地元神戸の小学生、藤田恭平くん、島見太市くん、久下徹くんらによる 「夢があれば、辛いこと、悲しいことも乗り越えられるということを全国の皆さんからの善意から学びました」という夢宣言で幕開けした、1月18日の『阪神・淡路大震災復興NEWYEAR'S HYOGO DREAM SOCCER 2004』。兵庫県出身Jリーガーによる「DREAM HYOGO」対地元神戸のJリーグクラブ「ヴィッセル神戸」の一戦は、両チーム併せて5つのゴールシーンが見られる盛り上がりを見せた
前半、先制したのはヴィッセル神戸。28分にFW播戸竜二が放ったシュートを相手GKがこぼし、それMF薮田光教が詰めて先制。沈黙を破ると、迎えた50分にも途中出場のFW小島宏美が右足で2点目をゲット。点差を広げたが、「DREAM HYOGO」も負けておらず。即席で作られたチームながらも個人技を発揮する中で徐々にまとまりを見せる中、59分にMF内村圭宏(大分トリニータ)が、60分にFW林丈統(ジェフ市原)が立続けに豪快なゴールを決めて2-2。わずか数分の間に試合を振り出しに戻す勢いを見せた。だがそのまま引き分けるかと思われた88分。今季獲得した新戦力を含め、ベンチに座っていたメンバー全員を交代させながらもゲーム支配率を高めていた神戸は、右サイドDF土屋征夫からの浮き球にMF山口貴之が頭であわせ決勝点。「今季は最後の最後まで勝ちにこだわる試合を見せたい」と話していた土屋 の言葉通りの執念で、神戸が勝利をもぎとった。
「オフの途中にも関わらず両チームの選手が手を抜くことなく戦い、勝利への執念を見せてくれたことに感謝したい。両チームが挙げた5得点が、震災で苦しんだ人たちに対する何らかのメッセージになれば嬉しい」とは、この日監督としてベンチに座った三浦泰年チーム統括部長の言葉。確かに、パーフェクトには程遠いコンディションながら、大会の意味を理解し精一杯のプレーを見せた選手たちの姿は、サッカーファンにとって、また神戸市民にとって“夢”を運んでくれたはず。また、経営権譲渡で新チームに生まれ変わるヴィッセル神戸がその第一歩を勝利でスタートしたことも、試合後、場内を一周する選手たちにスタンドから送られ続けた惜しみない声援を聞け
ば、同じくだろう。だからこそ、出場した選手たちにはこの一戦のみなず、これから始まる2004シーズンの中で、その“夢”の続きを実現してもらいたい。
2004.1.19 Reported by 高村美砂
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