10月7日（日） 第87回天皇杯3回戦
仙台 1 - 2 順天堂大学　（13:00／ユアスタ／6,546人）
得点者：117' 岡本達也（順天堂大学）、118' 田ノ上信也（仙台）、119' 岡本達也（順天堂大学）

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●望月　達也監督（仙台）：
「結果に関しては非常に受け入れがたい結果になったが、これもサッカーだ。リーグ戦の中でもそういうことはある。
　特に前半、切り替えが遅いというか、特に守備から攻撃、奪った瞬間の飛び出しということを意識してゲームに臨んだものの、そこが全体的に遅かった感じだ。後半に入って、その辺を意識しながらチャンスは作ったが、やはりなかなか点を取れなかった。ここで取れないと、本当にちょっとした隙を突かれてしまい、それがこの結果だ。
　ただ、自分達にはまだ大事なリーグ戦も残っているし、とにかく今日は切り替えて次の準備をする。コンディション的にも、次のダービー、その先の鳥栖戦に関してどれだけいい準備ができるか、ということだ。
　結果に関しては非常に残念だし、順天堂大学さんの最後まで粘り強い、素晴らしいサッカーに関しては、監督さんも含め敬意を表さないといけない。
　ただ、だからといって自分達のサッカーが否定されたわけではないし、自分達の質を最後まで上げていく。自分達の最大の目標であるJ1昇格があるので、とにかく切り替えて準備をするだけだ」

Q：リーグ戦に向けてということですが、ベンチに温存していた中島・梁選手を55分、菅井選手を40分、関口選手を120分使ってしまったことについて、どのような感想を？
「使ってしまった、とは思わない。中島は前回（水戸戦で）千葉の退場があったので、ゲームフィーリングが大事ということがある。そこで逆に点を取れれば中島の自信にもなった。自分達としてはどんなゲームでも、今日のゲームでも勝つというのが大きな目標だったので、それに対しての選手交代だ。
　ただ、結果としては自分達が望むものではなかった。関口に関しては120分やって、その状態でまた次の準備に入るというだけだ。それはリーグ戦と同じで、どんな状態でも自分達の一番いい状態で、今できることを山形戦に向けて切り替えていくことだ。まずはメンタル面、今はそこが一番大事だ」

Q：延長後半のように、得点直後に失点したケースというのはリーグ戦では久しくなかったものでしたが、これはいい反省材料になるものでしょうか？
「トーナメントで自分達が勝たないといけないという意識が選手の中では非常に強いので、その裏返しだと思う。ただ、リーグ戦も含め、ゲームに関して自分達が仕掛ける時はリスクの管理をしないといけないし、失点はその一瞬の隙を突かれてしまったということ。
　そこは自分達が消さなければいけない一つの課題だし、これから残りのリーグ戦8試合は、すべてそういうところも踏まえた中で、攻守のバランスということに関して、しっかり整えて戦うゲームになると思う」

Q：選手を入れ替えた中で、今季目指してきたサッカーをどれくらいピッチ上で実践できたと感じましたか？また、実践できずに、もっとこうしてほしかった部分があれば、それもお願いします。
「今季初の公式戦という選手もいた中で、選手達の心理的なモチベーションに関しては非常に高かった。
　ただ、ひとつだけ、ゲームに勝つということに関しての切り替えというところ、ただきれいなだけでは勝てないというところ、特にタフさというのは、心理面も含めてもっと出せる可能性もあったように感じる。
　選手は自分達の持っている100%の物を出そうとする努力はしていると思うし、120分という長いゲームの中で、最後まで捨てずにそのゲームをやるということについて非常にタフにやってくれた。でもまだ出せる可能性はある。それはあくまでも自分達にとっては残り8試合のリーグ戦に対する可能性だと考えている。負けたゲームの中でもそういう前向きにとらえられる部分は沢山あるので、結果が負けだからといって、悪いところだけ見ているということはない。逆に、120分戦えたというところは若い選手にとってモチベーションになるし、やれば自分達もその先につなげられるということ、特にリーグ戦の8試合に対する戦力ということに関しては、全員が自分達にとっての戦力だと思っている」

以上