コラム
2015/2/16(火)15:44
広島とG大阪の特徴を昨シーズンのデータで振り返る
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2016シーズンの幕開けとなるFUJI XEROX SUPER CUP。この舞台に立つサンフレッチェ広島とガンバ大阪の特徴を昨シーズンのデータから振り返る。
■先制点
広島は先制した試合での勝率が最も高いチーム。相手に先制をされても40%以上で勝ち試合に持っていける力も兼ね備えている。今シーズンの不安要素は昨シーズン得点ランキング2位となる21点を挙げ、先制点も多かったドウグラスが抜けたことか。
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広島の攻撃面での特徴の一つが低い位置で奪ってからのロングカウンターだ。ディフェンシブサードでボールを奪った後に15秒未満でゴールに至った回数は他のチームより圧倒的に多い13点。広島がリードを奪うとこの傾向が顕著になるため、G大阪としては先制点を奪って相手に得意な状況にさせないことが重要となる。Jリーグでの直接対決4試合(リーグ戦、チャンピオンシップ)でG大阪が奪った4ゴールのうち、セットプレーが3点を占めていることから、セットプレーが鍵となる可能性も。
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■宇佐美&パトリック
宇佐美 貴史とパトリックがゴールとアシストの関係となって奪ったゴールは合わせて8点で、この数字はリーグトップである。極端に片方の選手のアシストが多いなど偏りがないことから、ゴールパターンが多彩であることが読み取れる。
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■アタッカー陣
今シーズン移籍加入した選手も含めて両チームのアタッカー陣のスタッツを紹介。
広島は清水エスパルスからピーター ウタカが加入。彼のシュート枠内率は高く、清水では多くの決定機に絡んでいた。ドウグラスと比較するとドリブルの多さに特徴があり、守備面ではタックルが少なく、走行距離は90分換算で2km近く短い数字となっている。彼が広島のサッカーに適応するか注目したい。
アデミウソンは得点こそ8点止まりだったが他のスタッツは平均して高いマルチなプレーヤー。ディフェンスもこなしながらテクニカルなプレーで周りと連動して崩すスタイルが持ち味。個性豊かな攻撃陣のアクセントとなり、広島の堅守を崩せるか。
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※データはすべて2015シーズンのデータ