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【J1:第20節】千葉 vs C大阪:オシム監督(千葉)記者会見コメント(05.08.24)

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8月24日(水) 2005 J1リーグ戦 第20節
千葉 1 - 2 C大阪 (19:03/市原/4,249人)
得点者:'5 林丈統(千葉)、'29 森島寛晃(C大阪)、'42 黒部光昭(C大阪)
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オシム監督(千葉)

「今日は賢くやったチームのほうが勝ちました。もう一つは、うちは前節の試合を日曜日にやっていることで、1日休養が(C大阪よりも)少なかったのも作用しています。あともう1つは、C大阪の選手のほうが体格がよかったということです。今日はそのような体の競り合いに勝ったほうが勝つような試合にもなりました。
前半の最初は千葉はいいプレーをしたのですが、1−0でリードした時点で何人かの選手が、実際、自分たちが今までやってきたプレーをできなくなってしまいました。そこで結局、このような結果の試合になりました。残念ですけど、まだ千葉は熟したチームではありません。170cmもないような選手がたくさんいるチームですから、このような体の競り合いを避けたい試合で、自分たちが動けなければ、このような結果になります。今日は走れない選手が多かったです。選手たちの中で何人かは相手にタイトにつく、タイトについて抑えるという役割を果たせない選手がいます。そういった選手が何人かいると、チーム全体が苦しむことになります。私は選手たちのことをよくわかっているわけですから、今日の試合は正直文句を言うことはありません。
前に見ている人は千葉はアーセナルのようなチームになったと思っているかもしれませんが、私はまったくそう思っていません。うちはスタメンの11人全員がリミットまで実力を発揮したときだけ勝てるチームです。ただ、ガッカリする必要はないでしょう。最近はいいプレーをしていましたし、今日も最初はいいプレーをしていました。試合の最後のほうも悪くはありませんでした。残念ですけど、ある時間帯にちょっと泳いでしまったという感じです。泳いでしまったということは浮き輪がなかったというこでしょう。そこで溺れかけました」

Q:これから1週間に2試合の試合が続きますが、体力とどう折り合いをつけながらどのようなサッカーをするのか?
「いい選手を何人も抱えているようなビッグクラブであれば、そのへんの折り合いはうまくいくのでしょうが、うちはそれだけ質を持った選手がたくさんいるわけではありません。そのなかでメンバーを変えたときに質を保てなくなるというのは事実です。実際、羽生や(佐藤)勇人や坂本は、自分の総力を全部発揮していいプレーをする選手です。もちろん他の控えの選手が同じだけの質があるのであれば、試合に出ていますよ。実際、そこまでの質はありません。そういう意味で、穴を埋めるということは難しいことです。今日の前半はいいセンタリングを10本ぐらい上げていましたが、もしもマリオ(・ハース)や巻がいたら、また違った結果になったかもしれません。今日、プレーした選手はそのように身長がある選手ではなかったので。
もちろん1週間練習を通して、皆さんにも千葉の練習を多く見ている方もいると思いますが、結局、その
練習のなかで次の対戦相手を想定して、いちばんいい11人が試合に出て行くのですが、だいたいその11人はどう見ても同じ11人なんです。サイドの選手や中盤の選手を何人も変えてみたりしていますが、結局は同じ選手が試合に出て行きます。ただそういうことを文句で言っているのではなくて、実際、今日の立ち上がりはよかったように、いいプレーができるはずなんです。その辺がすごく残念です。やれることはやろうとしました。
ただ練習でやっていることが試合で出るというものです。実際に千葉の試合を見に来てくれる観客の皆さんは、千葉に対して以前よりもすごく期待を抱くようになってきていると思います。それによって、今までいい試合をして負けて拍手があった試合でも、今はもう少し厳しい目で見ていると思います。それが選手にとって少しプレッシャーになっている部分もあるかもしれません。そういうことも選手にとっては重荷になることもあるのです。観客の皆さんが望んでいるのと、実際のチームを具体的に見た実力とは少し差があるのかもしれません。3年間やってきて、同じく変わっていないことは、この試合に勝てば上位に上がれるという時点で、結局、勝てないんです。結局、そこの責任感、そこのプレッシャーに選手が慣れていないんです。おそらく、このシチュエーションで戦える選手がいないんです。何人かは戦えないんでしょう。そのプレッシャーに耐えられない選手がいるということです。残念ですけど、それが事実です。まあ、名前はあげませんが。そのようなプレッシャーの中で自分の力を発揮できないということです。
ただ、このメンバーで実際にもう一歩上に行きたいというのが私の思いですけど、それで上に行けないというのも事実です。そのような部分はトレーニングできない部分です。どれだけ口で説明できても練習できない部分です。あなたたちの仕事も同じだと思いますよ。ただ文章を書くだけでなら誰でもできますけど、それなりの完成された文章を書こうと思ったら、全員ができるわけではありませんよね。結局は同じなんです」

以上
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