11月23日（日） 2008 J1リーグ戦 第32節
千葉 0 - 3 横浜FM　（16:03／フクアリ／16,833人）
得点者：54' 兵藤慎剛（横浜FM）、57' 小宮山尊信（横浜FM）、62' 金根煥（横浜FM）
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●アレックスミラー監督（千葉）：

「現代サッカーではパスを繋ぐだけでは勝てない。今日は７５分の中では攻撃の形が作れなかった。最後の１５分になって、選手を代えて少し右サイドを上がったりして攻撃の形が作れたが、その中から効果を得ることはできなかった。横浜FMはカウンターアタックがよいとわかっていたが、そこから２失点してしまった。うちの選手がポジションに戻れなかったために、そこからカウンターを仕掛けられてしまった。今日はよい流れがなく、勝利に値するプレーが出来なかったと思う」

Q：残り２試合になって、引き分けでも残留は厳しい…という状況になったが、選手たちには今後どのような指示を与えるつもりか？
「同じ態度で臨み、２試合とも勝つということを考えるだけ。
横浜FMの強みはボールを失ってすぐにプレスをかける、特に攻撃の中でボール奪うとすぐにペナルティエリアの中に進入してくるということで、それはわかっていた。しかし、うちは序盤から横パス、ショートパス、また横パス、ショートパスというようにボールを繋いでしまい、そういうところで簡単にボールを失いすぎていた。ビデオを見たらわかると思うが、数多くのボールを自分たちのゾーンで奪われていた。自分たちでボールを持っていても、すぐに相手にボールを奪われてしまうということの繰り返しになってしまった。今日の試合でのパスはよくなかったと思っている」

Q：５連勝した時には、まさに監督が今言われた横浜FMのような試合ができていたと思うが、今日それができなかった理由をどう考えるか？
「鹿島がここに来たとき、名古屋がここに来たとき、浦和がここに来たとき、誰が勝ったでしょうか？　千葉が勝った。それらのチームは攻撃的なチームで、千葉は攻め込まれたがボールを奪ってカウンターという形で勝つことができた。
反対に札幌が来たとき、そして今日の横浜FM戦、川崎F戦、引き分けでしたが相手が勝利にふさわしい内容だった新潟戦。これらのチームは下がってカウンターを仕掛けてくるチームで、千葉はカウンターを仕掛けられて失点してしまった。
千葉がもっと成長していかなくてはならないのは、ゲームの中でのパスの組み立て。どう組み立てたらいいのか、周りの選手に対しての動き、そういうことができなくてはならないし、そういうことが今日の試合で足りていなかった点だと思う。
そしてもっと残留したいという気持ちを出さなくてはならない。選手たちはナーバスになっていたのかもしれないが、今日の試合でマンオブザマッチを選ぶとしても、それに値するような選手がいなかった。横浜FMはいい選手がいるし、ボールを持ってそこからパスをできる選手がいて、うまくゲームをコントロールしていた」

Q：ブラジル人選手をベンチからスタートさせたのは、後半に勝負をかけるという意図だったのか？
「レイナウドについては、ケガで１０日ほど練習を離れていて木曜日に合流したばかりだった。ミシェウについては、私の選手選考の中で決めたこと。今日のメンバーで勝てると思っていたので、そういう選択をした。
私のサッカー哲学は、開始５分で自分たちが先にやらなくてはならないことをやってしっかり勝ちに行くということ。そうしないと後悔が残るだけだ」

以上