7月9日(金) KIRIN WORLD CHALLENGE キリンカップサッカー2004 -Go for 2006-
日本代表 vs スロバキア代表(19:20キックオフ/広島ビ)
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中国で行なわれるアジアカップを見据え、日本代表は「KIRIN WORLD CHALLENGE キリンカップサッカー2004 -Go for 2006-」でスロバキア、セルビア・モンテネグロと対戦する。
9日に行なわれる初戦の相手はスロバキア。チームを率いるガリス監督は今年1月に就任したばかり。招集メンバーも主力不在でU-21欧州選手権に出場した選手が中心と、組織としてでき上がっているチームではない。スロバキアにとって、この大会はW杯予選に向けた選手発掘の場である。ジーコ体制発足から2年と、長きに渡ってチーム作りを進めてきた日本代表はこの試合で内容・結果とも満足いくものを示さなければいけない、はずだった。
かねてからの構想では、この大会は日本にとって、これまで作り上げてきたチームの精度を高めるはずのものだったが、今では事情が変わってきている。その原因は主力の度重なる離脱。U-23代表のオーバーエイジ枠で小野(フェイエノールト)・高原(ハンブルガーSV)がキリンカップ、そしてアジアカップを欠場するのは当初から見込まれていたことだが、イングランド戦で稲本(フルハム)が左足の腓(ひ)骨骨折で全治3カ月の重傷、中田英(ボローニャ)はそ径部の故障が癒えず、さらにジーコ監督の頼みの綱であるエースの久保(横浜FM)までが右ひざの問題で招集辞退している。以前、この大会についてジーコ監督は、試すことは特になく、ベストメンバーで臨むとしていたが、それは難しくなってしまった。
ジーコ監督は構想どおりのメンバーで今大会で弾みを付け、アジアカップへ乗り込み、そしてW杯予選へとつなげていきたかったはずだ。すばらしい成果を見せた英国遠征の流れをそのまま持ち込みたかったが、願いどおりにはならなかった。だが、この状況が日本代表にとっては好機となる可能性がある。
チームとしての厚みが増すという点だ。ジーコ監督は最高のチームで絶えず勝利を目指し、チームを磨き上げていくことを志向する。故にスタメンは固定され、サブとの差は開く一方だ。ジーコ・ジャパンにとって、主力の離脱はピンチでもあり、選手の再発見の機会となるチャンスでもあるのだ。
「アピールするチャンスだと思う」。久々のスタメンとなる遠藤(G大阪)はこの状況を理解している。遠藤のバランス感覚は小野、稲本とは別の魅力があり、ボランチでコンビを組む福西(磐田)の1対1の強さ、高さは定位置をとるのに十分な力がある。ここで結果を出して、ジーコ監督の頭に好印象を植え付けておければ、日本代表にとっては選択の幅が広がり、アジアカップ、そしてW杯予選に向けて実りある収穫を手にすることになる。
スロバキア戦では、このふたりの奮起に期待したい。
2004.7.8 Reported by スポマガ WORLD SOCCER
以上
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