9月23日（火） 2008 J1リーグ戦 第26節
清水 1 - 0 東京Ｖ　（14:03／日本平／15,206人）
得点者：78' 原一樹（清水）
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●長谷川健太監督（清水）：

「率直に今日の勝利というのは、非常に大きな勝利だったと思っている。前節神戸で苦しみながら勝点3を何とか持ち帰れて、その勝利というのをより価値のあるものにするためには、今日は何としてもホームで勝たなければいけないゲームだったと思っているし、自分たちのつかみかけた流れというを今日で放してしまったら、また逆戻りになりかねないというような状況の中で、苦しみながらもきちっと勝点3を取ったというのは、非常に大きかったと思っている。

中2日というタイトな日程の中で、なかなか思うようなサッカーは前半からできなかったのかなと。ミスから押し込まれる場面もあったし、もう少しボールを動かせる…また動かさなければいけないようなゲームだったと思うが、なかなかそういう入りができず、立ち上がりの決定機というのも決められず、非常に焦れる展開の中、選手たちもよく我慢して戦ってくれたのではないかと。そのへんの精神的なたくましさというのが、今日の最後の1点につながったと思っているし、よく代わった選手が流れを変えてくれたと思っている。ここまで全員で戦って、本当にいろんな選手を使いながらだが、出た選手が本当に責任を持って自分のプレーをして、またチームのためにというところが、こういう勝利の積み重ねという結果に表われていると思っている。また1週間内が、まずコンディションをしっかり整えて、アウェイの鹿島の試合できちっと勝点3を持って帰れるように、またみんなで準備をしていきたい」

Ｑ：この暑さと連戦ということで、早めに消耗が来るというのは予想していたと思うが、そのへんでゲームプラン的に意識したことは？
「ゲームプランというよりも、立ち上がりから得点を取りに行ければ最高な展開に持ち込めると思っていたが、なかなかそういうプラン通りにはさせてもらえなかった。ただ、そういう中できちっとゼロに抑えたというのは、最後のセットプレーからの得点につながったと思っている。ゲームプラン的には、まず先制して、ダメ押ししてということを思い描いていたが、まったく違う展開で、非常に苦しいゲーム展開だったと思っている」

Ｑ：後半28分でFWを2人代えたというのは、かならず勝点3を取るんだという意志をチームに伝えたということですか？
「はい。もう試合前から絶対に今日の試合は勝つ！という話は選手にしていたし、その信念は変えたくなかったし、どちらも苦しい時間帯だったので、何とかフレッシュなFWを入れて、もぎ取りたかったというところ」

Ｑ：前半は少しオープンな展開だったと思うが、後半になるとほとんど危ない場面は作られなかったというのは、どんな修正を施したんでしょうか？
「まずゲームの展開的に、奪って速い攻撃というのは狙っていたが、少し急ぎすぎていた部分があったので、中2日のゲームで、もちろん相手も同じコンディションなので、もう少し広くピッチを使いたいと。サイドチェンジというのがあまりなかったし、えぐってからのクロスというのもなかったので、狙えるときは（速攻を）狙うけど、自分たちがボールを奪ったときにはもっと落ち着いてゲームを展開しようという話をした。（後半は）攻撃のほうである程度時間を作れるようになったので、守備のほうで行って来いの展開というのが少なくなった。それでDFラインも休む時間もあるし、相手の攻撃の起点をつぶすというのも狙いやすくなったと思う。またパウロが入って、だいぶ攻撃が活性化されたというのも非常に大きかったと思っている」

以上