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【J2:第19節 鳥栖 vs 水戸 プレビュー】スピードある鳥栖の攻撃と高い守備意識の水戸。力と力の真っ向勝負が期待できる一選。(05.07.01)

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7月2日(土)J2 第19節 鳥栖 vs 水戸(19:00KICK OFF/鳥栖)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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試合に臨む選手は如何にしてモチベーションを保つのであろうか。怪我や出場停止でやむを得ずできない場合を除き、すべての選手は試合で勝利するために自分を鼓舞している。それが練習中であろうが、私生活の中であろうが、アスリートとして至極当たり前のことである。前節の対戦を反省し、相手の分析を行う。そして過去の対戦での悔しさや喜びを糧としていることだろう。

ここまで鳥栖は勝ち点27で4位につけている。勝ち点27で2位から5位まで4チームがひしめく混戦状態の中にある。 今季の戦い方を見るとファンならずとも否が応でも上位進出を期待してしまう。首位京都の背中ははるか遠くになってしまったが、2位グループの中から早く抜け出すことを期待して、多くのサポータはスタジアムに足を運ぶ。上位進出のためには、下位相手との戦いでの取りこぼしは絶対に許されない。7月に入っての最初のゲームは19時試合開始で鳥栖スタジアムに10位の水戸を迎えて行われる。

だが、この状況は昨年の同時期と酷似している。昨年の7月に行われた最初のゲームは、鳥栖スタジアムでの第21節だった。試合開始は19時。相手は勝ち点19で10位の水戸。鳥栖の勝ち点は26で8位につけていた。試合数の違いはあれど、昨年もこの時期までの鳥栖は好調といわれていた。だがこの水戸戦を引き分けて以降10試合を1分け9敗と下降線の一途をたどった。思い出したくもないターニングポイントだ。チーム状況も選手も一変した今季は、昨年と同じ轍を踏むことはないと思う。

一方、お互いのチームカラーは昨年度よりさらに強化された。今季の鳥栖は両サイドDFのスピードを加え高い位置からのプレッシャーに磨きがかかった。対する水戸は中盤以降の守備の意識がさらに強くなり、カウンター攻撃に脅威を増した。両チームともここ数試合は勝ち点を上げていないが、目指すサッカーに変わりはない。今節対戦では、鳥栖のスピードある攻撃陣と水戸の執拗な守備の真っ向勝負が予想される。

特に鳥栖は、ツートップの新居と鈴木が好調である。この二人で14節以降の5試合9得点すべてを挙げている。この二人にMF高橋と宮原が絡み、積極的に仕掛けてくる。高地と奈良崎のサイドDFも好機と見ればシュートを放つ。今節も同様な戦い方を行うものと予想される。中盤は相手に合わせて組み替える器用さも加わってきた。ロングシュートを武器に持つ高林、攻守のバランスに冴えを見せる落合、中盤の底で攻撃の芽を摘むことができる飯尾、京都戦の殊勲者ビジュと組み合わせは多種に渡る。ゴールマウスは開幕以来フル出場のシュナイダー潤之介が守る。

対する水戸は中盤でのプレッシャーに厳しいものがある。相手がもたつくと数的優位な状況を作りボールを奪い取る。奪ったボールはMF関に預け相手陣内へと切り込むかFWデルリスに預けて全体で押し上げる。2列目からは森田がスペースに飛び込み、状況によってはマルキーニョスが前線に顔を出す。

鳥栖の多彩な攻撃と水戸の分厚い守備、水戸のカウンターと鳥栖のセンターDF対応と局面での見所が多い試合になるだろう。集中力を切らさず、耐えるべきところを耐え、好機を掴んだら話さない・・・当たり前のことであるが、その当たり前のことがここ数試合できていなかった両チーム。高めたモチベーションを落とさず、好ゲームを見せて欲しい。


以上

2005.07.01 Reported by サカクラ ゲン
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