●第85回天皇杯5回戦
12月10日（土）13：01/広島ス/3,015人
広島　0−3　清水
得点者：10'久保山 由清（清水）、11'兵働 昭弘（清水）、57'マルキーニョス（清水）
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●森崎和幸選手（広島）：
「タイトルをとること、いいパフォーマンスを続けることは、難しいと実感した。チームとして、精神面の弱さを感じてしまった。失点した時に、必要以上に焦ってしまったのかもしれない。11人が11人とも、同じ考えでやり続けることの難しさを感じた。それぞれに想いもあるし、いい部分もある。でもそこを、自分が中心になってまとめていかないといけないし、自分の想いをみんなに伝えていかないといけない。一生懸命、声を出していったつもりだったけれど、それが伝わりきらなかった。声で伝わらないのなら、プレイで伝えようと思って、積極的に前に出たんだけど、それでも伝わらなかった。苦しいときに一つになれるチームを、これからつくっていかないといけない」

●枝村匠馬選手（清水）：
「今日は痛み止めを打ってやった。そういう中で、自分のできることを精一杯やったけど、結果が出たので良かったと思う。ただ、やはりキレはなかった。ベットと森崎和のマークが課題だったが、ベットが中に入ってきたときは僕がみて、僕が森崎和に行った時は兵働くんがベットをみる、という関係は、ある程度はできていたように思う。ベットの個人技で崩されたこともあったけれど、それ以外はできていた。ただ、どちらかというと、李の方がフリーになってしまったかな。ただ、全体的には、良かったと思う。

後半の交代は、自分から「無理だ」とは言っていないけど、ベンチからはそう見えたんだと思う。でも今日勝ったので、次の試合までにしっかり治療して、治ればまたやれると思う」

●兵働昭弘選手（清水）：
「スーパーシュート？いや、そんなことはないです。あのゴールは、僕がボールを受けて、相手が（プレスに来る）と思ったんですけど来なかったから、左に持ち替える時間があった。そしてゴールをみるとキーパーが結構前の方にいたから「狙える」と思った。本当にイメージ通りのシュートができて良かった。

まず、FWの選手が相手の背後をつく動きをすごくやっていた。そうなると、相手のDFラインがどうしても下がってくるので、そこで中盤がルーズになった。だから、ボールが動いたと思う。（チョ）ジェジンがいるいないは、別に変わらない。今日は意識的に相手の背後をFWが狙っていたことが良かった。

今日うちの2トップが結構（サイドに）流れてくれたので、そうなった時に僕が中に入ったりして、流動的な動きをしていくことで相手のマークもずれてくるし、（人が）動くことによってボールも動く。今日はそれがうまくできていたから、どんどん前にボールが入るようになった。守備面では、ベットを意識していたけれど、遅れてベットについていくとドリブルで運ばれてしまうケースもあった。やはり最初の段階でコースに入ってスピードを殺さないと、細かいパスで崩されてしまう。ベットには何回か運ばれるシーンがあったし、そこはもうちょっと抑えないと、と思った。もう少し自分が気を利かせて、いいポジショニングができれば良かったと思う。

とにかく、最終ラインが集中していたし、センタリングをあげられても中でしっかりクリアできた。あとはこぼれ球を意識してみんなで拾っていたから、相手の2次攻撃も防げたと思う。次は、今日の課題をしっかりしていきたい。それからリードした時に、もっと大事につなぐ展開をやっていかないと。少し慌てる傾向もあったから、もっと余裕もってボールつなげたい。そうなれば、いい攻撃ができると思うから。この2週間、個人としてもチームとしても、課題を克服して次に臨みたいです」

以上