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【J2:第33節】山形 vs 徳島:樋口靖洋監督(山形)記者会見コメント(06.08.12)

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8月12日(土) 2006 J2リーグ戦 第33節
山形 2 - 1 徳島 (19:04/山形県/5,820人)
得点者:'0 ジョルジーニョ(徳島)、'69 レアンドロ(山形)、'76 レアンドロ(山形)
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●樋口靖洋 監督(山形):

「非常に拙い前半の内容ながら、しっかり勝ち点3を取ったということは、まだ上位をめざすうえでの挑戦権を与えてもらっているという意味で大きいと思っています。ただ、夏休みにこれだけ多くの観客のみなさんに来ていただいたなかで、90分をとおしてもっとワクワクする、エキサイトするゲームをしなきゃいけない。ここ数試合はそれが課題なんですが、今日もその課題が克服できなかった。今後の上位との対戦等も考えると、そういうところは改善しなきゃ上にはついていけないと考えています。今日のこのゲームは、勝ち点3を取ったことを励みにして、次に向かっていかなきゃいけないかなと思っています」

Q:ここ数試合、前半が悪いということで、思い当たることは何かありますか?

「いくつかあるのかもしれませんが、選手たちには、今日は最初からアグレッシブにプレーするということを求めてミーティングで話をして、今週のコンディションに関しても、今日のウォーミングアップを見た限りでは、頭からかなり行けるという手応えも感じていました。もしかするとメンタル的なところが問題なのか、あるいは、ミーティングで私の言い方の拙さの問題でうまく伝わってないのか…。なんとか問題点を探って改善したいと思っています」

Q:前半と後半の違いについて、どういふうにご覧になっていますか?

「まず前半は、あまりよくない時間帯は25分くらいまでなんですね。それ以降はわりと後半に近い流れができていたと思うんですが、そこまでのところは、相手のトップ下の選手がいる状態のなかで、どうしても中盤、相手が3−5−2ですから、特に真ん中で3対2になってしまう。そこのところで、どうもプレッシャーに行けないなと。そこのところのプレスで、誰を押し出して、誰を中に絞るのかといったところが、なかなかチームとして機能してなかったので、いいように回されてしまって、奪う位置がどんどん下がってしまったというのが大きかったと思います。途中から選手が前に出始めて、逆サイドのSBが絞るなりして、その人数のところを埋め始めて、だいぶボールを取れる位置が高くなったのが一番の要因かと思ってます」

Q:今日2ゴールのレアンドロ選手の評価をお願いします。

「点を決めるべきところでしっかりと決めてくれた。これは本当に頼もしい限りです。前半1回チャンスがあったところを決めてくれればもっと楽だったと思うんですけれど、ただ、ストライカーとしての嗅覚、最後は足をぶつけられても倒れないで2点目のゴールにもっていくところ、そのへんのところは、彼のストライカーとしての才能を感じられるゲームだったと思います」

Q:久しぶりに右SHで先発した佐々木選手の評価をお願いします。

「途中出場はしているんですが、頭から行った部分で、最初ちょっとゲームに入りきれなかったかなと感じました。それは特にリアクションの問題というか、自分からアクションを起こすというのが少し遅かったかなと思います。動き出しが遅いというのをちょっと感じていました。ただ途中から、守備に関してもボールに出られるようになったし、持ち味のドリブル、それからクロスという部分は、前半の25分過ぎから何度か、彼を起点にしてチャンスをつくったということで、だいぶ持ち直したと思いますけど、ただあれを前半の頭から彼には期待して使ったわけですから、そこのところをスタートから全開で行けるようにして欲しいなと思っています」

Q:佐々木選手を10試合ぶりにスタメンに起用した理由をお聞かせください。

「ひとつは練習でアグレッシブな姿勢を見せて、非常に彼の持ち味を出していました。ここのところ、前半でエンジンがかからないゲームが続いているなかで、彼の縦への突破力、相手を切り裂いて出ていくドリブルというのが、頭から出ていくことでチームに勢いをつけるというのが一番の狙いでした」

Q:先制点を奪われて前半を0−1で折り返しましたが、焦りというものはありましたか?

「あの1点は始まってすぐですし、スーパーシュートですね。すばらしいシュートなので、あまり自分のなかではショックはなかったし、しょうがない、事故に遭ったようなもんだなと思いました。焦りという部分では、データ的に徳島さんは、総失点の3分の2を後半に失点しているというところで、ハーフタイムに選手たちに言ったんですけど、我々にはまだ勝つチャンスを与えてもらっている。2点目を取られたら厳しい。ただ、1点で済んだということで、相手のデータでこういうのがある。そこをしっかりと突いていけるように、後半フルパワーで行こうと送り出したんですけど、そういう意味で、データを信じるわけではないんですけれども、後半なんとか盛り返してくれるだろうと自信を持ってました」

Q:次節の横浜FCには2度やって2度負けているわけですが、それに向けて意気込みをお願いします。

「いや、本当にこれはリベンジを果たさなければいけない。ここで負けたら今シーズンの勝ち越しがなくなるわけですから、しっかりと我々のサッカーをやりとおす。90分間やらないと勝てる相手ではないと思います。前半からしっかりと我々のサッカーをして、なんとか1勝を取って帰ってきたいと思います」

Q:今日の2つの得点パターンについては、どのようにご覧になっていますか?

「結局は2点とも、中盤でセカンドボールをしっかり拾って、そこで前に走りだした選手と出し手のタイミンングがしっかり合っている。2点ともセカンドボールを拾う、特に2点目なんかは中盤でのプレッシャーが掛かって、いい位置でボールを奪ったと思います。そこのところが、我々がいいゲームをするリズムだというふうに思います。そのリズム、我々のやり方のなかで点が取れたというのは評価したいと思います」

以上
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