9月4日（土） 2004 ヤマザキナビスコカップ 準々決勝
浦和 3 - 2 横浜FM　（18:00／埼玉／28,977人）
得点者：'12 奥大介（横浜FM）、'16 山瀬功治（浦和）、'37 エメルソン（浦和）、'66 エメルソン（浦和）、'73 坂田大輔（横浜FM）
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●岡田武史監督（横浜FM）：

「今日の相手は調子のいい浦和レッズ。しかもアウェーということで、繋いでいくサッカーをしようと。シンプルにとって速く攻撃をしようと言っていたのだが、なかなか開き直れずに、やはり練習でやっている癖が出てしまった。みんな下がってきて受けてしまう。ボールをまわしてもフィニッシュまでいかない。ハーフタイムに、開き直って、ゴールをめざすという原点を忘れないように、と伝えたんだが、最後まで何か開き直れなかったかなと感じる。それが自分としては非常に悔しい。ただ、選手達は、最後まで、あの強力なストライカーのいるチームに対して、よく頑張ってくれたと思っている。もう一回当たる（10/17のリーグ戦2ndステージ第9節）ので、なんとかこの悔しさをはらし、借りを返すという意味で、戦えるチームにしていきたい」

−今日の最終ラインの評価は？

「最終ラインは、個人技としては悪かったとは思わない。3失点のうち2失点は、崩された訳ではなく、ロングボールをしっかり競ることが出来なくて、こぼれたところをやられた。そういう悔いが残る。ひとつひとつの競り合いの甘さが出たかなと。ただ栗原は、ほとんど練習も来てなくて、ほんとはまだお面をつけてやれと言われていたほど。それをお面もナシであそこまで…まぁPKは与えてしまったが、よく頑張ってくれたと思っている。何度も、最後のところで4バックにしてからも（頑張っていたのだが）。（それでも）那須、栗原のところで小さなミスが出るとやはりダメなんだと。若い選手なのでしかたがないが」

−柳想鐵の怪我の様子は？

「今病院へ向かったが、肋骨を痛めてて、息をするのも痛いような状況。明日からについては、今後の診察の結果次第だ」

−原信生についての評価は？

「原信生に関しては、ウチに来た時に、体脂肪が13%で。ウチの選手はほとんど10%をきっているので、少なくとも10%代にならないと使わない、と言い続けていたら、一昨日10.9%になったと（笑）。じゃあ使おうということで使った。ずっと試合も出ていなかったし、緊張もあっただろう中で、彼なりのベストは尽くしてくれた。だが、まだまだ伸びてもらわないと困るというのが実感」

−右サイドの田中隼磨が、適切なポジションでボールを引き出せなかった印象があるが、それは、田中達也（浦和）がそこについたことへの影響があったのか？

「いや。引き出せなかったというよりも、ボールをまわしていっても、このメンバーだったら、結局ミスして無理なんだなと。隼磨も引っ張って、ともかく達也と競り合えと言っていた。競り合えばだいたい5割は勝てると、そういう指示をしていたんだが。引き出して足元で受けてパスしても、結局どこかで取られてしまう。こぼれ球を取ることも考えろと。隼磨もそれを忠実にやってくれたんだが」


以上