グループステージ第1戦 vsドイツ (日本時間 11月23日 午後10時 KICK OFF)

日本代表の初戦の相手はFIFAランキング11位のドイツ。ドイツはワールドカップ優勝経験のある強豪です。
前半はその強豪の力を見せつけられ、PKで失点。思う様なプレーが出来ないまま0-1で折り返します。
しかし、後半に入り日本はシステムを変更し、交代選手を次々と投入。攻勢に出ます。
すると、75分。堂安律選手がこぼれ球を押し込み試合を振り出しに戻します!
続く83分、浅野拓磨選手が相手の隙を逃さず裏へ抜け出すとそのままゴールまで持ち込み豪快にシュート!日本が逆転に成功!
その後はドイツの攻撃をGKの権田修一選手を中心に耐えしのぎ、格上とされるドイツに大金星を上げました!
この勝利は日本のみならず、世界中で話題になりました!

権田 修一 選手 (清水エスパルス)

ワールドカップ全4試合に先発フル出場!
海外クラブ所属選手も多いなか、権田選手はJリーグの清水エスパルスでプレーしています。
2022明治安田生命J1リーグでは、リーグトップとなる111セーブを記録しました!

堂安 律 選手 (SCフライブルク)

この試合の試合を振り出しに戻す貴重な得点を挙げた堂安律選手。
Jリーグではガンバ大阪に所属し、その頃から左足のシュートは強烈で、チームをプレーで牽引していました!

浅野 拓磨 選手 (VfLボーフム)

この試合決勝点を挙げた浅野選手は、Jリーグ時代、サンフレッチェ広島に所属していました!
広島では、現日本代表監督である森保一監督の下、得点を量産。
この決勝点はJリーグ時代から築き上げてきた信頼関係から生まれたゴールかもしれませんね♪
ゴールパフォーマンスは「ジャガーポーズ」としてファン・サポーターの間で広く知れ渡っています!

グループステージ第2戦 vsコスタリカ (日本時間 11月27日 午後7時 KICK OFF)

ドイツに勝利し、波に乗る日本。続く相手はFIFAランキング31位のコスタリカ。
この試合で日本は先発メンバーを大幅に変更するターンオーバーを採用し、フレッシュな選手を起用して試合に臨みました。

Jリーグから相馬勇紀選手、山根視来選手の2選手がワールドカップ初出場となりました!

相馬 勇紀 選手 (名古屋グランパス)

山根 視来 選手 (川崎フロンターレ)

前半、決定的なチャンスを作れず折り返すと、後半はドイツ戦でゴールを決めた浅野選手や、三笘薫選手等攻撃的な選手を投入し、再三チャンスを作ります。
しかし、相手GKのケイロル・ナバス選手を中心とした堅い守備を崩せず、逆に81分にコスタリカに先制ゴールを許し、苦しい展開に。
終盤、追いかける日本はゴールに迫るも得点を奪うことが出来ず、試合はそのまま終了。
第2戦を勝利を飾ることは出来ず、グループステージ突破は第3戦に懸けることとなりました。

グループステージ第3戦 vsスペイン (日本時間 12月2日 午前4時 KICK OFF)

第2戦で敗戦を喫した日本。決勝トーナメント進出に向けて負けられない第3戦の相手はFIFAランキング7位のスペイン。
スペインは歴史になぞらえて「無敵艦隊」と呼ばれ、2010年にはワールドカップ優勝を成し遂げている強豪です。
この試合は、Jリーグから谷口彰悟選手がワールドカップ初出場となりました!

谷口 彰悟 選手 (川崎フロンターレ)

強豪との試合で日本は苦戦を強いられます。前半12分にアルバロ・モラタ選手のヘディングシュートが入り失点。その後も上手く攻撃を仕掛けることが出来ず、0-1のまま前半を折り返します。
しかし後半、ドイツ戦同様にまたも交代選手からリズムができ始めます。
そして48分。途中から入った堂安律選手が強烈なミドルシュートを放ち同点!
その5分後の53分には、堂安選手の仕掛けからこちらも途中出場の三笘薫選手がラインぎりぎりでクロス。それに反応した田中碧選手が押し込み、逆転に成功します!
その後はスペインにボールを持たれる時間が長くなるものの、集中した守備でゴールを守り、またも格上相手のスペインに大金星をあげました!

これにより、日本は強豪ひしめくグループステージを1位で突破し、決勝トーナメント進出を果たしました!

田中 碧 選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ) & 三笘 薫 選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)

逆転ゴールを演出した田中碧選手と三笘薫選手は小学生の頃から同じサッカーチームに所属し、川崎フロンターレのユース、トップチームとステップアップを共にしてきました。
地元が神奈川県川崎市の鷺沼ということから、ファン・サポーターからは「鷺沼兄弟」とも呼ばれ、切磋琢磨してきた2選手。いつしか日の丸を背負い、スペインからゴールを奪うまでに成長しました!
まるで漫画のような感動的なエピソードですよね。
これまでも驚異的なスピードで成長してきた2選手でしたが、今後どのように飛躍していくのでしょうか?目が離せません!

ノックアウトステージラウンド16 vsクロアチア (日本時間12月6日 午前0時 KICK OFF)

勝てば日本サッカー史上初となるベスト8を目指す日本はノックアウトステージ1回戦でクロアチアと対戦。新たな歴史、時代を作る。新たな景色を見る。そう意気込んだ日本は、この日も全員でゴールを守り、目指します。
試合は一進一退の攻防が続く中、前半43分、前田大然選手がこぼれ球を押し込み、日本が先制します!前田大然選手はここまで驚異的なスピードと運動量でチームに貢献していましたが、この日は得点でも貢献し、チームに勢いをもたらします!

前田 大然 選手 (セルティックFC)

前田大然選手はJリーグ時代、松本山雅FC、水戸ホーリーホック、横浜F・マリノスに所属し、2021年には横浜FMでJリーグ得点王に輝きました!
Jリーグ時代から持ち前の快足とゴール前の嗅覚は健在でした!
しかし、喜びも束の間。
55分にイバン・ペリシッチのヘディングシュートが決まり、試合を振り出しに戻されます。
その後も両者譲らず試合は90分でも延長戦でも決着がつかず、勝負はPK戦へ。
PK戦の末、日本はクロアチアに敗戦。
目標のベスト8以上まであと一歩届かず、日本のワールドカップカタール大会はベスト16で幕を閉じました。

ありがとう SAMURAI BLUE

目標には届かなかったものの、日本は格上相手に勝利し、快進撃を見せました。そして、選手をはじめ、チーム一丸となって最後の最後まで戦い抜きました。この姿に感動した人も多いのではないでしょうか?


結果はあと一歩だったかもしれませんが、日本の挑戦はこれからも続いていきます。
これからも日本がひとつになって選手たちに声援を送り、選手たちがそれに応え、日本中がサッカーで盛り上がり、いつか日本サッカーが大きな成果を成し遂げる日が来ることを願いましょう。

そして、このワールドカップをきっかけにサッカーに興味を持った方々。日本代表の選手たちはJリーグで活躍していたり、Jリーグで育ち海外のチームで活躍していたりします。
また、Jリーグは全国各地にチームがあり、それぞれのチームに「色」や「味」があります。そんなJリーグをスタジアムで観戦してみてはいかがでしょうか?

これからもJリーグは日本サッカー発展のために邁進していきます。共にJリーグを盛り上げましょう!


改めてサッカー日本代表、SAMURAI BLUE、感動をありがとう!!