栄光と挫折、そして古巣への愛!宇佐美選手の27年間

天才少年、誕生!!【幼少期】

宇佐美 貴史(うさみ たかし)選手は、1992年5月6日生まれの現在27歳。

出身は京都府長岡京市です。

男三人兄弟の末っ子として生まれた宇佐美選手は、
2人の兄の影響を受け、早くからボールを蹴って育った
生粋の『サッカー小僧』!

小学生の頃からその才能が爆発。
相手は手も足も出ず、宇佐美少年はゴールを連発!
天才少年としてその名を轟かせました☆

史上最高傑作☆【ガンバ大阪アカデミー】

2005年、ガンバ大阪ジュニアユースに加入。

そこでも圧巻の活躍を見せた宇佐美選手は2007年、
中学3年生にしてG大阪ユース(高校生年代)に飛び級で昇格!
なんとレギュラーに定着し、同年の第31回日本クラブユースサッカー選手権大会優勝に貢献しました☆
高校1年生の頃には背番号10を背負い、チームの絶対的エースとして君臨。

G大阪アカデミーの『史上最高傑作』はその非凡な能力を評価され、
2009年にクラブ史上初となる“高校2年生でトップチーム昇格”という快挙を成し遂げました!!

天才の輝かしい第一歩【ガンバ大阪】

G大阪のトップチームの一員となった宇佐美選手は、
2009年5月20日、AFCアジアチャンピオンズリーグのFCソウル戦でスタメン出場。

当時の年齢は17歳14日!
G大阪史上最年少デビューを記録しました。

デビューだけにとどまらず、
その試合で公式戦初ゴールも記録!

同年5月24日の鹿島アントラーズ戦でリーグ戦初出場も果たし、
華々しいプロキャリアのスタートを飾りました♪
その後はプロの壁にぶつかり、なかなか出場機会を得られずにいましたが、
2010年4月10日の大宮アルディージャ戦でのスタメン出場を皮切りにブレイク!

リーグ戦初ゴールを含むシーズン7得点を決める活躍を見せ、
日本代表経験者がひしめくG大阪でその存在感を遺憾なく発揮!

同年の『Jリーグベストヤングプレーヤー賞』を受賞しました☆
そして2011年、世界的ビッグクラブのバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)への移籍が決定。

10代にして世界への扉を開き、誰もがその将来に期待を寄せました!!

世界の壁【1回目のドイツ移籍】

2011年夏にバイエルンに加入すると、早速リーグ戦でデビューを果たし、
秋にはカップ戦で公式戦初ゴールを記録。

さらに、欧州No.1を決める世界最高峰の大会・UEFAチャンピオンズリーグに日本人最年少で出場!
クラブは決勝戦に進出し、宇佐美選手も日本人初となる決勝でのベンチ入りを果たしました。

しかし、1シーズン限りでバイエルンを退団、
翌シーズンは同じくドイツのTSG1899ホッフェンハイムへ移籍しましたが、そこでも出場機会に恵まれず、
2013年5月31日、G大阪への復帰が発表されました。
「こんにちは。2年ぶりにガンバに復帰することになって、自分自身、もう一度ガンバでプレーすることに喜びを感じていますし、ベストを尽くしてガンバのためにやりたいと思います。」


Q 改めてガンバに帰ってきての今の心境は?

「やっぱり自分が育ったチームでもありますし、小さいときからファンとして育ったチームでもあるので、やっぱりガンバでやることは自分にとっては大きなことですし、今日も平日の朝にもかかわらず、たくさんのお客さんが来てくれてすごいありがたいなと思いますし、もう一回ガンバで出来ることが本当に幸せだなと感じています。」

より逞しく!【ガンバ大阪復帰】

当時J2だったG大阪の『救世主』として復帰すると、
復帰初戦となった7月20日のヴィッセル神戸戦でいきなり2ゴールの活躍!

その後もペースを落とすことなくゴールを重ね、
18試合で19ゴールという驚異的な得点力でG大阪のJ2優勝&J1昇格に貢献しました☆
2014年はシーズン開幕前の負傷により離脱を余儀なくされましたが、
復帰後はコンスタントにゴールを重ねチームを引っ張る活躍!

最終的には公式戦合計で21得点を記録し、G大阪の国内三冠(※)の立役者に!
Jリーグベストイレブンのも選出され、充実の1年となりました♪

※国内三冠・・・J1、Jリーグヤマザキナビスコカップ(現・JリーグYBCルヴァンカップ)、天皇杯の3つの大会を全て制覇すること。J1昇格初年度の三冠は史上初の快挙でした!
2015年も自己最多記録となるシーズン19ゴールを決め、
2年連続でベストイレブンを受賞!

名実ともに日本を代表する選手となった宇佐美選手は
2016年6月20日、FCアウクスブルク(ドイツ)への完全移籍を発表。
2度目の海外移籍を果たしました!
Q「19歳でドイツに挑戦をして、常々ヨーロッパにもう一度挑戦したいとおっしゃっていたと思いますが、今回の挑戦は完全移籍ということもありまして、覚悟もあるかと思いますが、自分のサッカー人生においてどんな意味合いを持つ挑戦でしょうか。」

宇佐美選手「本当に自分自身今までで生きてきた中で、一番の挑戦、バイエルンに行ったときもそうですけど、経験をしにいったという感覚のほうが、挑戦なんですけれど大きかったですし。今回は本当に完全移籍ということもあるので、人生をかけた挑戦、再挑戦ですね。人生をかけた再挑戦という意味合いが大きいと思っていますし、その中で失うものも大きいとは思いますけれど、得るものも爆発的な量があって、その得るものの中で、自分自身爆発的に成長できるかそうでないかは自分自身にかかっていると思うので、だからこそ魅力を感じます。」

もがき苦しみ、さらなる成長へ【2回目のドイツ移籍】

アウクスブルク移籍1年目となった2016-17シーズンは開幕戦で途中出場しましたが、
最終的には11試合0ゴールという結果に。

出場機会を求め、翌シーズンはドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフに移籍。
シーズン後半に調子を上げ、クラブの2部リーグ優勝に貢献!

その活躍が評価され、2018FIFAワールドカップの日本代表メンバーに選出されました☆
2018-19シーズンもデュッセルドルフでプレーし、リーグ戦19試合に出場。
しかし、本来のパフォーマンスを発揮するには至りませんでした。

そして先日、宇佐美選手とクラブの想いが合致し、再びG大阪に復帰することが発表されました!
Q.「3年ぶりのガンバ復帰ということで、今回の復帰の1番の決め手になったことを教えてください。」

宇佐美選手「ガンバの状況と、僕自身の状況が、良くも悪くもリンクしている現状があって、やっぱり僕自身もドイツでは昨シーズン後半戦は試合にまったく出れなかったですし、僕自身は沈んでいた状況ですし、ガンバも今、いるべき順位じゃない場所に居て、僕のそういう気持ちとガンバ側からの熱意と、あとサポーター達からの声っていうのもSNSを通してだったりとか、直接もそうですし、すごくやっぱり必要とされているんだなというのを強く感じたので、あと自分が移籍した時のことを考えても、今戻ってチームの力になれるというイメージがすごく湧いたことが1番大きな要因です。」


Q.「ドイツの話もちょっと出ましたが、今回2度目の挑戦ということでしたが、ドイツで1番学んだこと、成長したことがあれば教えてください。」

宇佐美選手「どうですかね。成長した部分というのは自分で言うことではないので、プレーを見て成長したなと感じてくれる人がどれだけいるのか、またはまったく成長していないなと感じる人もいるかもしれませんし、ただ2度目も個人的にはダメだったという印象が、清々しいくらい自分の中にあって、もちろんネガティブになること、自信を失いかけるようなこともたくさんありましたし、僕のサッカー人生の中で、酸いも甘いもというか、ガンバで最初にドイツに行く道を掴んで、ドイツでダメで、また帰ってきて。ガンバとまた共に成長して、2度目の切符を掴んでまたダメだったということは、僕のサッカー人生の中で綺麗事に聞こえるかもしれないですが、幸せなことだと思いますし、大事なのはこれを今後のサッカー人生だとか、今所属させてもらってるガンバにどれだけ還元できるどうかが大事なので、今はポジティブな気持ちですね。」

華麗なるスーパープレーをご覧あれ☆

宇佐美選手のスーパープレーTOP10!!

あなたのお気に入りのプレーは?

家族想いな一面♡

休日は家族とお出かけ♪

2011年に結婚した宇佐美選手は2児のパパ!
自身のInstagramには、2人の娘さんの写真もたくさん投稿されています♡

いよいよJリーグの舞台に帰ってくる!!

「強いガンバをサポーターに見せたい」という決意を持ち、
古巣へと帰ってきた宇佐美選手。

Jリーグ復帰初戦は、
最短で7月20日(土)の名古屋グランパス戦の予定!

またJリーグで宇佐美選手のプレーを見られるのが
今から楽しみですね♪