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【ヤマザキナビスコカップ:決勝 川崎F vs G大阪】G大阪プレビュー:2年ぶり2度目の決勝の舞台。G大阪がゼロックスに続く、今季2つ目のタイトル獲りに挑む。(07.11.03)

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11月3日(土)ヤマザキナビスコカップ 決勝 川崎F vs G大阪(13:35KICK OFF/国立
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★試合の模様はフジテレビ系列にて13:30〜 生中継!
 ラジオはニッポン放送(AM1242)にて13:00〜試合終了まで完全生中継!!
★HIT THE SCORE!決勝のスコアを的中させろ!投票受付中!
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 G大阪にとっては2年ぶり2度目のナビスコ決勝の舞台が迫っている。前回は、千葉との激戦を繰り広げ、「点を穫れなかった=うちのスタイルを出せなかった(西野監督)」結果、スコアレス、PK戦の末に敗れたが、あの時の悔しさは忘れていない。いや、あの時のみならず、昨年1つもタイトルをものに出来なかった悔しさは、今年の『タイトル』への意欲をより強めていると言えるだろう。決戦を前に選手たちが口にした言葉はそれを証明するものだ。

「ここで負けたら何も残らない。全てがゼロになってしまう。だからこそ勝ち切りたい(FW播戸)」「やるからには結果が欲しい。こういった舞台で一番大事な気持ちと意気込みを持ってしっかり闘いたい(FWマグノアウベス)」「タイトルに直結する一発勝負の試合。相手は攻撃力のある川崎とはいえ慎重になりすぎるのもどうかと思う。いつも通りいい入りが出来ればいいと思う(DF山口)」「『タイトル』への思いもモチベーションも高い。勝つことしか頭にない(MF明神)」「タイトルのために、チームとして1つになって、楽しいサッカーをして勝つ(MF遠藤)」予選からチーム一丸となって戦ってきた。代表離脱による中心選手の不在、ケガ人の続出にも動じることなく、代わってチャンスを得たメンバーが結果を残すことでつかみ取った決勝への切符だ。そういった意味ではリーグ戦とは違った、クラブ全体のとしての挑戦を続けたナビスコカップ。

 「リーグで成長するのとはまた違うチーム力を備えることができた大会」だと西野監督は胸を張る。それを確実にチーム力として今後に繋げるためにも、是が非でも「穫りたい」タイトルだ。

 先週末のリーグ戦でG大阪は勝って首位・浦和にプレッシャーをかけ続けなければいけないはずの清水戦で、惜敗。逆に川崎Fは7-0で圧勝をおさめたように、対照的な状況でこの決戦を迎えようとしている。しかも今季のリーグ戦でG大阪は、川崎Fに一度も勝っていない。それでも選手たちに過剰な気負いはない。その礎となっているのが「自分たちのサッカーをすれば結果が残せる(MF遠藤)」という自信。

 今季は4バックに取り組む中、自慢の攻撃力アップはもちろんのこと、出来るだけ失点を減らすことで攻守にバランスのとれたサッカーを目指してきたG大阪だが、実際、そうした戦いが出来ている時は、殆どの試合で結果をつかみ取っている。だからこそ決勝の舞台でも、前線からの守備を怠らずコンパクトにラインを敷いてボールを奪い、攻撃に繋げて行く姿勢を貫く決意だ。川崎Fの攻撃力もG大阪に劣らずJ屈指の迫力を備えていることは承知の上だが、そこに対するケアは徹底した上で「相手の攻撃力を分かっていてもアクションを起こしていく、今年のスタイルを示したい。リアクションの中で動かされるのはうちのスタイルではないし、僕の性格にもあってない」と西野監督は言う。2年前、初のリーグ優勝を決めたリーグ最終節での川崎戦のように、だ。

 とはいうものの、一発勝負、ファイナルという舞台で『いつも通り』戦うことの難しさも分かっている。2年前の同じ舞台でも、昨年のリーグ戦でも天皇杯でも、ゼロックススーパーカップでもそれは痛感してきた。だからこそ「いかに平常心で、これまでの経験を糧に普段通りの力が出せるか(西野監督)」も明暗を分ける大きなポイント。その上での『スタイル』を期待したい。

 メンバーは今週、異例の厳戒体制が敷かれ、戦術的なトレーニングを行う2日間は非公開練習となったことから定かではないが、その2日を終えて西野監督は「非常にいい雰囲気。モチベーションも高いし、それがそのままゲームに出てくれればいいね」と胸を張る。戦力的にも予選リーグ、準々決勝、準決勝とメンバー不在を嘆きながらも戦ってきた試合とは一転、全メンバーが万全の状態でこの試合を迎えることで、『ベスト中のベストメンバー』がピッチに立つだろう。そして、その選ばれしメンバーが「ここまで勝ち抜けたのは本当に全員の力があってこそ。ピッチに立つ選手はチーム、スタッフ、応援してくださる人たち全員の気持ちを背負って戦う(MF遠藤)」ファイナルの舞台。カップは必ず持ち帰る、との決意を胸にG大阪戦士は、今年2度目の国立で、今年2つ目のタイトル獲りに挑む。

以上

2007.11.02 Reported by 高村美砂
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