午前10時。J2時代から横浜FCが練習場所として使っていたしんよこフットボールパークには、練習前から既に50人を超える報道陣が集まり、その注目の高さをうかがわせた。

時計の針が10時を指すと同時に、選手・スタッフ全員がピッチのセンターサークルに集まり、シーズン始動に先立って、まず奥寺康彦GMが挨拶。その後、高木琢也監督が「個人ではなく、チームのためにやってほしい」と選手に話し、練習がスタート。三浦知良選手が先頭を切って走るなど、今年も横浜FCでのベテラン勢の存在の大きさを感じさせた。また今年から入閣した眞中幹夫コーチも声を出し盛り上げるなど、チームに新たな力を加えていた。

初日の練習はフィジカル中心。1時間30分たっぷり行われた練習は、ボールにはわずかに触るのみで、あとのほとんどを走りで終えた。つい2日前に横浜F・マリノスからの加入が発表された久保竜彦選手。昨日行われた新体制発表会見では、横浜FCの印象を「何人かの関係者としか会っていないので、あまりわからない」と話していた。トレーニング開始直後は一人で黙々とランニングをしていたものの、トレーニングも中盤に差し掛かったころから笑顔でチームに打ち解けていく姿は印象的だった。
練習後、「正直、キツいっす」と口々に話す選手たち。しかし、その中にもJ1シーズンに向かう意気込みと充実感がそれぞれの顔に溢れ、今年も何かやってくれそうな雰囲気を感じずにはいられなかった。
チームは今後、国内でのトレーニングを経て25日からオーストラリア（シドニー）でのキャンプに出発する。


以上

2007.01.18 Reported by 浅野有香
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★始動日トレーニング後の選手コメント
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