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【京都:鹿児島キャンプ レポート】ピッチの中でも外でも「コミュニケーション」の声がやむことがない京都サンガF.C.の鹿児島キャンプ。(07.02.03)

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1月31日から2月16日までの17日間、鹿児島県薩摩郡さつま町でキャンプを行う京都サンガF.C.。キャンプ2日目と3日目に降った雪には驚かされたが、大きな雪だるまがグラウンドの端でトレーニングを見守っているようにも見えた。あるクラブスタッフは「昇格を決めた年にも雪が降ったので、うちにとって雪は縁起がいいんですよ」と話した。

快晴となった2月4日の午前練習開始前、一番にグラウンドに姿を現したのは、新加入の秋田豊選手。軽くランニングをしたりと、準備を黙々と進めている様子が見られた。これまでのメンバーに加え、秋田選手や森岡隆三選手など経験豊富な選手の加入により、プレー面ではもちろん、コミュニケーションの面でも大きな力になると美濃部直彦監督は期待を寄せている。

このキャンプで重要なこととして美濃部監督が挙げたのが「コミュニケーション」だった。ピッチ内でコミュニケーションをとること。お互いが声を出し合い、要求しあうこと。そしてピッチ外でも、お互いしっかりコミュニケーションをとること。それを率先してくれたり、話したことの疑問に答えてくれるのは、経験豊富な秋田選手や森岡選手だという。
若手の選手が何かを疑問に思い、それを話す。そしてその疑問が解決されることによって、コミュニケーションがおもしろくなる。それによってコミュニケーションを取るということが自然とチーム内に浸透し、いろんなことが語り合え、言い合える集団になっていくことが重要だという。

そして監督自らもピッチ内では厳しい声を飛ばすが、練習が終わると率先して選手たちの輪に入り、笑わせる。「僕たちは好きでサッカーをやっているんだし、ピッチ内では厳しくなくてはいけないけど、その他の時間は楽しく過ごすこともとても大事なんですよ」と笑顔を見せた。

午前練習の冒頭、美濃部監督から今日のトレーニングのポイントが説明されたら、すぐにボールを使ったトレーニングが始まった。続いて行われたミニゲームでは、選手同士がお互いの名前を呼びあたっり、要求をしあったり、一時も声がやむことがないほどに、ピッチ内でコミュニケーションがとられていた。気になるポイントがあるたびに、美濃部監督はゲームを止め、大きな声で厳しく指示を出したり、注意をする。

「ここまでは体を追い込んできて、明日の柏戦(トレーニングマッチ)からは、実戦を中心に持っていきたい。体を追い込んだ中で、どれくらいのプレーが出来るかというところを明日は見たい」と語る美濃部監督。「きつくても、今は体をいじめる時期。長いシーズンを戦いぬいて、J1にあがれるように。そのためにもこのキャンプでしっかり体を作って、ここからはしっかりと戦術を全員でやっていきたい」と中払大介選手。

「攻撃力のあるチーム作りをしたい」と今シーズンの京都の目座すサッカーを語る美濃部監督。午後の練習はそれぞれのコンディションにより、室内組とグランドでのトレーニング組と2つに分けられたが、グラウンドでは、およそ1時間半にわたり、シュート練習や、ゴール前の動きからシュートまでの“フィニッシュ”が徹底的に繰り返されていた。

京都は明日の柏とのトレーニングマッチを皮切りに、最終日の16日までの13日間で7試合もの練習試合が予定されている。

以上

2007.02.03 Reported by 日々野真理

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