12月10日（土）J1・J2入れ替え戦 第2戦 柏 vs 甲府（15:00KICK OFF/柏）
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日立柏サッカー場、午後2時、試合開始1時間前。
先ほど１時過ぎにスターティングメンバーが発表された。

最低でも1点が必要な柏レイソルの、この試合におけるポイントは3点。

1つは、第1戦でゴールを記録したレイナウドを引き続き起用してきたこと。好不調の波がある選手だが、それでも決定力を持っており、貴重な戦力と判断したのだろう。クレーベルの先発起用は、1つにはそのレイナウドとのコンビネーションを期待したという側面がある。この2人の連携は、この試合の見所の1つとなるだろう。ここに矢野貴章がどこまで絡んでいけるのか、注目したい。

　2つ目は、得点力の確保という意味で出場停止明けの平山智規が先発に復帰した点。平山は試合を決められる力を持つ選手であり、縦方向への突破力を持っている選手だ。サイドからの攻撃が1つの得点パターンでもある甲府を止める意味でも、平山が入る意味は大きいだろう。

　3つ目は、攻撃的な意識を持たざるを得ない柏を落ち着かせる意味での明神智和の出場。明神は、ドクターによる診断が必要なほどに足の具合は悪化しているが、そうした中でも出場させたのは、誰もが認める柏のキーマンだからだ。柏にはいなくてはならない選手の筆頭にあげられる存在ではあるが、そうした選手をケガが完治していない状態で起用してくるのは、それだけ柏が追いつめられた事の証左でもある。

　引き分けでもJ2への降格が決まる柏は、まずは点を取る必要がある。ただ、そのために闇雲に前に出続けても、第1戦の後半のようにばらけた印象の試合になるのは間違いない。どのようにチームとしての規律を守りつつ、前へ出るのか。そしてその中で守備のバランスを保つのか。柏は非常に難しい試合運びが求められている。

Reported by 江藤高志

以上