今日の試合速報

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第25節 新潟 vs 広島 プレビュー】ともに連敗脱出をかけた一戦。リズムが出てきた広島の攻撃に、新潟が守備を立て直して挑む(05.09.25)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月25日(日)J1 第25節 新潟 vs 広島(15:00KICK OFF/新潟ス)
-リアルタイム速報はこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------

 新潟、広島ともに2連敗中。どちらも3連敗を阻止が最低ラインだ。新潟はここ2試合、前半に2点を失っている。立ち上がりの集中力が課題になる。MF桑原裕義、GK野澤洋輔らを軸に組織的、攻撃的な守備を意識する。
 広島の総失点はリーグ最少の25。だが、連敗中はいずれも4失点。一方で攻撃はFW佐藤寿人を中心に、リズムが出てきた。攻守のバランスを整えられるかがポイントになる。

 新潟の反町康治監督は、広島戦に向けてのチームの気持ちの在り方を話した。「相手に合わせてどう戦うかよりも、まず自分たちが何をすべきかが大切」。23節・C大阪戦、24節・清水戦といずれも1対2、しかも前半に2点を奪われた。内容的にも相手の得意とする形で失点するパターンだった。
 チームの持ち味は堅守速攻。そのためにも立ち上がりの失点でリズムを崩すことだけは避けなければならない。「ホームで戦うわけだし、まず守備から、という考えはあまり好きじゃない」。こう話した桑原は「守るにしても、ボールに対して先に仕掛ける。攻撃的な姿勢を出していきたい」と言った。

 連敗した2試合、細かい場面で相手より一歩出遅れるプレーが目立った。特にセカンドボールを奪われるケースが多かった。「いろいろあるが、メンタリティーの問題は大きい」と反町監督。今節はFWエジミウソン、DF萩村滋則が警告の累積で出場停止。ほかにも累積3枚の選手が5人いる。「カードのことが頭にあって、無意識に球際で強くいけなくなっている」(反町監督)ことが、後手に回る要因の一つにもなっている。

 ただ、この広島戦に関しては緩む要素はない。GK野澤洋輔は言う。「勝負はやってみなければ分からない。でも、広島は絶対に負けたくない相手」。前回、第9節の対戦では0対5で大敗した。その雪辱を果たすとう気持ちはチーム全体で一致している。「くさびのボールにどこまで強くいけるか」と野澤、「セカンドボールの処理を集中して、積極的に」と桑原。21日の練習では、江尻篤彦ヘッドコーチがピッチ上で選手全員に話しかけた。「やれること100パーセントやる。この気持ちで準備をしよう」。15分の青空ミーティングはメンタルに関わることに終始した。気持ちの強さは今まで以上に備わっている。

 広島は23節でG大阪に2対4、前節の24節は浦和に3対4。チーム全体に疲労が溜まっている時期に攻撃力のあるチームと対戦したことが響いた。ただ、攻撃の軸としてFW佐藤寿人が結果を出していることが大きい。浦和戦ではハットトリックを達成。2点は相手の裏を突く得意の動きから奪ったもの。クロスに対する反応の良さも形に表れてきた。新潟の守備陣が苦手とするタイプでもある。
 今週は守備の確認、意思統一を徹底してきた。J2時代の2003年から新潟との対戦成績は広島の3勝2引き分け2敗。2敗はいずれも新潟スタジアムだ。現在、首位G大阪から勝点11差の7位。広島にとって、ここでの勝利は優勝戦線に踏みとどまるためにも、大きな意味を持つ。

 巻き返しを図る上で、どちらにとっても勝点3が必要な一戦になる。

2005.09.24 Reported by 斎藤慎一郎
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第32節
2024年9月28日(土)19:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/09/28(土) 00:00 ハイライト:川崎Fvs新潟【明治安田J1 第32節】