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【キリンカップサッカー2006 日本代表 vs スコットランド代表 】試合後のジーコ監督(日本代表コメント(06.05.13)

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KIRIN WORLD CHALLENGE キリンカップサッカー2006
●5月13日(土)19:20/埼玉/58,648人
日本代表 0-0 スコットランド代表

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●ジーコ監督(日本代表):

「今日の試合は、これまで自分がやってきたことへ確信を持たしてくれる、非常にいい内容だった。実際に今日の相手は引き気味で、うちのミス狙いでカウンター(だった)。非常に足元の技術もあって、マークもしっかりしていた。我々も試合前かなり厳しいなという予想をしていた。うちの球回しと、サイドや中央からいろんなものをトライして、我慢強くやることを強いられた。相手の守備に引かれながらもチャンスは作ったしシュートも打った。ただしボールがゴールラインを割らなかった。残念だが、内容として強い意志、今まで通り、最後まで勝ちを狙いにいくような意思と技術が相まっていた試合だった。シュートは打ったが、相手のGKが大当たりだった。最後まで、サポーターや自分達のために戦う意思は十分感じられた。そういう意味で満足できる試合だった」


Q:最終メンバー発表の23人の選考を決めるにあたって、(今日の試合を含めて)キリンカップの2試合で大きな成果はあったか?

「この4年間で満足した試合をこなしてきた。全ての試合が、自分にとってあるいは選手にとってもいい経験(になった)。今現在、最終的に23人を選ぶにあたっては、今日の試合だけではなくて、(全ての試合が)いろんな意味で大きな体験になったということ」


Q:試合後、選手との長いミーティングがあったと思うが、選手達にはどんな話をしたのか?

「とにかく、今まで4年間多くの選手と仕事ができたということ。例えば、今日の23人には海外のチームに所属している選手は含まれていない。彼らが今日ここへ来ていないのは彼ら個人の責任ではない。その中で彼らの今までやってきた力、貢献度などを全て公平な形で自分の考える最後の23人を選びたい。えこひいきや(自分の好きな)タイプとかではなく、今、日本代表のためにワールドカップで期待できる23人を選ぶ。それが自分のプロとしてのミッションであるし、これを貫徹しなくてはいけない。

たまたま、今日いる23人の中で(最終メンバーから)漏れた場合、実際にプロとしての選択の中で、与えられてシチュエーションでどんなことができるのかが大切。その中で自分がベストのもの、あるいは努力しながら虎視眈々と次のチャンスを狙う。これがやはり自分達が選んだサッカー選手という職業。自分も経験しましたし、ここで腐ってもだめ。サッカーをやめたというのでは何にもならない。そのへんのところで強い気持ちをもってほしい。たとえ2分とか5分とか与えられなくても、確実に自分のパフォーマンスでいいものを出して上を目指して、今まで通り進んでいってほしい。

(今回の選考は)一つのポジションに2人しか入れないので、これだけいい選手がひしめいているとなかなか難しい作業ではある。明日、明後日で選んで発表したい。

選手もわかってくれたと思うし、ヨーロッパ、国内関係なく、今、日本のベストと思われるチームになるように選びたい」


Q:サイドから何本もクロスが入っていたが、なかなかシュートに結びつかなかった。その原因は?チームにあるのか?それとも対戦相手が強かったのか?

「自分が以前指導を受けた監督の言葉を思い出す。『ディフェンスや中盤というのは、練習の中で質の高いプレイヤーを作ることができる。いろんなことを教えることができるということ。ただし、ボールをゴールに入れる作業を一番多くする選手は作り出すことはできない。いろんな練習もこなすが、感覚というかもって生まれたもの、それがかなり影響する』と言われたのを覚えている。

キリンカップの2ゲームのチャンスの数、合わせると結局三十数回作り出している。これは世界的に見ても(多い)。相手は力の落ちる相手ではなくヨーロッパでも一線級を張っている相手。常にこれだけのチャンスを作り出せる代表チームも少ないと思う。ただし、どうしてもあそこ(ゴール前)で一つの壁がある。GKやDFとの駆け引き、もう一つ精神的な余裕があれば、違った形になっていた。GKやDFに当たってしまうということでは、直せる余地があると思う。精神的な部分も多いので、これだけチャンスが多いのだから『絶対入るはず』と信じてやるしかない。あとは反復だけ。

これだけ、便秘のように、『出たい出たい出たい、したいしたいしたい』という風に思っていても(ゴールは)なかなか入らない。でも一瞬の何かでそれが出るということも考えられる。それも期待したいという部分もある」


Q:月曜日の発表の際に23人以外にリザーブ選手を入れる予定はあるか?また、柳沢選手や久保選手の体調が完璧ではないと思うが、5人目のFWの選手を連れていく可能性はあるか?

「23人以外は選ぶつもりはない。自分の頭の中で決まっている部分も多い。これから先、怪我などがあった場合には第1戦までに変えることができる。基本的な考えは1ポジションに2人。今の状況でも1つのポジションに2人は確保できる。このことは選手たちにもを伝えた。これを貫きたい。全ては15日にお話します」

Q:小野選手(浦和)、玉田選手(名古屋)のプレーについて。また小野選手が中田選手や中村選手などと一緒にプレーした場合にどういったことが期待できるか?

「2人だけでなく全員がチームのために走り、チームのために作り出せたと思う。小野選手の場合は、怪我からのリカバリーで、最近非常にいいものをつかんできたし、取り戻してきたと思う。これで(中村選手や中田選手が)合流した時にも、攻撃の担い手だったり、中盤の底でもいいパフォーマンスができる選手。自分が望むのは、ピッチに立っているいる人間が自分の持っているものを見せる、これだけだ」

Q:国内での最後の試合となったが、特別な感傷的なものはありますか?

「今日が国内での最後の試合ではあるが、まったくそういったものはなくとにかく勝ちたかった。まだドイツで親善試合が2試合あるが、それに勝利して勢いをつけてワールドカップに乗り込みたい」

以上
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