●U−21日本代表候補 大阪合宿 練習試合
U-21日本代表 3-2 神戸
（1本目1−0、2本目2−2）
得点者：'0 関口訓充（仙台）、'31 前田俊介（広島）、'38 ガブリエル（神戸）、'47 練習生（神戸）、'59 渡邉圭二（名古屋）
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●反町康治監督：
「タイトなJリーグのスケジュールの中で長期間集めるわけにはいかず、二日間でゲームのみを行った。現時点で実力のある選手を選んで、自分で率いてどれくらいできるかを見るために集まった。１日しかないが、集まって好きなことをして草サッカーをしよう、というのではなく、事前に抽象的なことと具体的な目指す方向性を話したのでそれが（頭に）残っているかどうかも含めてゲームをみて判断ということ。

抽象的なことで言えば、ひたむきな姿勢、情熱、誇りというものは（代表だから）誰にも負けてはいけないと言った。具体的なことは話せないが、Ａ代表と同じベクトルの中でやっていくということを話した。60分という変則的なゲームを行ったことについては、ゲーム体力を含め、どれだけ精神的にもいけるかということを見るために、本来とは違う60分ということで神戸さんに了解を得ておこなった」

Ｑ：それは「考えて走るサッカー」ということにつながるのか？
「メディアは『考えて走るサッカー』というが、そんなに簡単なものではなく色々やらなくてはいけない。ベーシックな部分を押さえて付加価値として考える、走るスピードということ。来年のオリンピック予選をふまえると今年何度も言っているように層を広げてみたい。日中韓対抗戦、A代表を通して見て、その資料から予選でフルパワーで出来る選手を模索する、という形。

平山についてはまず呼びやすい環境になったということ、オランダからのブランクはあるが情報を得て問題ないという前提で呼んだ。アテネ経験をして、キャリアはあるがあれば良いわけでもなく、ゼロから、他と同じで特別ではない。平山の出来については、この間のサテライト戦（新潟戦）もそうだが相手のストッパーが集中して仕事をさせないぞ、という厳しい中でのゲームになっている。その中で落ち着いてできていることは間違いない。だが、それだけでなく相手にとって怖い、危険な事をやっていかないといけない。包括的に見れば及第点だと思う。だが持っているモノが高くもっと上を目指しゲームであげていかないといけない」

●寺田紳一選手（G大阪）：
「ボールを取った後の追い越す動きをしろといわれ試合に入った。試合中２度ポジションが変わって、右から左になり最後はボランチに入った。出来は練習試合なんでなんとも言い難い。だけどもっと決められるところで決められてなかったという感じ。このチームについてはニュースでしかみていないけれど、球際とかが激しいと思っていた」

●柳楽智和選手（福岡）：
「ずっと知っている選手ばかりなので、急に集まってやっても特に違和感はなかった。このチームのサッカーは結構決まり事もあって難しく、なおかつ走るサッカーだと思う。久々の招集で気合いは入っていた」

●前田俊介選手（広島）：
「守備に関して、もっと石井（札幌）と連係ができたら良かったかもしれない。時間はなかったが試合中に話せばいいことだし、ずっとやっていたメンバーだから問題はない。走るサッカーはワールドユースの時と全く違う。もっとつなぐサッカーだと思う。今広島の監督がオシムさんの下でやっていた人だから似ているのかなと言う気はしている」

●家長昭博選手（G大阪）：
「周りとの連係をとって、いろいろとコミュニケーションをとって、良いところを出せるようにと思ってやったが、もっと練習して周りのことも把握してできたらよりそれができたかもしれない。昨日からは特にミーティングもなく、ひさびさに他愛もない話をしていた。試合中のポジションチェンジは試合前から言われていた。個人的には前の方が攻撃にいけるのでいいかなと思うが、特にこだわりはない。平山とは久々にやったが、あの強さをチームとしていかしていかなくてはいけないんだと思う」

●平山相太選手（F東京）：
「そんなにコンディション面の問題は感じなかったが、最後はバテてしまったと思う。オランダではフォワードにはスペースだらけだけど、日本ではコンパクトでスペースがない、そこが違いだと思う」

以上