと思っている」

Q：来年はJ1でできるかどうか、今の時点ではわからないですが、来年もこのチームを指揮していきたいと思っていますか？
「そう思っています」

Q：今日でJ2に落ちることが決まるかもしれないという状況の中で、いつものゲームと同じようにやれていたのか、少しナーバスになっていたのか、監督の目から見てどう感じていますか？
「選手がナーバスになっていたのか、良いパフォーマンスができていたのか、見て判断するのはあなたの仕事だと思う。うちには巻とレイナウドがいたが、左から多くのクロスを上げられていたか？といえば、そうではなかった。後ろからダイレクトにボールを入れてしまうと、清水のセンターバックに止められてしまう。とくに4番（高木和道）にはすべて絶たれてしまうところがあった。やはり後ろからのボールは弾かれやすいので、角度を変えながらボールは出さないといけない。
うちがやろうとしていたのは、サイドにボールを散らして、サイドからボールを入れるということ。そうすれば、相手のDFもうちのFWの動きが見えにくくなるからだ。そして、今日の巻の1点目を見てもらうとわかるように、それほど高いボールは必要なく、低く速いボールを入れることが重要だった。清水のDFが下がって（裏の）スペースがなくなるということがわかっていたので、アーリークロスを入れようということを狙っていて、そういう中からゴールが生まれた。もし来週まで残留の可能性が残るのであれば、自分たちはしっかりと準備をして戦っていきたい。自分たちが残留に向かっていくという姿勢を示さなければいけないと思っている」

以上