9月13日（土） 2008 J2リーグ戦 第35節
熊本 0 - 4 仙台　（18:03／熊本／3,106人）
得点者：46' ナジソン（仙台）、58' 平瀬智行（仙台）、61' 平瀬智行（仙台）、76' 斉藤大介（仙台）
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●池谷友良監督（熊本）：
「うーん、大変厳しい内容だなということです。そういう意味で、また１からやってくしかないなと、それだけですね。個人的なところもそうだし、チーム全体としてもそうだし…、もっともっとレベルを上げていかないと難しいなというのを、ここ２、３試合で改めて実感しています。何が、というより全てにおいて、やっぱり力が足りないと思います」

Q:前半と後半で、全く違うチームというような印象も受けましたが、前半と後半では何が大きく違ったのでしょうか？
「前半は何とか耐えて、という感じで後半へと思ったんですが、早い時間に１点失って、そこからリズムがおかしくなったなと思っています。その中でバランスが崩れて、イージーな、考えられないようなミスがやっぱり多かった。そんな中で自滅してしまったという印象です」

Q:次節は鳥栖との九州ダービーですが、どのような戦い方を？
「毎試合毎試合のことですが、しっかり準備をするということ以外に、やることはないと思います。練習をしっかり積んで、次のゲームに向けてしっかりプランを立てるということしかない。その中でタフに戦うということ。まあ、今日は、気持ちはあったと思うんです。今週はそういうことを言い続けて来て、選手もそういう気持ちでピッチに立ったと思うんですが、やっていく中でいろんなミスが出たり、そういう中で気持ちが薄れていったというか、空回りしたというか…。
シーズン初めから、厳しい戦いになるということは分かっていることだったので、これでまた全部がゼロになるということではなくて、今日の結果もしっかり受け止めないといけないと思うんですよね。ファンの方も、こういう雨の中で見に来てくれるわけだから、次には恩返しできるように、そのためにやり続けていくということ。その悔しさも、毎回こういうことがあると薄らいで行くこともあるとは思うんですけど、それに慣れるんじゃなくて、しっかり受け止めて、蓄積して行けるかどうかが、今後の残りや、来年、再来年につなげる上では大事だと思います。悔しいことの方が多いと思うんですけど、それは現実としてしっかり受け止めて、できないことは反省して、できるように頑張っていくしかない。そしていつかはできるようになることを信じて、明日からまたやっていきたいと思います。厳しい現実を突きつけられているので、それに耐えて、もっと先をしっかり見て、やっていきたい」

Q:仙台とは過去２戦は引き分けで、今日はこういう結果になりましたが、仙台に対しての印象は？
「最初はショートパスが多くて、もっとテンポ良くというイメージでしたが、最近はしっかり守ってカウンターという感じに変わって来た印象ですね。多分、昇格を狙う中でそうなっているんだと感じます。その辺は最初にやったときより変わって来ているという印象を持っています」

Q:ここ３試合、５点、２点、４点と失点が続いていますが、GKも３試合とも違いますし、CBも違う組み合わせでした。監督としてもいろいろと苦慮されてのことだとは思いますが、大量失点が続く原因と、その対応について聞かせて下さい。
「ひとつはCB、GKが定まっていないというのも要因だと思います。逆に言えば、大量失点しているから替えざるを得ないというか、チャンスを与えていくと思って替えている部分もあるし、累積なんかもあると思うんですよね。そこが固まらないということも、大量失点している原因のひとつだとは思います。ただ、今はいろんなチャンスを与えながらレベルを上げていくというところだと思います。そのあたりで、失点している責任は当然自分にあると思いますけど。まだまだ先を見て、若い選手もいるので組み合わせも含めてやっていきたいし、上を狙う時になったら、そこがコロコロ代わるようなチームだったらダメだと思うんですけど、そういう意味ではまだまだ発展途上のチームだと思うんで、経験を積んで、財産として次につなげるという意味でも、厳しい目で見てもらうのと合わせて、温かい目でも見てもらって、成長させていきたいなと思います」

Q:出場停止明けで２試合ぶりに山本選手が復帰しましたが、今日の彼のプレーについてはいかがでしたか？
「持ち味も出ていたと思うんですけど、これは彼が云々ということではなくて、中盤のバランスの中で、いい時に比べると全体が連動していないなという感じでした。その辺が、こういうゲームになった原因としてあると思います」

Q:厳しいゲームの中で、車選手がクロスや仕掛けで奮闘していたと思いますが、その点はいかがでしたか？
「彼を前に上げて、やっぱり運動量やゴールに向かう姿勢を期待しているので、それはもっと続けて欲しいと思います。そういう場面も多く作ってくれたとは思いますが、チームとして戦っているので、結果が大事な部分もあるのでね。チャンスでしっかり決められるかどうかということと、失点シーンを見ても、ちょっと淡白と言うか、あっさりしすぎている部分があるので、この１週間で修正しなきゃいけないと思います。クロスの対応なんかは、この間のシーンと似ているんですよね。タテを切って中を開けて、早いタイミングでクロスを入れられて、４枚の間に入られている。その辺はトレーニングの中でもやっているんですけど、実際には修正されていない。この辺を根気強くやって、次に修正できるようにしたいと思います」

以上