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【ヤマザキナビスコカップ第5節 神戸 vs F東京 プレビュー】決勝トーナメント進出王手のF東京相手に神戸が意地を見せるか?(04.07.16)

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7月17日(土)ヤマザキナビスコカップ第5節 Dグループ
神戸 vs F東京 (19:00KICK OFF/神戸ウ)
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 横浜F・マリノスのJリーグ初となる3ステージ連覇で幕を閉じたJ1リーグ1stステージ。以後、しばしの間、Jリーグは中断されていたが、その間にもオールスターゲームや日本代表戦、多くのサッカーファンを寝不足にさせたユーロ2004など、魅力的なゲームが連日にわたって開催されたことで、サッカーファンの目はより肥えたことだろう。だからこそ、7月17日のヤマザキナビスコカップ第5節で再開するJリーグでも、そういったファンたちをがっかりさせないような、いや、それ以上に彼らの目を改めてJリーグに引き寄せる見どころの多い試合を展開して欲しいものだ。
 
 前置きが長くなったが、ヤマザキナビスコカップDグループの戦いに目を向けてみよう。FC東京、鹿島アントラーズ、柏レイソル、ヴィッセル神戸の4チームがしのぎを削るDグループにおいて、現時点で首位を走るのは、ここまで3勝1敗のF東京。それに対し、神戸は出足こそ1勝1分でスタートを切ったもの第3、4節での敗戦が響き、4位。つまり今回の『ヴィッセル神戸 VS FC東京』戦はDグループ首位と最下位チームの対決となるが、数字的には神戸も、今回のF東京戦と鹿島戦の残り2試合に連勝すれば自力で決勝トーナメント進出への切符を奪い取れる可能性を残していることから、モチベーションは高い。もちろん、2位につける鹿島との戦いをすでに終えているF東京が、神戸を含めた他の3チームより優位にたっているのは確かだ。

 さて、6月5日に行われた第4節の同カードでは、前半、MF今野とFW近藤のゴールで2点をリードしたF東京ペースで試合が進むも、後半、F東京FW近藤の退場で数的優位に立ってからは、終始神戸ペース。FW播戸がゴールを決めるなどして1点差に詰め寄る勢いを見せたが、85分にはその播戸がこの日2枚目の警告で退場に。結果、勢いを結果に結び付けられない弱さを露呈する神戸に対し、数的不利の時間帯も組織的にピンチを凌いだF東京が2-1と勝利した。
 
 だが、先にも述べた通り、決勝トーナメント進出のためには負けが許されないという現状が神戸を加速させないはずはない。いや、そのために、リーグ戦1stステージ終了後のインターバルではチーム初となる網走でのキャンプを張る中で、改めて戦術の徹底を図ってきた様子。実際、その直後に行なわれたトルシェ前日本代表率いるカタール代表との練習試合では、『攻守の切り替えのスピードアップ』『速いパス回し』『DFラインを押し上げコンパクトなサッカーを』『ゴールまでできるだけ速く攻め立てる』などのテーマを掲げて挑んだ結果、1-0と勝利。ハシェック監督いわく「内容的にはまだまだ課題がある」としながらも「勝ったことが最大の収穫」というべき成果を得ると同時に、厳しい網走キャンプでの努力が結果に繋がった事実は、選手たちに自信を植え付けた。
 
 また、このことは、戦術面においても、1stステージのラスト3戦で見せた粘り、組織としてのまとまりをより強固なものにしてくれるはず。今季の公式戦全てに出場していたMF小島の出場停止は痛いが、J1リーグ戦1stステージ終盤で見せた“組織的なまとまり”をベースに攻守を展開できれば勝機は十分にある。もちろん、若手の成長いが著しく、ベテラン勢ともうまく融合を図りながら組織力を高めている。
 
 また、今節で勝利、もしくは引き分けでも決勝トーナメント進出が決まるF東京は手強い相手だが、今季リーグ戦も含めて2度の対決で黒星を喫しているリベンジを果たすべく神戸の意地に期待を寄せたい。
 
以上

2004.07.16 Reported by 高村美砂
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