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コラム

Jリーグ副理事長 原博実の超現場日記

2019/4/2 08:58

【原博実の超現場日記2019/第9回】雨中の一戦は、育成上手の徳島が新潟を沈める。21歳の岸本武流が決勝点!

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Jリーグの原博実副理事長がスタジアムや視察先で見たもの、感じたことを率直な言葉で綴る『超現場日記』。3月30日には、明治安田生命J 2リーグ第6節、徳島ヴォルティスvsアルビレックス新潟を視察するため、鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムを訪れた。

 

■まずは、徳島ラーメン

試合の前に、スタジアムの目の前にあるお店「上手かもん」で「牛たまラーメン」をいただく。ちなみに前回は「柚子みそラーメン」をいただいた。一般的な徳島ラーメンほど濃くなく、あっさりで美味しいので、皆さんもポカリスエットスタジアムに行った時にはぜひ!

第5節終了時点で17位の徳島ヴォルティスと8位のアルビレックス新潟との一戦だ。スタジアム前で新潟の是永大輔社長(写真中央)と会った。新潟サポーターと一緒にパチリ。

ポツポツ雨が降って来たが新潟サポーターもたくさん来ている。自家用車で休みながら9時間、バスは10時間かかったそうだ。みなさん元気。そしてありがとう。

 

スタジアムグルメの列。新潟サポーターの人気はやはり徳島ラーメンのよう。スタジアム目の前の「上手かもん」も美味しいですよ~。

徳島サポーターとも写真撮影。「『ジャッジリプレイ』と『JリーグTV』見てますよ〜」と声をかけられる。

遠く徳島まで駆け付けた新潟サポーター。迎えるホームの徳島サポーター。ともに雨にもかかわらず、熱心に応援する。

 

■徳島を契機にステップアップした選手たち

徳島ヴォルティスの特徴と言えば、「選手育成」と言えるだろう。

ここ数年だけでも、渡大生(16年・17年徳島→サンフレッチェ広島)、馬渡和彰(18年徳島→広島→川崎フロンターレ)、大﨑玲央 (17・18年徳島→ヴィッセル神戸)、山﨑凌吾(16~18年徳島→湘南ベルマーレ)、広瀬陸斗(15~18年徳島→横浜F・マリノス)。

これだけの選手が徳島で成長してステップアップ、現在はJ1リーグで活躍している。しかも昨年は、シーズン途中に山﨑と大﨑が移籍したが、J1参入プレーオフ争いに絡むなどチームも常に一定の競争力を保っている。

選手を育てる、成長させるという哲学が徳島ヴォルティスに生まれつつある。この根底には、岸田一宏社長、岡田明彦強化部長の方向性があり、これがうまく機能しているように見える。2014年にJ1に昇格したが、わずか1年で降格。しかし、2015年に就任した岸田社長のもと、将来を見据えたクラブの哲学、フィロソフィーをあらためて設定し、それが今しっかり築かれつつあると感じる。

 

■成長著しい両チームの若手たち

試合は22分に徳島のMF岸本武流が決めた得点を守り切り、ホーム・徳島が勝利を収めた。

ではハイライトをどうぞ。
https://youtu.be/0HXPsbAKk9Q

 

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