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【さいたまシティカップ2008 浦和 vs バイエルン・ミュンヘン】レポート:ポドルスキが3ゴール!浦和は後半に2点返すもバイエルンに力の差を見せつけられる。(08.08.01)

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7月31日(木) さいたまシティカップ2008
浦和 2 - 4 バイエルン・ミュンヘン (19:32/埼玉/27,292人)
得点者:15'ミロスラフ クローゼ(バイエルン・ミュンヘン)20'ルーカス ポドルスキ(バイエルン・ミュンヘン)42'ルーカス ポドルスキ(バイエルン・ミュンヘン)56'梅崎司(浦和)62'ルーカス ポドルスキ(バイエルン・ミュンヘン)80'阿部勇樹(浦和)
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 アジアと世界の間には、まだまだ大きな溝がありそうだ。
 アジア王者の浦和が、ドイツ・ブンデスリーガ覇者バイエルン ミュンヘンに挑んだ「さいたまシティカップ2008」はスコア以上に力の差を見せ付けられることになった。
2対4。終盤には浦和の粘りも見えたものの、前半の0対3という数字がそれを如実に表している。

「前半は早いテンポを保つことができ、早いボール回しもできた。すべてがうまくいった」(クリンスマン監督)。その言葉どおり、浦和は序盤からバイエルンに圧倒されてしまう。
 シーズン開幕を約2週間後に控えた準備段階だけに、バイエルンは現在、フィジカルを中心とした体力強化に重きを置き、トレーニングを積んでいるという。加えてクリンスマン新監督にとっては、これがバイエルンで初めて指揮を執る試合。戦術面の徹底などは、まだまだこれからだ。それでも、両者の差は歴然だった。

 開始1分、元ブラジル代表MFゼ・ロベルトの突破から、いきなりドイツ代表FWポドルスキにシュートを許すと、2分にもトルコ代表MFアルティントップの右クロスからドイツ代表MFシュヴァインシュタイガー。立ち上がりから、バイエルンの素早いパス回しに浦和の守備は後手を踏んでしまう。
 そして15分、ゼ・ロベルトのクロスにドイツ代表FWクローゼが右足で合わせて1対0とバイエルンが先制すると、20分、42分にもポドルスキが追加点。浦和は集中も欠いてか、あっさりと3点を献上してしまった。
 なかでも圧巻だったのは、42分の3点目。浦和は中盤でのやってはいけない横パスをクローゼに引っ掛けられると、そのままペナルティエリア付近まで持ち込まれ、最後はポドルスキの左足を食らうことに。ミスを突かれた上に、人数が揃いながらも簡単に突破を許し、ゴールネットまでボールを運ばれてしまった。
最終的には6本のシュートを放ち、3ゴールを挙げたポドルスキに、その決定力の高さを見せつけられたといえるだろう。

 後半はバイエルンが次々に主力選手をベンチへと下げ、浦和も闘莉王らが入ったことで、徐々に息を吹き返す。そして56分、相馬の突破から、こぼれ球を梅崎が押し込み1点を返すと、80分には阿部のオーバーヘッドが決まって、2対4まで追い上げを図った。

 敗れはしたが、浦和にとって収穫はリーグ戦でなかなか出番のない若手にチャンスが与えられたことだろう。先発した19歳のエスクデロが前線で積極的なプレーを見せたほか、途中出場した18歳のMF高橋と17歳のMF原口が、それぞれ少ないプレー時間のなかでも自信を手にしたようだ。「得意のドリブルは通用すると感じた」(高橋)。「試合の雰囲気を味わえたことは収穫」(原口)。

「結果、2対4で負けたことはよくなかった。ただ90分を振り返ればいい経験になった」(エンゲルス監督)。これを次に生かすことが、クラブにとっても選手にとっても、次へのステップになる。

以上
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