6月7日（水） 2006 J2リーグ戦 第20節
山形 1 - 2 横浜FC　（19:04／山形県／4,522人）
得点者：'10 小原章吾（山形）、'58 アウグスト（横浜FC）、'73 三浦知良（横浜FC）
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●樋口靖洋監督（山形）：

「今日はいろいろな意味で勝たなければいけない、勝点をしっかり取らなければいけないゲームだということで臨んだ。少なくとも勝点1は取らなければいけないゲームだったと思います。結果として取れなかったというのは非常に残念です。ただ、選手たちは最後の1分、1秒までゴールに向かって、後半のチャンスをつくり出したことは評価したいと思います。次節まで中2日しかないので、もう一度しっかりとメンタル的な部分やコンディションを整えて臨みたいと思います」

Ｑ：冒頭に話があった「いろいろな意味」とは？
「長いリーグのなかで連勝していて、前節は勝ちきれなかったという中で、いい状態を維持していくためにも今日のゲームは重要だったということです。それと、リードした状態から逆転されたという部分でも、勝たなければいけなかったゲームということです」

Ｑ：前半と後半で試合の雰囲気が変わってしまったようですが、どのように分析されますか？
「横浜FCはここまでのゲームで4失点しかしていない、非常に守備のしっかりしたチーム。しっかりとした守備をベースにしたチームですが、僕たちが1点先に取ったことで逆に、こちらが守りに入ってしまったかなと感じます。
後半、決して攻め急ぐことなく、我々はもう1点取りにいかなければならないとハーフタイムに指示を出したんですけども、守りに入るという心理的なところが出た印象があります。逆転されて攻めに出なければいけない状況になってから多くのチャンスがつくり出せたことは、次につなげていきたいと思います」

Ｑ：前節も2点を追いつかれましたが、今後、守備をどのように修正していきたいと考えていますか？
「今日は前半も後半も、プレッシングの連動という部分で欠ける部分があったと思います。次節までは中2日しかないのですが、もう少ししっかりと守備のベースをミーティング等で頭の整理をして、もう一度見直していかなきゃいけないと考えてます」

Ｑ：佐々木選手を5試合ぶりにスタメンで起用しましたが、どのような評価ですか？
「いいプレーと悪いプレーというか、90分のなかで波があったかなと思います。ただ、彼の仕掛けるドリブルは相手にとって脅威ですし、そこからチャンスをつくり出せるので、もう少しコンディションを上げて、次のゲームに臨んでほしいなと思います」

Ｑ：今日は内山選手がサブメンバーにも入っていませんでしたが理由は？　それと、内山選手がいないことでゲームに影響はありましたか？
「コンディションの問題です。全体としてはそんな大きな影響はありませんでしたが、彼が出ることを想定してこの3日間トレーニングをしていた。急遽代わったということで多少の影響はあったと思います」

Ｑ：アウグスト選手をフリーにしてしまった印象がありますが、どういった対応が必要だったのでしょうか？
「アウグストに限らず、2トップと2列目の選手がローテーションで動いてくるので、それをゾーンでつかまえようという狙いがありました。変にマンマークにしても我々のバランスを崩すことになるので、しっかりとしたバランスを取ってゾーンをコンパクトにした状態でつかまえようということでした。ただ、全体的に2トップにボールを入れさせすぎて、アウグストに限らず2列目の選手たちが前を向いてプレーをする機会を与えすぎたというのは、守備の反省点としてあります」

以上