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【J1:第19節 浦和 vs 新潟 レポート】浦和、ワシントンのハットトリックとGK山岸の好セーブがチームを救い、2位を堅持する。(06.08.24)

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8月23日(水) 2006 J1リーグ戦 第19節
浦和 3 - 1 新潟 (19:04/埼玉/34,417人)
得点者:'6 エジミウソン(新潟)、'22 ワシントン(浦和)、'35 ワシントン(浦和)、'89 ワシントン(浦和)
★ハイライト&会見映像は【こちら】
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 ワシントンのハットトリックの活躍で浦和が3対1と新潟に逆転勝ちした。開始6分、一瞬の隙を突かれ新潟に先制を許した浦和だったが、22分、闘莉王がゴール前で倒されて得たPK をワシントンが確実に決めて同点に追いつくと、35分、89分にもワシントンが個人技で相手GKをもかわしてゴールネットを揺らし3得点。『見事な』逆転で7月19日(第13節/ビッグスワン)に1対2と敗れていた借りを返した。
 
 故障明け2戦目で今季初の1試合3ゴール。左太もも肉離れで5試合休んでいたが、得点王争いでも単独首位(14試合14ゴール)に躍り出たワシントンは「FWは点を取ることがチームへの貢献につながると思っている。まだ体力的にはベストな状態に戻っていないけど、何よりも勝ててうれしい」と振り返る。だが、ハットトリックの大活躍にも期待を集める田中達との凸凹2トップに見るべきものはなかった。その田中達とのコンビについて、ワシントンは「1トップだとDFに集中され、スペースがなくなる。タツヤの特徴は分かっている。パスも出てくるし、運動量も多いのでやりやすい」と語るものの、まだまだふたりが有機的に機能しているとは言い難い。コンビを組んで、まだ2試合。ポストワークに長けた大砲と俊敏さを売りにするスピードスターの爆発にはもう少し時間がかかりそうだ。

 結果だけを見れば、浦和が鮮やかな逆転勝利を収めたようにも思える。しかし、この日ワシントンとともにGK山岸がヒーローインタビューに呼ばれたことでも分かるように、首位争いを演じる浦和のその戦いぶりは不安定そのものだった。もし、山岸の好セーブがなければ、結果は違っていたかもしれない。山岸は58分から59分にかけて、立て続けに放たれたファビーニョの巧みなヘディングシュートを素早い反応で凌ぐと、77分にはエリア内で許した矢野の左足シュートにもきっちりと対応し、安定性を欠いた守備陣を最後尾から支えた。「後半は足が止まってしまった場面が多くピンチを招いてしまったが、そういうときこそ自分が防がなければならない。結果はよかったが、内容はよくなかった。ワシントンが救ってくれた」(山岸)。

 一方、4連敗のあと、前節は川崎Fを下し、敵地埼スタに乗り込んできた新潟。開始6分に先制したまではよかったが、「そのあとが続かなかった」(鈴木監督)。後半はカウンターからエジミウソン、ファビーニョ、矢野らを中心とした攻撃で、シュート数では10対8と上回るなど懸命な戦いを見せたものの、GK山岸の好セーブに遭うなど、2点目は遠かった。
 試合前には「ワシントンがいることによって的が絞りやすくなる。ただ、抑えられるかどうかがポイント」と戦前から警戒していた大砲を抑えることができずに逆転負け。「内容はそれほど悪くなかったが、結果がでなかった」(鈴木監督)。

 この結果、勝ち点を40に伸ばした2位浦和は首位G大阪との2ポイント差をキープし、新潟は勝ち点26のまま11位に後退した。

以上

2006.08.24 Reported by 栗原 正夫
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