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【J1:第13節 柏 vs 広島 プレビュー】リーグ2位好調の広島をホームで迎え撃つ柏。リーグ再開第1戦、柏は3バックの新システム投入か?(05.07.01)

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7月2日(土)J1 第13節 柏 vs 広島(19:00KICK OFF/柏)
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6月16日から25日まで新潟で合宿を張りチームの再生を図った柏レイソル。Jリーグ再開第一戦、ホーム日立柏スタジアムで迎え撃つのはサンフレッチェ広島だ。

中断前を振り返ればリーグ戦12戦2勝の17位。ナビスコ杯は6戦2勝に止まりグループリーグ敗退が決定している。半数以上の試合を残すとはいえ、このままでは明らかに残留争い候補に名乗りを上げてしまう。悪しき流れを払拭し上昇の兆しを何が何でもつかまねばならない。しかし、そのために行われた新潟合宿では逆にGK南、DF土屋、中澤、波戸、近藤、MF明神、リカルジーニョ、クレーベル、田ノ上、宇野沢…(負傷などのための)別メニュー組を生むと言う結果が訪れてしまった。背水の陣とはまさにこのこと、と一時は思われたがこれはフィジカル系のトレーニングが多かった合宿のため調整を兼ねてのことだった。

柏に戻り試合前1週間の通常トレーニングが始まり、28日の紅白戦の段階では別メニューは近藤、薩川、田ノ上のみ。リカルジーニョ、クレーベルも合流しどうにかスタメン11人を組む事はできる状況にはこぎ着けた。

ここまでの低迷の原因を探るとすれば、当たり前と言えば当たり前だが、得点が少なく失点が多いこと。特にリーグ戦得点9はリーグワースト。フォワードが2得点しかあげていない。エース玉田も代表戦との往復でコンディション調整も難航。コンビネーションも不足していることからいまだ0得点なことも頭痛の タネだ。それを解消すべくFW崔との契約延長を行わずパリSGから大型ブラジル人FWレイナウドを補強。これで大型ポストプレーヤーとスピード系FW玉田との組み合わせが実現することになりそうだが、レイナウドは今節にはまだ間に合わない。

試合3日前時点でだが、紅白戦の陣容はこうだ。
GK南、DF土屋、波戸、中澤、MF(ボランチ)明神、小林祐三(リカルジーニョ)、アウトサイド小林亮、平山、トップ下クレーベル、FW玉田、山下。 これまで、ゲームスタート時点では4バックを敷くことが多かったが、どうやら試合開始から3バックでいくことになりそうだ。そして、驚くべきは、これまで 基本的に右サイドに入ってきた波戸をセンターバックにコンバートしていること。中断前、大分戦で4バックのセンターバックには入っているが、3バックでのセンターバックは柏では初のこと。果敢なオーバーラップが売りだった彼が土屋、中澤といった人に強いタイプを行かせて自分はカバーに入る。そんな3バックの 統率を如何に行うかが何よりの注目だ。

そして、代表帰りの3人が、どのように力を発揮するかにも注目が集まる。ワールドカップ出場を決め、そろそろ柏での戦いに集中できるであろう玉田、ワールドユース16強、4試合全てにフル出場し世界を体感してきた小林。そしてトゥーロン国際大会を経験してきた矢野。それぞれに短期決戦を経験、長いリーグ戦とは違った緊張感を経験している。そこでの経験を持ち帰って柏で活かしてくれることが、低迷からの脱却の第一歩になる。

対するは首位を走る鹿島を勝ち点差9で追うリーグ2位の広島。シーズン前にアテネ五輪世代を大量補強、今季ダークホースと目されたがきちんとその役割を果たしている。そしてそのアテネ世代のみならず、外国人そして若手までコンスタントに結果をだしているところがこのチームの強み。これまでスーパーサブとしての起用が主だった前田も先のワールドユースで短時間の出場ながら1得点。計算できるストライカーとして今後出場時間が増えてくることはまちがいない。今節も出場があればコンビネーション経験の浅い柏3バックの脅威になることは間違いない。

再開第1戦。勝利が欲しいのはどちらもおなじ。
ただ、柏は4月28日以来見放された白星を出来るだけ早く手に入れたい。それがこの試合であれば言うことはない。


以上

2005.07.01 Reported by 了戒美子
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