シャレン!(社会連携活動)とは?

おそらく皆さんの中には「Jリーグ」と言われた時に
スタジアムでのアツい試合をイメージされる方が多いと思います。

もちろんそうした一つ一つの試合で、選手やファン・サポーターの方々と一緒になって盛り上がるのも「Jリーグ」。

一方で他にもJリーグには、試合だけでない大きな役割を持っています。

そのひとつが「シャレン!(社会連携活動)」。

各クラブがそれぞれのホームタウンを中心とした地域において、
教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流などといった社会課題を
地域の人・企業や団体(営利・非営利問わず)・自治体・学校など連携して取り組む活動のことです。


Jリーグの村井満チェアマンも「シャレン!」についてこう述べています。
Jリーグを世の中に開き、笑顔あふれる豊かな地域社会へ
開幕25周年を迎えた2018年、Jリーグが世の中に発信したメッセージは「Jリーグをつかおう!」でした。
周年記念のイベントは盛大なパーティではなく、地域の活動に参加したいと考える人、学生、選手OB、企業人、クラブ関係者など、実に多彩な約300人が知恵を出し合い、「Jリーグをつかって」何ができるかを考えるワークショップを開催しました。
これが社会にJリーグを世の中に開いていく第一歩となりました。
地域に根差したホームタウン活動を行うJクラブは、地域とのつながりをさらに深め、その思いを共有できる仲間とともに、共通の課題を解決し、地域の笑顔を増やすための活動=「シャレン!」に取り組んでいます。
事例共有やノウハウの蓄積が進むと共に、アクションの質が高まり、さらなる加速と広がりをみせてくれることでしょう。

Jリーグシャレン!アウォーズ

「Jリーグシャレン!アウォーズ」とは、
Jリーグ全57クラブのホームタウン・社会連携(シャレン!)活動の中から、特に社会に広く共有したい活動を表彰するもの。

昨年スタートし、今年で2回目の開催。

クラブが取り組んでいる地域課題や社会課題の解決に向けた活動や、多くの協働者との連携、発信力や繋ぐ力など、積極的に活動しているクラブを表彰。


「Jリーグシャレン!アウォーズ」の特徴の1つに、一般投票が実施されることがあります。

一般投票は最終選考の参考になっています。

2021Jリーグシャレン!アウォーズにて各賞を受賞したクラブと、その活動内容を以下に紹介!

【地域を応援】ホームタウン テイクアウトマップ(横浜F・マリノス)

ソーシャルチャレンジャー賞を受賞したのは、横浜F・マリノス。

行った活動は「【地域を応援】ホームタウン テイクアウトマップ」

ホームタウンである横浜市・横須賀市・大和市を中心に600を越えるテイクアウト・デリバリー可能なお店の情報をまとめたマップを公開。

新型コロナウイルスの影響で外出が制限されている地域を繋ぐ目的で作成されました。

守れ、ニイガタのいのち。自殺予防のための啓発活動(アルビレックス新潟)

同じくソーシャルチャレンジャー賞を受賞したのは、アルビレックス新潟。

アルビレックス新潟は新潟県自殺対策強化月間における啓発活動を実施。

ホームタウンである新潟駅発着のJR車両内(上越線、信越線、白新線、羽越線、越後線、弥彦線)に選手を起用したポスターを掲示。

ゴールキーパー(GK)の選手を起用し、
「自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことである”ゲートキーパー(GK)”と掛け合わせています。

福島県産品PR・販路拡大事業(福島ユナイテッドFC)

パブリック賞を受賞したのは、福島ユナイテッドFC。

福島ユナイテッドFCが行ったのは、なんと農作業!!

選手やスタッフが福島の農作物を農家の皆さんと生育作業から収穫まで携わり、福島県産の農作物をPR。

さらに県外でのマルシェ出店をはじめとしたイベント等にも積極的に出店する試みも実施。

そうした活動は、クラブとして「農業部」を立ち上げて行なっているそう!

シェアサイクル事業PULCLE(パルクル)(清水エスパルス)

清水エスパルスは、
静岡市の「静岡市自転車活用推進計画」のもと、シェアサイクル事業を官民連携で実施。

シェアサイクル事業によって、CO2 削減や健康増進といった地域課題の解決に取り組んでいきました。

地域のガキ大将づくり『復活!公園遊び』(ガイナーレ鳥取)

メディア賞を受賞したのは、ガイナーレ鳥取。

ガイナーレ鳥取が行ったのは、「公園遊び」!!!

公園で思いっきり体を動かすことを通して
選手が子供たちに「遊び」や「スポーツ」の楽しさを伝えていく活動。

選手やスタッフが「ガキ大将のお兄ちゃん」となり、昔懐かしい遊びや身体を使った様々な遊びを子供たちと行い、たくさんの笑顔を作っています!

他にも個性的な活動をしているクラブも・・・

鹿島アントラーズ

鹿島アントラーズは、
鹿嶋市内の小学校5校で実践的プログラミング教育を実施。

小学生の「自ら考える力」「創造する力」を育むことを目的としています。

レノファ山口FC

レノファ山口FCは、
ホームタウンである山口県が直面する、人口急減・超高齢社会といった大きな課題に向き合い、
山口県内19市町に在住の方々から、「人生において、どうやって苦境に向き合い、乗り越えていったらよいか?」という問いに対してのメッセージを横断幕に記入いただく取り組みを実施。

アイデアを募集中!

シャレン!(社会連携活動)は、クラブとファン・サポーターの皆様と一緒に取り組む事業です!

健康、子育て、生活、、ダイバーシティ、働き方、まちづくりなど・・・
こんな地域の課題がある!Jリーグ・クラブと共に取り組んでいきたい!といった、
皆様からのアイデアを募集しています◎

「自分たちの街をよりよくしていきたい」

その思いさえあれば大丈夫です。

ご応募はいつでも募集しています!

Jリーグをつかおう!

Jリーグが開幕して28年が経ちました。

これまで変わらずJリーグクラブは地域と共にあり続けています。

大切なホームタウンのため、共通の課題を解決し、よりよい街にしていくための活動が「シャレン!」

笑顔溢れる社会に向けて、ぜひ”Jリーグを使って”ください!