●AFCチャンピオンズリーグ グループステージ東地区
グループE 第2戦
3月22日(水)19:00/万博
G大阪 vs ダナン(ベトナム)
★試合速報 G大阪公式サイト http://www.gamba-osaka.net/
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ガンバ大阪が挑むAFCチャンピオンズリーグ1次リーグ、 第2戦はホームでのダナン(ベトナム)戦。初戦の全北現代(韓国)戦では2度リードを奪いながらも逆転負けを喫して敗れたG大阪だが、「勝ちにいくゲームをしなければ、あとあとのステージがつまらなくなってしまう」とは西野監督の言葉。予選突破の可能性を高めていくためにも、ホーム戦は最低でも勝点3を確実に加えたいところ。
メンバー的には、連戦の疲れも考慮して「メンバーの変更を考えられるくらい余裕のある試合になればいいけど、やってみなければ分からない部分はある。基本的にはいろいろトライしたいので、若干メンバーを入替えたいなという思いはあるが、結果は出さなければいけないからね。それを大前提として考えたい」と西野監督。先のJリーグ第3節・大分戦で喫した黒星の反省を踏まえつつ、かつ、ケガ等の状況も見極めながら、本日21日、非公開で行われる前日練習で最終的に決断することになるようだ。
そのダナンは、初戦の大連実徳戦で0-2と敗戦。G大阪と同じく黒星スタートとなったが「4-4-2でオーソドックスにバランスよく戦えるチーム。すごくすばしっこい選手や、瞬間的なスピードがある選手も多く、センターバックには空中戦に強い選手もいる。楽に勝てる相手ではないだろう」と西野監督が話すように、個々のポテンシャルは高く、決して侮れる相手ではない。
ただ、G大阪にも西野監督が「うちが力を出し切れば、悪いゲームにはならないと思う」と自信をのぞかせるだけの戦力、組織の充実が見られるのも事実。先の大分戦の先発メンバーはもちろんのこと、DF宮本、MF寺田、MF松下、MF前田、FW播戸ら、控えにまわっている選手たちも意識は高く、チーム全体がレベルの高い、いいポジション争いを行っている様子が練習から見てとれるのも嬉しい限り。彼らが出場となれば、今後のJリーグを戦う上でのアピールという意味も含め、しっかりとピッチで結果を残してくれるに違いない。
また、第1戦での戦いによって、選手個々が「ファウルの基準が多少、Jリーグと違うなと感じた部分はあった。そういった経験は活かしていなかければいけない(MF橋本)」「観客も少なく、Jリーグと違って今ひとつ盛り上がりに欠けるような雰囲気の中で、チームもまったりした雰囲気のままで試合に入ったような感じがあった。今回はそうならないよう、立ち上がりから集中して試合に入らなければいけない(DF加地)」といった、国際舞台ならではの雰囲気を経験として積み重ねつつ、個々の財産にしていることも、今後の戦いの中では活かされていくことだろう。
というより、単なる力と力のぶつかり合いのみならず、そういった目に見えない経験を活かし、味方につけながらタフに戦っていくことも、勝ち点3を引き寄せるカギになる。その姿を、そして「勝負どころで結果を残し、しっかりと勝ち点3を加える(MF二川)」という決意を楽しめるダナン戦を期待したい。
以上
2006.3.21 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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