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【レッツゴーACL】アウェイへ行こう! 浦和の対戦するセパハン(イラン)編(07.10.31)

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オセアニア、東南アジア、東アジアのクラブを撃破し、決勝戦に上り詰めた浦和レッズ。アジア制覇をかけて争う最後の相手は、準々決勝で川崎フロンターレを破ったイランのセパハンに決まった。その本拠地は首都テヘランから南に330kmの場所にある世界遺産の街、ペルシャの古都イスファハン。イランの観光地として最も有名な場所のひとつだ。首都圏から直線距離で約8000km。時差は5時間30分。距離でこそグループリーグでのシドニーと大差はないが、ここに時差という新たな悪条件が加わり、今大会で最も過酷なアウェイ戦と言えるかもしれない。

現地写真レポート「イスファハン(イラン)・事前情報編」も併せてご覧下さい。

※情報は9月1日現在のものです。ご利用の際は、必ず最新情報や現地で確認をお願いいたします。特に交通機関に関しては時刻、料金に関してはご注意下さい。
※100円は8000イラン・リアル(100リアル=1.25円)で計算しています。


イランへの道
イランへの直行便は「イラン航空(エアーラインコード:IR)」が週に2便、成田とテヘランを結んでいる。その他のルートとしては、中部空港か関西空港からUAE(アラブ首長国連邦)のドバイへ「エミレーツ航空(EK)」で飛ぶ方法。ドバイからはテヘランへ入るのが一般的だが、ドバイからイスファハンへの直行便も週に4便ある(所要1時間45分)。但し、2便はイランのローカルエアー「キッシュ・エアー(Y9)」で、日本からの予約は難しい。また成田からは「アエロフロート(SU)」でモスクワ乗換え、「トルコ航空(TK)」のイスタンブール乗換えがあるが、乗継が不便だったり、深夜の移動となる。他には欧州の各都市からの乗り継ぎ、アムステルダム、パリ、ロンドン、ミラン経由などがある。

成田 14:55(IR801)22:30 テヘラン ※月・木運航
テヘラン 18:55(IR800)12:00 成田 ※日・水運航、翌日着

ドバイ 08:30(IR680)09:45 イスファハン ※月・木運航
ドバイ 13:15(Y9 7145)14:15 イスファハン ※火・金運航

イスファハン 10:15(Y9 7144)12:15 ドバイ ※火・金運航
イスファハン 10:45(IR681)13:00 ドバイ ※月・木運航

★エミレーツ航空
http://www.emirates.com/japan/jp/
★エミレーツ航空 フライトスケジュール(PDF)
http://speedera.emirates.com/www.emirates.com/Japan/jp/Images/Scheduled_pdf_tcm58-106975.pdf


テヘランの空港
テヘランには2つの空港があり、国内線や国際線のほとんどが発着するのは、「メフラーバード空港(空港コード:THR)」だが、湾岸諸国のフライト(ドバイからのエミレーツ航空も)は「エマーム・ホメイニ空港(空港コード:IKA)」になる。

メフラーバード空港は市内に近く、ターミナルがいくつかに分かれている。国際線ターミナルのエアポートタクシーはメーター制で、市街地の「ホテル・エンゲラーブ」まで、深夜で20分・5万リアル(約630円)。朝は25分ほどかかった。ちなみに国際線ターミナルの両替は荷物の引取り場所にある。深夜の場合、外の銀行は閉まっているので、ここで両替を済ませておく。また、国内線ターミナルでは、チケット制でタクシー会社によってまちまちで結構厄介だった。時間帯によっても値段が違うようで、深夜だったため、かなり強気な値段設定(8万〜10万リアル)。ちなみにホテル・エンゲラーブのタクシーデスクで空港までのタクシーを頼むと、料金表があり、5万リアルとなっていた。メフラーバード空港だが、出発は国内線しか確認できなかったが、手荷物チェック(男女別)を受け、チェックインカウンターで搭乗手続きを済ませるともう1度チェックがあり(ここも男女別入口)、出発ロビーへ。ロビーには売店やトイレがある。

一方のエマーム・ホメイニ空港は市街から南西に直線距離で40km(運転手いわく、走行距離は52kmとのこと)、ホテル・エンゲラーブのタクシーで45分・15万リアル(2810円)。出来たばかりの空港で施設は新しいが売店などは少ない。両替は可能だが免税店はなく、お土産はほとんど売っていないので、ここで買い物を予定してはいけない。出発ロビーにはカフェがあり、軽食を取ることができる。コーヒーが2万5000リアル(320円)、サンドイッチが3万リアル(380円)〜。また、インターネットの使える端末が何台かある。



入国ビザ
イランへの入国にはビザが必要。日本で、個人でとる場合は、イラン在住の家族、親戚、友人などが、あらかじめイランの外務省でビザ申請の手続きを行う必要があり、非常に困難。そのため、日本で取得する場合は旅行代理店に依頼することになる。この場合、イランでの最初の1泊と送迎が条件になる。詳しくはこの方面に強い旅行代理店に問い合わせを。

また、イランの空港で到着時に7日間のツーリストビザを取ることもできる。この場合は到着ロビーにある「Passport&Visa Office」という窓口に行き、申請用紙をもらい必要事項を記入。書類を確認され、OKとなれば近くにある銀行で50ドルを払って証紙をもらい、再び窓口へ行くとビザが下りる。顔写真は必要とされていたが不要だった。帰りの航空券を持っていたこと、宿泊が決まっており、その予約確認書を提示したことでスムーズに取得できた。メフラーバード空港の場合、到着する便によっては、ビザ申請窓口のない到着ロビーの場合もあり、その際は全員が入国した後、窓口のあるロビーまで連れて行かれる。エマーム・ホメイニ空港の場合は飛行機の発着も少なく、国際線専用の空港なので、ビザの取得もスムーズだと思われる(未確認)。この他、72時間のトランジットビザが取れるとのことだが、ツアーでなく個人の場合、可能であれば日本で取得しておくにこしたことはない。

また、ビザではないがイランではホテルに宿泊中は、パスポートをホテルに預けるシステム。日帰りでイスファハンに行った時には、パスポートを返してもらったが、日本の運転免許などでもいいので、写真付きのIDカードを預けて欲しいと言われた。

★イラン大使館 ビザ情報
http://www.iranembassyjp.com/visalega.htm


両替
テヘラン、イスファハンの空港では日本円を両替できる。街中ではドルの方が、都合がいいと聞くが(未確認)、短い滞在であれば日本円で大丈夫だろう。ただ、空港でビザを取る場合には50ドルが必要になるため、日本で両替しておくと良い。エミレーツ航空が日本を出発する時間は深夜になるため、空港の場所により銀行が閉まっているので注意。また、現地では桁が多くなるリアルでなく、トマーンという単位(1トマーン=10リアル)を使うことが非常に多い。タクシーやバザールで言われる金額がどの単位なのか、注意する必要がある。また数字の表記はペルシャ語の場合も多いので、0〜9までは読めるようにしておこう。

★関西空港HP
http://www.kansai-airport.or.jp/
★関西空港 銀行関係
http://www.kansai-airport.or.jp/service/money/index.html#_01
★中部空港(セントレア)HP
http://www.centrair.jp/index.html
★中部空港 銀行関係
http://www.centrair.jp/restaurant/rssearch/service/index.html


断食月(ラマダーン)
9月13日からイスラム教の「ラマダーン」が始まる。この期間は日の出から日没までの間、食事や飲みものを取ってはいけないという時期。異教徒や旅行者に強制されるわけではないが、街中の飲食店は、日中閉まっている場合が多いので、事前の準備が必要。また、旅行者だからといって、大勢の目に触れるところで飲食するのは慎んだほうが良いだろう。


イスファハンへの道
テヘランのメフラーバード空港からイスファハンへは飛行機で1時間。イラン航空が1日5〜8便を運航している。朝夕、夜の便が多く日中のフライトは少ない。機材はほとんどがフォッカー100型で定員100人程度の小型ジェット機。イスファハン空港は市の中心部「エマーム広場」から北東へ25km、タクシーで約25分、この時の料金は交渉で4万リアル(500円)。空港内には両替所、売店、レストランなどがある(いずれも22時過ぎまで開いていた)。飛行機のほかはバスや鉄道でも行くことができる。所要時間は7時間ほど。ちなみにイスファハンの標高は1600mもある高原だが、普通にしている限り、呼吸が苦しくなることはない。行ったとき(9月1日)には、日中30度を越えていたが、日が落ちるとやや涼しくなった。

★イラン航空HP
http://www.iranair.com/
★イラン航空 2007年夏スケジュール(PDF)
http://www.iranair.com/util/img/index.do?imgPath=%5Cfiles%5CabtIrnAir%5Cdownload%5C520_file_en.pdf


スタジアムへの道
今回の会場となる「フーラド・シャハール・スタジアム(Foolad Shahr Stadium)」だが、セパハンのホームではなく、「ゾブ・アハン・イスファハン」の本拠地。表示には「Great Zobahan Stadium」と書かれている。イスファハンの空港から南西方向に直線距離で50km。途中イスファハンの市街地を越えていく。空港からスタジアムまで、タクシーで45分。この時はチャーターして空港からスタジアム、その後エマーム広場へ戻ってもらったので、片道の料金は不明だが、10万〜15万リアル(1250〜1900円)程度と推定。スタジアムの近くにはバスターミナルがあり、タクシーも止まっていたが、試合終了後にもタクシーなどが拾えるかどうかは不明。そのため個人でいく場合にはタクシーをチャーターすると良い。チャーターの金額は交渉次第だが、30万リアル(3750円)程度と思われる。エマーム広場からスタジアムへは20分・5万リアル(630円)程度と推定される。ただ、英語が出来る運転手は少ないので、ホテルや観光案内所などで、英語の出来る人にペルシャ語で条件を書いたメモなどを作ってもらうと良い。また夜、市街地から空港に向かう際にはタクシーが拾いにくいことに注意。時間や曜日にもよるが、夜に人が繰り出してくるので、余裕を持って空港へ向かおう。

・イスファハン タクシーチャーター料金の一例
空港→スタジアム(45分停車)→イスファハン市街地(エマーム広場) 所要約2時間
※この時は空港からスタジアムまでが11万リアル(1380円)、スタジアムからイスファハンに戻るのに4万リアル(500円)、待ち時間が1時間あたり3万5000リアル(440円)だった。


スタジアム
スタジアム周辺は公園になっており、商業施設などはほとんどない。周囲に見られる山も岩肌がむき出しで、荒々しい。サッカー専用スタジアムで、収容は2万人とのこと。メインスタンド以外は鉄骨組みのスタンド。屋根はないが、この時期雨の心配は少ない。



イスファハン
どのガイドブックにも書いてあるように「イスファハンは世界の半分」と呼ばれる。その観光の中心は「エマーム広場」。お勧めの観光コースは、街の南側「ザーヤンデ川」にかかる「スィー・オ・セ橋」からスタート。メインストリートとなる「チャハール・バーグ通り」を北上。この通り沿いにはレストランなども多い。1.5kmほど行くと「エマーム・ホセイン広場」に出るので、それを右手に進むとエマーム広場に出る。広場を十分に楽しんだら、北側の出口からバザールへ入り、バザール沿いに「マスジェデ・ジャーメ」へと抜ける。歴史と雑踏の中、ペルシャを感じることが出来る。

現地写真レポート「イスファハン(イラン)・事前情報編」も併せてご覧下さい。

Reported by Toshiaki "Tiger" ONODERA(ナノ・アソシエーション)
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