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【Jリーグ合同トライアウト 第2回 レポート】 第1回の関西開催に続き、関東での開催となった第2回トライアウトには甲府・小倉選手も参加。(06.01.11)

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1月10日(火)Jリーグ合同トライアウト第2回(フクダ電子アリーナ)
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Jリーグと選手協会の共催で行っている合同トライアウトの第2回が、フクダ電子アリーナで行われた。今年から関西と関東での2ヶ所開催となった影響からか、関東開催となった今回、参加選手の7割弱を東日本のチームに所属する選手が占めており、それは開催地が2ヶ所になったことに大きな意味があったことを証明していた。

今シーズンで4年目を迎えたトライアウト。参加選手は97名と過去最高だった第1回に比べ、今回はそれよりやや少ない63名。スカウト陣は、前回同様Jリーグ、JFL、大学、地域リーグの強化担当や監督・コーチ、またJFA認定の選手代理人など総勢113名が集まった。

この日の会場は、海が近いこのスタジアムならではの風こそほとんど感じなかったものの、日中も気温は7度までしか上がらず、選手やスカウト陣は吐く息を白くしながら続々とスタジアム入り。11時に選手受付が開始されると、大きなバッグを持ってやってきた選手たちはビブスを受け取り、13時から始まるトライアウトにむけてそれぞれ準備を始めた。その1時間後にクラブ関係者の受付が始まると、受付を済ませたスカウト陣の多くが参加選手リストをチェックしていたのが印象的だった。時を同じくして、選手のアップ場ではオリエンテーションが行われ、選手たちはトライアウトに向けてそれぞれ最後の調整に入った。

13時から紅白戦がスタート。第2回目の今回は、前回の長居より参加人数が減ったことから、選手たちは第1回目(長居)の30分(15分でのエンド交代)よりも10分多くプレーすることを許され、1本40分(20分でエンド交代)で行われた。

1本目には甲府・小倉選手が登場。スカウト陣のみならず報道陣の注目も集めていた。参加選手のほとんどが第1回に引き続きの参加になるのに対し、参加選手の中で最年長となった小倉選手は今回が初めての参加。前回参加しなかった理由を「周りの人の話を聞いたりする中で、色々と心境の変化があって受けようと思った」と話し、続けて「かつて地域の選抜テストを受けに行った頃を思い出す、懐かしい緊張感だった」とトライアウトの感想を語っていた。

小倉選手のみならず、他のどの選手も、リーグ戦を終え、オフシーズンに突入したこの時期のコンディション維持にはかなり苦労していた様子だった。このトライアウトに照準を合わせコンディションを調整してきたものの「対人は久し振りなので難しい部分もあった」と話す選手も少なくなかった。そんな中でも、参加した選手たちは自分の持ち味を精一杯アピールしようと必死にプレーした。徳島・小峯選手は今後の移籍先の希望について「自分を必要としてくれるチームであれば、どこでも考えたいと思っています」と話し、「現役を続けたい」という思いの強さをプレーや言葉の端々に表わしていた。

紅白戦終了後は、スカウト陣が選手に声を掛けに行く姿が多く見られた。先日、東京ヴェルディ1969のコーチ就任が発表された都並氏も姿を見せ、「昨シーズンのトライアウトの方が、観ていて『オレを見てくれ』という意欲が見えた気がする。今年は少しマッタリしている感じがした」とトライアウト全体の感想を話していた。

2006年シーズンの開幕まで2ヶ月余り。それぞれのチームの始動日も、日一日と迫っている。今日参加した選手のうち一人でも多くの選手が、このトライアウトを機に現役を続けてくれることを願いたい。

以上

2006.1.11 Reported by 浅野有香
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