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【FIFAクラブワールドチャンピオンシップ トヨタカップ ジャパン2005:シドニーFC vs デポルティボ・サプリサ レポート】カズ、フル出場もシドニーFC敗れる。(05.12.13)

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FIFAクラブワールドチャンピオンシップ トヨタカップ ジャパン2005
12月12日(月)19:20/豊田
シドニーFC(オーストラリア) 0-1 デポルティボ・サプリサ(コスタリカ)
得点者:ボラニョス(デポルティボ・サプリサ)
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 FIFAクラブワールドチャンピオンシップ・トヨタカップジャパン2005は12日、1回戦の第2試合が豊田スタジアムで行なわれ、北中米カリブ海代表のデポルティボ・サプリサ(コスタリカ)が元日本代表FW三浦知良(カズ)の所属するオセアニア代表のシドニーFC(オーストラリア)を1対0と下し、準決勝進出を決めた。FWカズはフル出場を果たしたが、得点に絡むことはできなかった。

 ボール支配率で56%と上回ったシドニーFCは、序盤からFWカズ、MFヨークらを中心に厚みのある攻撃を仕掛け相手ゴールを脅かしたが、決定力を欠きゴールまでは至らず。そして迎えた47分、一瞬のスキを突かれデポルティボ・サプリサに先制点を献上してしまうと、最後まで1点が遠かった。81分にはDFチェッコリが相手GKへの危険なプレーで一発レッドカードを出され、10人での戦いを強いられたシドニーFC。終盤はひとり少ないにもかかわらず、FWの枚数を増やしパワープレーに出たものの、惜しくも得点には結び付かなかった。

 前半は完全にシドニーFCの流れだった。ボールを持てば、スタンドから沸き起こる『カズコール』にカズもキレのある動きを披露。7分、左サイドからのドリブル突破で好機を演出すると、15分には右クロスにヘッドで合わせる。18分にはワンツーで抜け出し、エリア内に侵入すると得意の左足を振り抜いたが、シュートは惜しくもDFに阻まれた。「前半にゴールできなかったのが残念。みんな下を向いていたが、次の試合(5位決定戦)に気持ちを切り替えたい」(カズ/シドニーFC)。

 後半は、先制されたこともあり、単調な攻撃に終始したシドニーFC。トリニダード・トバゴ代表で元マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)のヨークが本来のFWではなく中盤に入ってゲームを組み立てが、単純な縦へのロングボールが目立ち、攻撃の幅を欠いた。

 「非常にいい試合をした。内容は互角だったと思う。チャンスを活かせなかったのが残念。勝敗を分けたのは経験の差」(リトバルスキー監督/シドニーFC)。

 一方のデポルティボ・サプリサは後半開始2分、後方からのロングパスを胸で巧みにボールコントロールしたボラニョスが見事な右足シュートでゴールネットを揺らすと、この1点を守り切った。

 前半はシドニーFCに押され気味だったデポルティボ・サプリサだが、先制点を挙げたあとは、落ち着いた試合運び見せ、終盤は前がかりになるシドニーFCの裏のスペースを突いて、あわや追加点という場面も2度、3度演出した。

 メドフォード監督(デポルティボ・サプリサ)は「タフな試合だった。シドニーFCはバランスの取れたいいチーム」としながらも、「サプリサの歴史を作ることができた。リバプール(イングランド)戦もすばらしいゲームができるだろう」と早くも次戦に向けて自信を窺わせた。

 勝ったデポルティボ・サプリサは15日、横浜国際総合競技場で決勝進出をかけて欧州王者のリヴァプールと対戦。また敗れたシドニーFCは、16日に行なわれるアフリカ代表のアルアハリ(エジプト)との5位決定戦(国立競技場)に臨むことになった。

2005.12.13 Reported by インターナショナルスポーツ&マーケティング(ISM)
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