9月3日（水） 2008 ヤマザキナビスコカップ
清水 1 - 1 Ｇ大阪　（19:00／日本平／8,013人）
得点者：10' 二川孝広（Ｇ大阪）、54' 枝村匠馬（清水）
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●長谷川健太監督（清水）：

「もちろん0で抑えられれば最高のゲームだったと思うが、1点取られた後も、選手たちは慌てずにきっちりとサッカーをしてくれたんじゃないかなと。前半の途中ぐらいからだいぶリズムが出てきて、うまくサイドを使えて、何回かチャンスを作ることができた。それが後半、ああいう形で同点のゴールにつながったと思っているし、途中から出た原なんかも、再三チャンスを作って相手に対して大きなプレッシャーをかけてくれたと思っている。ホームのゲームでも、ガンバよりシュート数が多かった試合というのは記憶がないので、勝てなかったことは残念だったが、ファーストレグは1-1で終われたということで、セカンドレグは0-0ということはないと思うし、2-2であればうちが抜けるわけだし、逆に勝てば文句なく抜けることができる。そういう意味では、（ホームで）勝って、向こうにいって守りに入って消極的なサッカーをやるよりは、先制されて追いついてファーストレグを終われたというのは、非常に大きな自信になったと思う。中3日ではあるが、しっかり準備をして、決勝戦に行けるようにみんなで戦っていきたいと思っている」

Q:前半もかなり良い形にはなったが、もうひとつ攻撃の変化というか、ちょっと枝村選手とか矢島選手が消えてしまった時間帯もあったように思うが
「枝村に関しては、向こうの明神がきっちりと対応していたと思うし、そういう中で（マルコス）パウロや山本真希のところで何回かビッグチャンスがあったと思っていますから、そのへんは枝村が逆にうまく周りを使わせるような動きをしてくれたんじゃないかと思う。
矢島に関しては、後半に1本、市川のクロスから決定的な場面があったが、非常によく前線で起点になってくれたと思っているし、彼の前への突破という部分に関しては、相手のDFラインを非常に押し下げた部分があったと思うし、そういう動きがあったからこそ、原のああいうプレーにつながったと思っているので、トータルで見れば、選手たちはよく自分の役割を果たしてくれたと思っている」

Q:高木和選手と兵働選手のポジションに入った、岩下選手と山本真選手の評価は？
「真希（山本）は本当に素晴らしかった。細かいミスはあったが、これで自信を持ってやってくれるんじゃないかと。あそこのレンジのシュートというのは彼の特徴でもあるし、打つことによってああいう得点も生まれたわけなので、これから非常に楽しみにしたいなと思っている。
岩下に関しては、若干ボケるシーンもあったが、最後まで落ち着いてよくやってくれたんじゃないかと思っている」

Q:2枚替えしたときに、山本選手に代えた本田選手に期待した部分は？
「真希の運動量が少し落ちてきたので、ガンバのストロングポイントは中盤の選手で、中盤でうまくボールを回されると非常に苦しくなるので、そのへんで本田拓を入れて、中盤の戦いという部分に関して優位に立てるという意味で拓を入れた。
（原）一樹に関しては、やってくれると思っていたので、期待通りの……得点を取ってくれれば期待通りだったが、次の試合に期待したいなと思っている」

Q:マルコス・パウロ選手が良いプレーをしたと思うが、監督から見た彼の評価は？
「本当に良くやってくれていると思う。ゴール前で少し消極的なプレーもたまにあるが、彼のファイティングスピリットや運動量は、今のチームにとっては欠かせないものだと思っているし、非常によくやってくれていると思う」

Q:GK山本海人選手の出来は？
「一発目のFKに関しては、少し早く動きすぎてしまったかなというのはあるが、その後は本当に落ち着いて、何回か危ない場面があったが、よくビッグセーブで防いでくれたと思う。後、取った後のフィードをという部分に関しても、非常にテンポ良くフィードがなされていたんじゃないかと。それによってチームのテンポというのが非常に良かった感じがしたので、これから楽しみにしていきたい」

以上