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【J2:第40節】山形 vs 湘南:樋口靖洋監督(山形)記者会見コメント(06.09.17)

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9月17日(日) 2006 J2リーグ戦 第40節
山形 1 - 1 湘南 (18:04/山形県/3,514人)
得点者:'21 氏原良二(山形)、'54 アジエル(湘南)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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●樋口靖洋監督(山形):

「前半、非常にいいゲームができたと思っています。守備でしっかりと相手にやらせない。そこでゲームをコントロールする。このところ続いていた前半の早い時間帯の失点ということも、危ない場面というものもつくらせなかった。そういう意味では非常にいいゲームの入り方をして、いい状態で1点取って、ゲームをつくれたと思います。ただ、ハーフタイムにも、後半も引き続き守備でしっかりと相手にやらせない。追加点を狙わないとこれはこのまま終わるゲームじゃない。決して慌てる必要はないけれども、しっかりと守備をベースにしたなかから、もう少しカウンターの精度を高めて次の1点を取ろうということで入りました。しかし、なかなか勝ちきれてないチームの問題なのか、慎重になって、少し足元、あるいはリスクを冒さないプレーが多くなって、そこからちょっとリズムがつくれずに前に行けなかった。後半のシュート数を見ていないのですが、かなり少ないと思います(記録は1本)。

勝ち点3を取らなきゃいけない状況のなかで、シュートを打てなかったというのが非常に残念ですし、そこを課題にして次のゲームに向かいたいと思います」

Q:宮沢選手がチームに与えた影響はどういったものがありますか?
「宮沢は先週の水曜日に合流して木、金、土と3日間全体と合わせただけなんですが、まずは役割として彼の持っているものを、特に前半は発揮してくれたと思います。左サイドに張るだけじゃなく、相手のラインとラインの間に入ってきてポイントになって、サイドバックを引き出す動き、そしてそこからのスルーパス。それと、1点目のアシストにつながったのがクレバーなプレー。非常に効果的に機能したと思っています。今左サイドで怪我人が多いなかで彼の加入があって、合流してすぐいいプレーをしてくれるというのは、チームにとってもいい刺激ですし、頼もしい戦力だと思ってます」

Q:宮沢選手はすぐに使おうと思ったのですか?
「水曜日に合流したときは我々が草津のほうに遠征した関係でプレーは見てないんですけど、木曜日の練習を見て、使えるコンディションにあるなと、それから使えるプレーのクオリティもあるなと。元々それを期待して、それをわかったうえで獲ったわけですから、そういう意味ではいい状態で合流してくれたと思います。使うのは金曜日に決めました」
Q:J1・J2入れ替え戦圏内の3位とも勝ち点で20差になりましたけれども、この勝ち点差についてはどのように思っていますか?
「もちろん、厳しいと思っています。ただ、可能性は0ではない。もしかすると、今日の1というのも大きいかもしれない、というところをしっかり前向きに考えてチャレンジしたいと思います」

Q:後半に消極的になったというのは、心理面でどういったことが作用したのでしょうか?
「僕は心理面ではないと思います。リードした状態なので、当然このまま行きたいというのはひとつあると思います。ただ、失点した時間がわりと早かったですね。選手たちは十分勝ち点3が必要なのは解っていると思いますし、あそこからの長い時間をもっとゴールに向かうということをやるのは、心理面というよりも、むしろ前線の収まり、ポイントができてサイドの選手は初めて追い越していけるんですけれども、今日はほとんどボールが収まらなかったのが、前に行けなかった最大の要因だと思っています」

以上
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