5月20日(土) 2006 J2リーグ戦 第17節
愛媛 0 - 1 柏 (19:04/愛媛陸/3,799人)
得点者:'85 リカルジーニョ(柏)
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●石崎信弘監督(柏):
「前節の仙台戦で劇的な勝利をものにして、いい流れで入っていこうと、勝ったことに安心するのではなく気を引き締めようとした。しかしなかなか試合のリズムに乗り切れず、愛媛のしっかりしたディフェンスからのカウンターに前半は苦しんだ。前半そこを耐えて、後半盛り返せたのが良かったのではないかと思う。本当に苦しい試合日程の中、選手は良く頑張った。次の1週間後には札幌戦が迫ってくるので、切り替えてがんばっていきたい」
Q:後半早めに選手交代したが、意図は?
「前半は前に李1人だったのでボールが入ってもサポートがなく、リカルジーニョやディエゴは後ろ後ろに、ボランチの位置に入ってしまった。前に人を置きたいと思い、谷澤に代えて宇野沢を入れてツートップにした。ディエゴをトップ下に回してリカルジーニョを下げたが、それは前に人を置きたいと思ったから。そして谷澤をFWに入れるよりも、谷澤に代えてFWを入れたほうがいいと思って、まずは谷澤を代えて宇野沢を入れた。また、平山は連戦で疲れがみえて、いいクロスが入らず、あそこでとられてカウンターを食らってしまったので、石舘を入れた。李もここのところ先発していたが、疲れてプレーに切れがなくなっていたのと、リカルジーニョを前に入れたかったので、永井を入れてリカルジーニョをトップ下にしてディエゴと宇野沢のツートップの形にした。そのリカルジーニョを高い位置にして点を取れたことは良かった」
Q:リカルジーニョの個人技でゴールが決まったが、チームとしての戦術は?
「愛媛のディフェンスライン、中盤ラインの間で前を向いてやろうとしたがディエゴやリカルジーニョがそこでプレーできなかった。いい形になったのは、谷澤が外から絞ってそこのラインに入ってきて山根から谷澤に出てリカルジーニョがシュートを打ったり、谷澤がドリブルでつっかけてリカルジーニョがオーバーラップした場面。だが、谷澤の選択肢が違っていたり、リカルジーニョとディエゴがそういうところでプレーできなかったのでポジションを代えていった。もうひとつは、右の小林、左の平山が斜めのくさびを入れて前を向けるように指示を出していたが、愛媛のボランチがあまりにひっついていて、なかなかボールが入らなかった。リカルジーニョの個人技といえばそれまでだが、彼の特徴が出たゴールではなかったかと思う」
以上