12月10日(土) 2005 J1・J2入れ替え戦 第2戦
柏 2 - 6 甲府 (15:04/柏/12,013人)
得点者:'10 バレー(甲府)、'27 バレー(甲府)、'52 レイナウド(柏)、'53 バレー(甲府)、'68 バレー(甲府)、'69 バレー(甲府)、'86 宇野沢祐次(柏)、'87 バレー(甲府)
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●大木武監督(甲府):
「試合のコメントの前に、この場を借りて選手のみなさん、本当におめでとうございます。みなさんのやってきた結果が、いまこうやって現れたと思います。それから、グランドスタッフのみなさん、コーチ、結城コーチ、安間コーチ、坂本コーチ。それからメディカルスタッフ、安松トレーナー、矢上トレーナー、通訳のジュリオ。それから彼が一番苦労した、マネージャーの鶴田。みなさんがいなければ何もできませんでした。本当にありがとう、そしておめでとう。それからフロントスタッフのみなさん。本当にありがとうございました。それからスポンサー、ボランティアのみなさん、本当にありがとうございました。それから最後にサポーターのみなさん。ここにこうしてこのような気持ちでいられるのもみなさんの今までの応援があったからだと思っています。本当にありがとうございました。そして、心の底からおめでとうと言いたいと思います。本当にありがとうございます。
試合なんですけれども、この場で内容のコメントをしても何もないですね。ただ、1つだけ言えることは、1試合目の2-1のゲームを守り切ろうという気持ちは毛頭ありませんでした。1試合目勝って、2試合目勝って終わると。90分で絶対に決着を付けると。引き分けじゃない。勝って終わるという強い気持ちで入りました。選手たちはその通りにやってくれました。
選手には常日頃、ある一定のスパンの中で必ず右肩上がりになっていなければならないと。その一定のスパンの中では寄り道もあるし、落ちることもあるだろうと。ただ、最後は必ず右側に上がっていなければならないと。今日は最後だと。たまたまその最後の時が入れ替え戦だったと、それをみんなに見せようと。そして見事それを証明してくれました。
サッカーというのは1つ勝てば次のゲームが大事になる。これはトーナメントだけではない。どんなゲームでも同じ。リーグ戦でも同じ。次に勝てばまた次の試合が大事なる。どんどん上にあがっていく。針の先に立つような、そんな気持ち。今日勝った事で次のゲームが大事になる。それがいつなのかというと、来年の開幕だと思います。そこに向けてこれからまた進んでいかなければならない。ただし、練習が始まるまでは、この気持ちを続けて、この1ヶ月くらいは浮ついたような気持ちで過ごせたらいいなと思います。試合の会見にはなりませんでしたが、以上で終わります」
Q:第1戦でミスが多く、それを気にされていたようですが、今日はほとんどなかったように思いました。それについてはいかがでしょうか?
「ミスというのが何なのか、まずちょっと私には分からないんですが、一番私が気にしたミスはボールを奪ったあとの処理ですね。そこは1戦目が終わった後に強く言いました。ただ、今日も何回かありましたね。1つはつなぐこと。もう1つは切らなければならない時があるんですよ。そこを切れないで、相手にセカンドチャンスを与えてしまう、という場面がありました。そこはちょっと納得いかなかったですね。ただハーフタイムにそれははっきり言いました。それから最後は相手も一人少なくなりましたし、ちょっと守備固めをするような形になったんですが、向こうもスクランブルといいますか、誰がどこにいるのか分からないような状態になった。そうするとうちはフォーメーション通りにやっていても、相手はそうはいかない。マークを決めて、ディフェンスに入るという事をやりました。その時のマークのミスもありました。その辺が気になっただけで後は大きな問題はなかったと思います。もちろん細かいミスはたくさんあったと思いますが、許容範囲だったと思います。1戦目と2戦目と違うのは、取った後のボールですね。その処理は1戦??よりは多少よかったかなと思います」
Q:どの辺で昇格を確信されましたか?
「前半を終わった時点で…。ただ、もう1点だと思いましたね。3点目を取ったら勝ちだと。いつもぼくは選手に言っているんですが、2-0は一番危険な点差だと、いうことを言っています。ただ、1戦目を考えれば引き分けでもいいんですね。引き分け狙いはしませんでしたし、3点目を取りに行けと指示をした。3点目を取ったらこのゲームはうちのものだと。保証してやると。3点目を取ったらうちのゲームだと、その通りにやってくれました」
Q:後半早々にそういう形になりましたね。
「2-1にされたんですが、その後すぐに点数が入ったので状況が自分が興奮していたのであまりうまく言えないんですが、2-1にされて「チクショウ」と思ったんですが、1点を取りましたので、その時に行けると思いました」
Q:リーグ戦が終わった段階で何もつかんでいないとの事でしたが、この試合でつかんだものは?
「J1昇格というものをつかみました。
あとは選手がやってきたもの。それを自信と言っていいのか分からないんですが、これだけ人がいればいろいろ書くわけですよね。でも本当のことを知っているのは我々だけだと。我々と選手だけ。その本当のことが選手に分かればいいんじゃないかとと思います。それはつかんだ事じゃないでしょうか」
Q:大木さんが目指してきたサッカーの、そのキーワードを教えてください。
「エンターテイメントです。お客様が見て、もう一度見たいと思うようなゲームです」
Q:おもしろいと思うのはどこなんでしょうか?
「『プレーする事』です。なかなか分からないと思うんですが、今プレーする選手が少ない。プレーしているチームも少ないと思います。
演技をする選手もいる。その中でプレーに集中する。それが一番です(笑)。それは見に来てくれなければ分からないですよ(笑)。」
Q:来年の事はまだわからないですが、今すぐに思いつくことで、来年はどんな事をしたいとお思いでしょうか?
「レベルアップです」
Q:エンターテイメントをレベルアップしたいと。
「そうですね」
Q:この試合が終了した瞬間はどんな事が思い浮かんだんでしょうか?
「やっぱりやれるんだなと、思いました」
Q:それは手応え、ということでしょうか?
「そうですね。今までやってきたことを…、サッカーは分からないですよね。勝つか負けるのか。でも、やれるという気持ちはありました。その中で本当にJ1に行けるのかというのは2試合終わるまでは分からない。実際にそこでつかんだときに、やっぱりやれるんだと。こいつらやれるんだと、いうことを思いました」
Q:今日、試合前に選手が何人かピッチに出てブーイングされていましたが、あれは監督の指示だったんでしょうか?
「いや、違います。勝手に出て行ったんだと思います。ヤジを受けるようになれば一人前だと、それは言いました」
Q:ドレッシングルームに戻られて選手には何を伝えたんでしょうか?
「おめでとうと言いました」
以上
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