11月23日（日） 2008 J1リーグ戦 第32節
磐田 3 - 3 柏　（16:03／ヤマハ／14,766人）
得点者：18' ジウシーニョ（磐田）、54' ロドリゴ（磐田）、56' 杉山浩太（柏）、74' 菅沼実（柏）、86' 古賀正紘（柏）、89' カレンロバート（磐田）
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●ハンスオフト監督（磐田）：

「今日は観客にとって非常に良いゲームの典型的な例だった。観客の皆さんは気に入ってくれたと思う。コーチ陣はそうではなかったが。また、心臓に問題を抱えている人たちにとっても、悪いゲームだったと思う。前半は、われわれは形を整えることができず、良くなかった。点を取ることができたのはラッキーだった。だが、相手は3つ4つのビッグチャンスを作っていた。後半はより良い形でプレーすることができたので2点目を取ることができた。でも、その直後に集中を切らせてしまい、ファウルしてしまって失点してしまった。そして、その後はチームが恐れながらプレーするようになってしまった。バックラインが引いてしまい、前後が開いてしまってフィールドサイズが大きくなってしまった。そうなると、MFやFWにとって非常に大変な状況になって、ボールを拾うことができなくなってしまった。何かを恐れるときに、少し引いてしまって自分が小さくなるというのは、人間にとって自然な反応だが、それはサッカーでやってはいけない。負けてしまう。もちろん、個人のミスからの失点だったが、チームとしてコンパクトにできていなかったから失点してしまったという状況だった。その後は新鮮な血と前線の茶野という形にチームを変えていった。しっかり血液を入れ替えることができたと思う。恐れず前に出ることができ、点を取ることができた。だから、このゲームには3つの異なる顔があった。周りのチームも引き分けたり負けたりしたので、状況が変わっていないということは、我々にとって幸運だった。残り試合が3試合から2試合に減ったというところが違う。余裕がどんどんなくなってきているという状況だが、それは我々にとってあまり良くはない。この状況は最終節までもつれ込むと思う。最後まで戦わなければいけない」

Ｑ：前半は、最近のゲームでは比較的、みんなが攻撃的に前に行っているように見えたが、どのようなゲームプランを考えてましたか？
「今日のゲームプランでは、まず我々のハーフにあまり入らせないということを考えていた。相手のハーフでプレーはできたと思うが、ゲームをコントロールすることはできなかった。バックラインでフリーマンを2人にするという状況がかなりあった。フリーマンを1人にしないといけない。他の人たちがマークして、フリーマンを1枚にして、それ以外の選手たちはしっかりプレーできるようにしておかないといけない。それをずっと叫んでいたので、私の喉もかれている。だが、ハーフタイムでそれを修正することができた」

Ｑ：その修正のために、具体的にはどのような指示を？
「簡単なことです。後ろでフリーになっている選手が、出て行って相手をつかまえるということだけ」

Ｑ：選手交代のそれぞれの意図は？
「ジウシーニョは少しケガをしていたので、完全な状態ではないかもしれないので、新鮮な血液に入れ替えようと考えた。犬塚は、似たような理由。彼の場合は、走り方が良くないと思った。ひとつの失点が彼のミスのところから始まったが、そのミスがあったから代えたわけではなく、彼が走り方が良くなかったので、走っても遅れてしまうという状況だったから。その理由は、フィールドサイズが大きくなって、彼らが走らないといけないスペースが大きくなってしまって、消耗していたから。松浦の場合も同じ。フィールドサイズが大きくなっていたので、彼も疲れていた。ただ、状況を変えなければいけないということで、同じポジションではなく前に選手を入れた。それプラス、スイーパーを前に上げて、中央に2人、サイドに2人という形にしてそこにハイボールを入れるということをした。選手たちはそこで非常に勇敢なプレーを見せてくれた。ギブアップしないで、彼らは戦ってくれたので、彼らの気持ちがしっかりとそこにあるということは感じられた」

Ｑ：最後は追いついて引き分けたというのは、最後の2試合に影響はありますか？
「もちろん、引き分けることができたのは良いことだが、2試合しか残っていないので、ミスの余地はない」

Ｑ：茶野選手がイエローカードを受けて、この後出場できなくなるが、チームに対する影響は？
「影響がないことを願っている。選手がいなくなると嘆くこともできるが、土曜日も11人でやるし、その11人はジュビロのために一生懸命やってくれる。クオリティの部分はまた別問題だが」

以上