7月13日（日） 2008 J2リーグ戦 第26節
湘南 4 - 1 愛媛　（19:03／平塚／4,738人）
得点者：12' 阿部吉朗（湘南）、26' 内村圭宏（愛媛）、30' 坂本紘司（湘南）、53' アジエル（湘南）、80' 石原直樹（湘南）
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●菅野将晃監督（湘南）：
「どうもありがとうございました。前回のホーム水戸戦で、結果だけでなく内容も悪いゲームをここ平塚でしてしまったことで、今日はサポーターの人達のために取り返さなければいけないゲームでした。それをピッチ上の選手たちが本当に体ごと表してくれた。愛媛の素晴らしい攻撃的なサッカーに苦しめられることは試合前から予想していて、実際そういうゲームだったと思います。でも一人ひとり、そしてそれが全員になって粘り強くディフェンスから得点を生んだと思う。これがまたひとつ我々の闘い方だと思います。すべての選手がやってくれましたが、あえて一人挙げるなら、田村雄三のプレーにこのチームのプレーが、気持ちが象徴されているのではないかと。あれだけ不細工な選手があれだけやってくれる（会場・笑）、ほんとうに素晴らしい働きだったと思います。ただこれをこの1試合で終わらせてしまっては、チームが追い求めてることに対してここからが重要な局面になってきたと思っているので、今日のような熱い闘いを毎試合やって、それが結果にも繋がっていくと思う。練習でも不細工な雄三が声を掛けてやってくれているように、みんなで一緒になって闘っていきたいと思います」

Q:その田村選手について、守備はもちろん1点目の起点となったミドルも含めて攻撃面でも大きな貢献をしたと思いますが、その点はいかがですか。
「あれはたまたまです（会場・笑）。勢いでやってるだけなので、それがきちんと通るときもあればとんでもないことになる場合もあるので、あまり褒められたものではないんですが。ただそういう意味では彼もまだ成長できる。彼のようにまずは闘える、そしてもっとうまくなりたい、成長したいという気持ちを持ってる選手は、ストロングであるディフェンスをやり続けながら、幅も広げていける気が僕はしています。もっともっとやってくれる、やってほしいなと思っています」

Q:ほとんど愛媛に攻撃らしい攻撃をさせなかったと思うが、どういう対策を練られましたか。
「まだ今後も1試合あるので対策は明かせませんが、前線に人数をかけてくるので、ゲームを握られる時間は今日も多かったと僕は思っています。最後まで危ない場面はうちにもたくさんあったので。ただそこで粘り強く、体を張ってでもボールを引っ掛ける、あるいは奪えば、逆に言えばそこから必ずチャンスが生まれる。大まかですが、今日のゲームではそういうプランを持っていたので、点になったのもほとんどそういう形だった。だから1点目以外の3点は完全に抜け出た点でしたよね。ああいう形にはしていきたいなという思いだったし、それを選手がやってくれたと思っています」

Q:久々にジャーン選手がベンチに入りましたが、どの時点で投入しようと思いましたか。
「やっと復帰してくれましたが、まだ実戦を多くはやっていないのでスタートは難しい。いろんな想定をした中で、愛媛の控えのなかで今日は三木選手だけだったと思うが、FW2枚ぐらい大きな選手をいままで控えに置いていた。前節の徳島戦の反省も踏まえて、もしリードしてる場合、相手はゴール前にボールを集めてくる。あるいは今日1点は取られてしまったんですが、やはりFKからというところでのケア、手当てをするという純粋に戦術的な意図を持った上でのジャーンのベンチ入りでした。やはり彼がいることによってまたひとつ違った雰囲気を作ってくれる。アップから今まで通り、自分がいつもスタートで出ているのと同じように熱いものをみんなに伝えてくれたし、我々にとって大きな力だと思っています」

以上